
元フェラーリのF1ドライバー、フェリペ・マッサが所有していたラ フェラーリが、RMサザビーズの「Sealed」オークションに登場している。
【画像】走行距離は4000km未満。新車でマッサに届けられた特別なラ フェラーリ(写真30点)
マッサは2006年にスクーデリア・フェラーリに加入し、ミハエル・シューマッハやキミ・ライコネン、フェルナンド・アロンソのチームメイトとして2013年シーズンまでレギュラードライバーとして活躍した。2013年のジュネーヴ・モーターショーで発表され、世界で499台が限定生産(のちにチャリティーのために特別な500台目が追加生産)されたラ フェラーリの開発には、当時スクデーリア・フェラーリに在籍していたアロンソとマッサの意見が反映されている。
今回オークションに出品されているラ フェラーリは、2014年にマッサに納車されたもので、ブラックを基調としたカラーで仕上げられたものだ。マッサが選んだボディカラーはネロ(DS 1250)、インテリアはネラ・アルカンターラ、そしてホイールにはアトリエオプションのFXX-Kを選択した。フロントスプリッター、サイドスカート、バックミラーサポートにはロッソコルサのピンストライプがあしらわれ、鮮やかな彩りを添えている。オプションとして、ロッソコルサのブレーキキャリパー、カーボンファイバー製のフロント&リアディフューザー、カーボンファイバー製ホイールキャップなどが装備され、ブラックのボディカラーを引き立てている。
インテリアもブラックとレッドを基調としており、ヘッドレストにはロッソコルサの跳ね馬の刺繍とパイピングが施され、カーボンファイバー製ダッシュボードにはロッソコルサのストライプがペイントされている。シートの間にある「Grazie Felipe」の文字と当時のフェラーリ社長兼CEOルカ・ディ・モンテゼーモロのサインが入れられたプレートの存在が、この車両をさらに特別なものにしている。
2014年10月にマッサに新車で出リバリーされたラ フェラーリは、当初モナコのマッサの住所で登録され、2021年4月まで彼のもとにあった。その後、現在のオーナーが購入しデンマークへと輸出された。現在のオーナーのもとでこの車両は3度の整備を受けた記録が残されている。2022年4月(走行距離3,151km)、2024年11月(走行距離3,723km)、そして直近では2026年4月初旬に年次点検を受けている。これらの整備はすべて、デンマーク唯一のフェラーリ正規ディーラー兼サービスセンターであるフォーミュラ・オートモービルA/Sによって実施され、バッテリーの状態も定期的にチェックされている。直近の整備時点では77%の状態を示しているという。
走行距離は4,000km未満。そのうち大半が初代オーナーのフェリペ・マッサによってドライブされたこのラ フェラーリは、仕様においても来歴においても特別な1台だといえるだろう。
写真:Tom Hains©2026 Courtesy of RM Sothebys