レアンドロ・トロサール

 プレミアリーグ第36節が10日に行われ、ウェストハムとアーセナルが対戦した。

 残留争いの真っ只中に身を置く18位のウェストハムは、残留圏内のトッテナム・ホットスパーまで勝ち点1差。勝ち点の上積みを目指し、5バックで今回の一戦に臨む。一方、熾烈な優勝争いを演じている首位のアーセナルは、3試合連続で同じ先発メンバーを送り出した。

 立ち上がりはアーセナルが押し込む展開が続き、セットプレーなどから好機を作り出していく。9分には左CKの流れからレアンドロ・トロサールが立て続けにヘディングシュートを放つも、GKの好守とポストに阻まれてゴールとはならない。その後もウェストハムの粘り強い守りの前に得点を奪えずに時間は経過した。

 するとアクシデントがアーセナルを襲う。ボールを奪い合う展開の中でベン・ホワイトがヒザを痛めて負傷交代。デクラン・ライスが右サイドバックに回り、中盤にマルティン・スビメンディを投入した。序盤の劣勢を耐えたウェストハムも徐々にボールを持てるようになると、45分にはカウンターからバレンティン・カステジャーノスがヘディングシュートを放つが、これはGKダビド・ラヤに阻まれる。

 アーセナルは後半からクリスティアン・モスケラを入れてライスのポジションを戻すが、思うような形を作れない。67分にはマルティン・ウーデゴーアとカイ・ハヴァーツを送り出すも、78分にはウェストハムのマテウス・フェルナンデスがワンツーでボックス内に侵入。GKとの一対一を迎えたが、GKラヤに攻守に救われる。

 ウェストハムが千載一遇のチャンスを逃すと83分、今度はウーデゴーアがボックス内へと侵入し、マイナスのパスを待ち構えていたトロサールが右足でシュート。DFに当たったボールはゴール右隅に決まり、アーセナルが試合の均衡を崩した。

 しかし試合はそのまま終わらない。後半アディショナルタイムにカラム・ウィルソンの得点機をGKラヤが防ぐと、そのプレーで得たCKの流れから、ボックス中央に溢れたボールをウィルソンが右足で一閃。これがゴールラインを割ってウェストハムが土壇場で追いついたかに思えた。しかし、VARが介入してオン・フィールド・レビューとなると、GKラヤに対するファウルがとられてノーゴールに。

 最終的には0-1のまま終了となり、アーセナルは勝ち点3を加えて2位マンチェスター・シティとの勝ち点差「5」を維持することに成功。一方のウェストハムは消化試合が1つ少ないトッテナムとの差を詰めることができず、残留に黄信号が点っている。そのウェストハムは次節、敵地でニューカッスルと対戦。一方のアーセナルはホームにバーンリーを迎える。

【スコア】
ウェストハム 0-1 アーセナル

【得点者】
0-1 83分 レアンドロ・トロサール(アーセナル)

【動画】劇的AT弾→VAR→取り消しで明暗