長期離脱明け初ゴールを挙げたイサク[写真]=Getty Images

 プレミアリーグ第34節が25日に行われ、リヴァプールとクリスタル・パレスが対戦した。

 前節マージーサイド・ダービーで劇的勝利を収めた5位のリヴァプールは、依然として熾烈なチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いが続くなか、リーグ3連勝を目指して13位のクリスタル・パレスをホームで迎え撃った。なお、この試合ではリヴァプールMF遠藤航が負傷でメンバー外となったが、クリスタル・パレスMF鎌田大地はスタメンでの出場となった。

 試合は立ち上がりからオープンな攻防が繰り広げられていく。リヴァプールが6分過ぎにドミニク・ソボスライ、フロリアン・ヴィルツとボックス付近で足を振っていくと、クリスタル・パレスもセットプレーからクリス・リチャーズがゴール前で競り勝って際どいヘディングシュートを狙う。

 ただ、時間の経過とともにロングボールとカウンターでシンプルな前進を見せたアウェイチームが少しずつペースを掴んだ。ただ、23分にはリヴァプールが得意のロングカウンターでモハメド・サラーが背後へ抜け出しかけると、ボックス付近でブレナン・ジョンソンと交錯。当初、このプレーでPKが与えられたが、オンフィールド・レビュー(OFR)によってノーファウルと判定が変わってPKは取り消しに。

 PK獲得はならずも前半半ばを過ぎて右サイドのサラーを起点に良い形の仕掛けが出ていたリヴァプール。すると35分、そのサラーの仕掛けを起点にアレクシス・マック・アリスターがミドルシュートを放つと、ボックス中央のアレクサンデル・イサクがこれをうまく足元に収めて左足で叩きつけるシュートをゴール右隅へ流し込んだ。

 イサクの復帰後初ゴールによって先手を奪ったホームチームは畳みかける攻めで2点目も奪取。40分、クリスタル・パレスが左サイドの鎌田の正確なクロスからジャン・フィリップ・マテタの決定機を創出したが、この至近距離からのヘディングシュートをGKフレディー・ウッドマンがビッグセーブで阻止。ここから一気にロングカウンターを発動すると、カーティス・ジョーンズのスルーパスで左のスペースに抜け出したアンドリュー・ロバートソンが左足の正確なシュートをゴール右隅に流し込んだ。

 貴重な追加点の起点となったGKウッドマンは前半終了間際にもマクサンス・ラクロワの決定的なヘディングシュートを再びファインセーブで防ぎ、頼もしい第3GKの活躍によってホームチームが2点リードで試合を折り返した。

 後半はクリスタル・パレスが立ち上がりから攻勢を仕掛けたこともあり、拮抗した展開で進んでいく。そのなかでリヴァプールはイサク、クリスタル・パレスはブレナン・ジョンソンと高速カウンターから際どいシーンを作る。

 59分にはリヴァプールにアクシデント発生。ハムストリングを痛めたサラーがプレー続行不可能となり、ジェレミー・フリンポンがスクランブル投入された。

 その後は一進一退の攻防が続くなか、思わぬ形でアウェイチームにゴールが生まれる。71分、ボックス右に抜け出したイスマイラ・サールの至近距離からのシュートをGKウッドマンがファインセーブ。その際にヒザを痛めたウッドマンがプレーを切るように要求したが、そのままプレーが流されてダニエル・ムニョスがミドルシュートを流し込んだ。

 ルール上は問題なしも非紳士的にも映ったムニョスのゴールを受け、リヴァプールサポーターから強烈なブーイングが飛んだが、問題なくゴールは認められた。

 一連のプレーをきっかけに少し物々しい空気での戦いが続くも、84分にはクリスタル・パレスに同点のチャンス。ボックス内に抜け出したヨルゲン・ストランド・ラーセンが右足シュートを放つが、これは惜しくも左ポストの内側を叩いた。

 最少得点差のまま迎えた後半最終盤は非常に緊迫感のある展開となったが、リヴァプールが最後の最後に押し切る。後半アディショナルタイム6分、相手陣内右サイドでのスローインの流れからマック・アリスターのパスをボックス内で受けたヴィルツが鋭い右足シュートをゴール左隅に突き刺した。

 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、鎌田フル出場のクリスタル・パレスを退けたリヴァプールがリーグ3連勝で4位に浮上した。

【スコア】
リヴァプール 3-1 クリスタル・パレス

【得点者】
1-0 35分 アレクサンデル・イサク(リヴァプール)
2-0 40分 アンドリュー・ロバートソン(リヴァプール)
2-1 71分 ダニエル・ムニョス(クリスタル・パレス)
3-1 90分+6 フロリアン・ヴィルツ(リヴァプール)

【ゴール動画】イサク復帰弾にロバートソンがカウンター完結!