子ども同士のケンカやトラブルは、成長の過程で避けられないものです。ですが、そこに親が過剰に介入することで、事態が思わぬ方向へこじれてしまうケースも少なくありません。

今回は、マイナビニュース会員304名に聞いたアンケートから、当事者の子どもたち以上に厄介だった「過保護・過干渉な保護者」のエピソードを紹介します。

  • 「過保護・過干渉な保護者」のエピソード

    「過保護・過干渉な保護者」のエピソード

子ども同士のトラブル発生時は親の本性が出やすい場面

「印象的な保護者に出会った場面」を尋ねたところ、「子ども同士のトラブルが発生した時」は12.7%となりました。自由回答では非常にインパクトの強いエピソードが集中しており、親が前に出すぎることで問題が巨大化する実態が見えてきます。

・「自分の子どもの話だけしか聞かずに抗議をしていた。」

・「自分の子どもがいじめられてると勘違いして大騒ぎした保護者がいた。実際はいじめられていなかったのに。」

子どもを守りたい一心であっても、事実確認をせず感情的に介入する姿勢は、周囲を困惑させる原因といえます。

「子ども同士の関係に悪影響があった」と周囲も危惧

自由回答からは、親の介入が原因で「子ども同士の関係に悪影響があった」と感じさせる事例も目立ちました。

・「保育園の運動会のときに子ども同士の他愛のない突っ付き合いに激怒して、過剰に相手の子どもを注意していた。」

・「周囲を巻き込んで悪者を作ろうとする行動があった。」

・「子どもが起こした問題について、私は関係ないと言い切り、全く対応しなかった。」

自分の子を極端に特別視したり、逆に責任を完全に放棄したりといった極端な反応は、子どもたちの人間関係に深い溝を作ってしまいます。

親が前に出すぎることが事態をこじらせる原因にも

アンケートの回答には、親の思い込みや攻撃的な姿勢によって、学校や他の家庭までが振り回された生々しいエピソードが並んでいました。

・「自分の子どもに過剰なほど過保護。自分の子どものためなら他の子どもや保護者、先生まで巻き込んで思い通りにしようとする。」

・「子どもの喧嘩に親が出てきて、解決できないのは担任に指導力がないからだと言い、毎日学級の様子を見に来ると言って、学校や担任を困らせていた。」

子ども同士の問題以上に、親の反応が「怖い」「厄介」と印象に残っている人は少なくありません。親が感情を露わにして介入することで、かえって解決を遠ざけている構図が浮き彫りとなりました。

過剰な介入は子どもの成長機会を奪うことにもなりかねない

子どもを思う気持ちが暴走し、周囲を攻撃したりコントロールしようとしたりする行為は、結果としてわが子の孤立を招くことにもつながります。

トラブルが起きた際、親がいかに冷静に、かつ客観的に見守れるかが問われているといえるでしょう。過度な介入を控え、子ども自身が解決する力を見守る勇気を持つことが、親に求められる大切な役割といえそうです。

保育園・幼稚園・学校で出会った”印象的な保護者”に関するアンケート
調査時期: 2026年4月14日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 304人
調査方法: インターネットログイン式アンケート