
日本代表は現地時間17日、FIFAワールドカップ2026・グループF第2節のチュニジア代表戦に向け、チームベースキャンプ地のナッシュビルで練習を行った。
日本代表のトレーニングはオフだったものの、取材対応前日の16日は、MF堂安律(フランクフルト/ドイツ)にとって28歳の誕生日だった。家族と会う時間も設けられたというが、「祝うのは大会が終わってからにしてほしい」と伝えたのだという。FIFAワールドカップ2026の真っ只中にあり、「気を張っている部分もあれば、考えることも多いので」と堂安。「こんなに実感のない誕生日も稀ですね」と口にした。
現在、チームには新たな負傷者が発生。現地時間14日に行われたオランダ代表戦にスタメン出場しながら、75分に途中交代したMF久保建英(レアル・ソシエダ)について、左ひざの負傷が公表された。大会前にはMF三笘薫(ブライトン/イングランド)やFW南野拓実(モナコ/フランス)らがケガに見舞われており、シャドーは特にケガ人の影響を感じるポジション。だが、堂安は「トラブルとネガティブには言いたくない。こういう事態が起きるのもワールドカップの一つだと思っています」と、堂々と“らしい”言葉を発する。
これらの言葉は、決して根拠のない強がりではない。なぜなら、MF伊東純也(ゲンク/ベルギー)、MF鎌田大地(クリスタル・パレス/イングランド)、MF中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)ら、別のポジションで起用されている選手もシャドーとして計算可能で、状況によってはFW小川航基(NEC/オランダ)らを筆頭とした“ストライカータイプ”の2トップも考慮に入れられるからだ。
堂安は「タケのアイデアが欠けるのは痛さも感じる」と認めつつ、「逆に言うと、タケにはないスピードであったりを他の選手で補うことはできる。痛いのはもちろん痛いですけど、チームとしてあまりネガティブに考えてはいない」と説明。自らは、オランダ代表戦で起用された右ウイングバックだろうと、2シャドーの一角だろうと、“良さ”を出すことを考えている。
「どこ出ても、僕はゴールを狙っています。ウイングバックだから点がなかったと言い訳するつもりも全くないです。ウイングバックでも点を取れると思ってますし、それはシャドーでもそうです。自分の良さは得点だと思ってるんで、間違いなく点を取る時間が来ると思います」
もちろん、長らく日本代表で共に戦った久保への想いは強い。「幸い離脱せずに、チームと可能性を探りながら、こうやって一緒に戦える」と言葉を発した堂安は、「僕たちが彼のためのステージを用意できる。必死に戦って、彼がまた(W杯の)ピッチに戻ってこられるようにしたい」と、久保に“帰る場所”を残す意味でも、全力で戦うことを誓った。
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