試合会場へのボトルの持ち込みが禁止となった[写真]=Getty Images

 11日に開幕が迫っているFIFAワールドカップ2026。開幕を1週間後に控えた中、FIFA(国際サッカー連盟)が驚きの規則変更を発表した。イギリスメディア『BBC』などが伝えている。

 史上初となるアメリカ・カナダ・メキシコの3カ国共催で行われる今大会。史上最多48カ国が出場する中、大きなルール変更などが決定している。

 そんな中、ピッチ外での行動に関して突如として規則が変更されることに。これまで「容量が1リットルまでの空の透明な再利用可能なプラスチックボトルはスタジアムに持ち込むことができる」とアナウンスされていたが、安全上の懸念から突如として持ち込みが禁止されることに。現地で観戦するファン・サポーターは飲み物を持ち込めないこととなった。

 これまでもビン、カンは禁止されていたが、今回はボトルも持ち込み禁止に。ファンがピッチに投げつけることによる負傷のリスクを軽減するためとのこと。「FIFAは、すべての選手、審判、ファン、ボランティア、スタッフの健康と安全を守ることに尽力しています」と声明を発表している。

 なお、ファン・サポーターはスタジアム内で水を購入することとなり、FIFAは通常の会場価格を超える料金は請求しないと約束。高額での販売にはならないようだ。

 また、今大会に向けてFIFAは暑さ対策をおこなってきたが、一部の科学者から「不十分」であるとの指摘があったとのこと。16会場のうち、14会場で気温が危険レベルを超える見込みでもあるという。FIFAは「スタジアムへ向かうファンの暑さ対策として、各開催都市委員会および地方自治体と緊密に連携しており、スタジアム周辺にミスト噴霧器、扇風機、給水所、冷却テントなどを設置するなどの対策を講じています」と発表している。

 2022年のカタール大会もボトルのスタジアムへの持ち込みは禁じられていたが、今回は環境面が大きく異なるだけに、ファン・サポーターにとっては驚きの決定となった。加えて、今大会は法外なチケット価格や、高騰している交通費がファン・サポーターの首を絞めており、多くの苦情が寄せられていた中での変更ということもあり、水を販売するということでの金儲けの手段だと揶揄する意見も噴出している。