ラクスは、2026年5月11日、業務にて営業メールをきっかけに商談経験がある人を対象とした「営業メールの受信実態と『商談化』の分岐点」に関する調査結果を発表した。本調査は2026年2月25日〜27日の期間、503人を対象にインターネット調査にて実施された。
件名で「気になる」表現のトップは「具体的なメリット・効果」
営業メールの件名に入っていたら気になる単語・フレーズを尋ねたところ、「具体的なメリット・効果(コスト削減・業務効率化など)」が39.8%で最多となった。次いで「具体的な導入事例・数値実績(売上〇%アップ・〇社導入など)」が25.8%、「業界特有の課題・キーワード(2024年問題・法改正など)」が23.3%と続いている。
上位項目はすべて具体性と自社との関連性に集約されており、「無料トライアル」などの特典訴求は12.7%にとどまった。受信者は件名にお得感ではなく、自分ごと化できる具体的な情報を求めていることがわかる。
開封後の商談意欲は「すぐ使える情報」と「解像度の高い提案」で決まる
開封後、商談をしてみたいと思うメールの特徴は「すぐに役立つ業務ノウハウや資料(比較資料・調査データ等)がある」が31.6%でトップとなった。次いで「自社の課題や状況に合わせて内容がカスタマイズされている」が27.4%、「同業他社の具体的な導入事例や数値的成果が示されている」が26.4%となっている。
商談経験者は、今の業務に直結する実用性の高い情報や、自社の状況に対する解像度の高い提案を基準に判断している。なかでも役立つ資料の提供が最多であることから、実利的なコンテンツが商談獲得の強力なフックになると言える。
「完全無料」「至急」などの表現は3割超がスルー
読まれない営業メールの特徴を尋ねたところ、「無料や特典を強調しすぎる表現(完全無料・無料招待など)」が31.8%でトップとなった。また、「過去のやり取りを装う紛らわしい表現(Re:・前回の件など)」が28.4%、「過度に緊急性・重要性を煽る表現(至急・重要など)」が27.2%と続く結果になった。
目立たせようとするあまり多用される常套句や煽り表現は、かえって不信感を抱かせ逆効果になる実態が浮き彫りになった。特に多くの情報に触れる層ほど、開封目的の詐称手法には敏感に反応し、拒否感を示している。
商談機会を最も遠ざけるのは「的外れな提案」
開封後に商談したいと思わないメールの特徴は、「自社の業界や抱えている課題と関係のない提案である」が30.4%で最多。次いで「メール本文が長く、何を売りたいのか要点がわかりにくい」が29.0%、「具体的な数字や根拠が欠けている」および「定型文の一斉送信だとわかる」がいずれも25.5%となった。
自社にマッチしない提案や冗長な文章は、読み手の興味を急速に失わせる。本文においては誰に何をどのような根拠で伝えているかを簡潔にまとめ、貴社に向けた提案であるという姿勢を示すことが必須条件と言える。
「好まれる営業メール」を設計する3つの要素
今回の調査により、商談化のカギは件名の具体性と本文のパーソナライズにあることが判明した。
・件名の具体性:「コスト削減」などの具体的なメリットや数値を入れる。誇張や煽り表現は避ける。
・実利の先出し:業界や課題に関連したノウハウ資料など、今すぐ使える情報を提示する。
・自分ごと感:テンプレートの一斉送信を避け、一文でもパーソナライズを意識する。
楽楽メールマーケティングについて
本調査を実施したラクスは、導入実績10,000社超のマーケティングツール「楽楽メールマーケティング」(旧名称:配配メール)を提供している。専門スタッフによる伴走型支援や、ターゲットに合わせた自動配信機能、Web来訪通知、日程調整機能などを備え、企業の営業成果最大化を支援している。



