学校行事や校外活動は、子どもたちにとって大切な思い出の場ですが、同時に普段とは異なる環境での活動ゆえに、思わぬ事故やトラブルと隣り合わせな側面もあります。今年は特に学校行事での事故報道が目立っていますが、実際にはどのような場面で危険を感じるケースが多いのでしょうか。

今回は、マイナビニュース会員310名を対象に実施した「学校行事・校外活動での『怖い』『危ない』体験に関するアンケート」の結果から、学校行事の最中に危険を感じやすい場面の傾向についてご紹介します。

  • 学校行事における危険を感じやすい場面

    学校行事における危険を感じやすい場面

危険を感じやすい場面、上位は「運動会」や「修学旅行」

  • 学校行事や校外活動において、これまでに事故・トラブルや危険を感じた場面

    学校行事や校外活動において、これまでに事故・トラブルや危険を感じた場面

学校行事や校外活動において、これまでに事故・トラブルや危険を感じた場面を調査しました。

「危険を感じたことがある」と回答した人に具体的な場面を聞くと、最も多かったのは「運動会・体育祭」(21.5%)となりました。次いで「修学旅行」(17.2%)、「遠足・校外学習」(16.6%)、「部活動の遠征・合宿」(12.9%)、「林間学校・自然教室・宿泊学習」(10.4%)と続いています。

運動会のように激しく体を動かす行事や、修学旅行や遠足といった宿泊・外出を伴う特別な行事において、何らかのトラブルが発生しやすい傾向があるようです。

接触や熱中症のリスクが隣り合わせの「運動会・体育祭」

最も回答の多かった運動会や体育祭では、競技中の接触や転倒によるケガ、また熱中症に関するエピソードが多く寄せられました。

・運動会で騎馬戦に参加した際、騎馬が崩れて、頭を地面に打ちつけた。(50代/男性)

・体育祭で子どものクラスメイトが転けて肋骨を骨折した。(50代/女性)

・組体操をしていた頂上にいた生徒が落下して腕の骨を折るケガをした。(50代/男性)

・運動会の棒倒しで、倒れた棒が身体に接触した。(60代/男性)

・運動会で演技の旗が顔にあたりメガネが壊れた。(40代/女性)

・10月初旬開催の体育祭で、数十人の生徒が熱中症で倒れ救急搬送された。(50代/男性)

慣れない土地での迷子や移動中の事故に冷や汗をかく「校外学習」

修学旅行や遠足といった外出を伴う行事では、慣れない土地での迷子や、宿泊先での想定外のトラブルが目立ちます。

・林間学校で生徒が迷子になってしまい、大騒動になった。(50代/男性)

・校外学習のトイレ休憩で、サービスエリアに一人取り残された友人がいた。発車寸前に気づき、無事セーフだった。(60代/男性)

・遠足で自由行動の時に、森の生態を観察しようとして山中に入ったら、帰りの道で迷って一時途方に暮れた。(70代/男性)

・高校の修学旅行、青森で山の散策中に野生の鹿が草むらから出現した。(40代/女性)

・同級生が修学旅行先のスキー場の風呂場で転んで頭を切った。(50代/男性)

・バス移動中、玉突き事故に遭った。(50代/男性)

・修学旅行の際に乗っていたローカル線列車が、乗客数オーバーのため列車が脱線した。(40代/女性)

競技中のケガから遠征先でのトラブルまで。気が抜けない「部活動」

部活動においても、遠征先や合宿など、普段の練習場所とは異なる環境下でヒヤリとする場面があるようです。

・部活動の野球部に入部していて練習中にボールが目に当たって失明になるところだった。(50代/男性)

・部活動の剣道で「つき」の技がはずれ、のどに損傷を負うところだった。(70代/男性)

・部活動の引率をしていた時、横断歩道で車が突っ込んできて、ヒヤッとしたことがある。(70代/男性)

・中学の部活合宿の移動で夜行列車で移動中に車両故障が起きて8時間車内で過ごした。(60代/男性)

・息子の野球の練習試合で千葉県から神奈川県に遠征したが、こちらのバスに後続車が追突。比較的軽い衝突だったのでバスの後部バンパーが多少へこんだ程度で大ごとにならず助かったことがある。(70代/男性)

「非日常」だからこそ問われる事前の備え

今回の調査では、運動会や外出を伴う行事など、いつもとは違う環境下で予想外のトラブルが起きやすい実態が浮き彫りとなりました。

部活動や運動会など、活発に体を動かす場面においてケガはつきものという側面もありますが、アンケートではそれらを不安視する声も大きく寄せられています。学校行事という貴重な体験を安全に守るために、どのような対策や体制が必要なのか、改めて注目が集まっています。

学校行事・校外活動で「怖い」「危ない」と感じた経験に関するアンケート
調査時期:2026年5月12日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:310名
調査方法: インターネットログイン式アンケート