セビージャを率いるルイス・ガルシア・プラサ監督 [写真]=Getty Images

 セビージャを率いるルイス・ガルシア・プラサ監督が、ラ・リーガ第33節オサスナ戦に向けた前日会見に出席した。25日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 暫定ではあるものの、“アンダルシアの名門”が降格圏に転落した。4年連続となるシーズン中の監督交代で、マティアス・アルメイダ監督を解任し、9人目の指揮官としてルイス・ガルシア・プラサ氏を招へいしたセビージャは、新体制下で臨んだ最初の3試合で、1勝2敗と負け越し。何よりも、この2敗が、20位オビエドと19位レバンテというライバルとの直接対決で喫したもので、自らの手で残留争いをより厳しいものとしてしまったのだ。

 今節が26日開催のセビージャは、先に消化したアラベスの結果によって、暫定ながら18位に。降格圏脱出がかかる、オサスナ戦の前日会見に出席したルイス・ガルシア・プラサ監督は、「厳しい状況だ。データ上、ホームのオサスナは手強い相手の一つとなる。我々は、信念と意欲を持って臨まなければならない」としつつ、「現状、挽回するチャンスはある。私が就任して以来、アウェイが続いているけど、その後にはホームで2試合やれるのだから」と心境を明かした。

 セビージャはヨーロッパリーグで最多7度の優勝を誇る、まごうことなき名門だ。仮にセグンダへと降格すれば、26年ぶりの惨事となるためか、メディアからの風当たりも強く、同指揮官は「負ければ解任されるのかって? 3試合で勝ち点3の監督…決して良いとは言えないけど、壊滅的でもない。言葉が出ないよ。メディアの報道なんて一切読まないからね」と当惑。続けて「もし解任となれば、それは完全なカオス、フットボール界の狂気だよ。だってそんなことをしていたら、どのクラブも毎年10人の監督を抱えることになるだろう。さらに負けが重なれば問題だけど、それは前後の8クラブも同じだ。私が就任した時​​点ですでに問題があって、今はそれを解決しようとしているところ」と辛抱強くやり続けるしかない、と強調した。

 さらに、「命懸けで取り組んでいる。人生でこれほど時間を費やしたことはないと思う。心から、そう言い切れるんだ」と口にした53歳は、「まるで自閉症患者のようだ。自閉症の方々には少し失礼な言い回しとなるかもしれないし、当然、敬意を払った上での発言として理解して欲しい。私にだって心から愛する家族がいるのに、自分の世界に没頭し閉じこもっているのだからね。ビデオを見て、仕事をして、トレーニングをして…それ以外は何もしていない。セビリアの街のことも知らないよ。あんなにも素晴らしい街なのに、一度も歩いたことがないんだ」と残留に向けて心血を注いでいる、と述べている。

 今節を除き、残り5試合となるラ・リーガ。セビージャは今後、レアル・ソシエダやビジャレアル、レアル・マドリードといった上位勢との対戦を残しているだけに、是が非でも、残留圏内で最終盤を迎えたいところだ。