「Qoo10」を運営するeBay Japanは4月24日、I&Othersと共同で実施した「働く男女の疲れとケアに関する調査」の結果を発表した。調査は2026年3月11日~3月12日、全国の働く20代~60代の男女500名を対象にインターネットで行われた。

働く男女の約半数が疲れを感じている

まずは現在の疲労度を調査した。身体と心のそれぞれについて、今疲れているか聞いたところ、どちらも約半数が疲れを感じていることが分かった。心の疲れよりも、身体の疲れを感じている人が若干多い結果となった。

  • 今、身体は疲れていますか

    今、身体は疲れていますか

  • 今、心は疲れていますか

    今、心は疲れていますか

世代別で見てみると、身体が「とても疲れている」と回答した人の割合は、20代が26.0%で最多。身体・心ともに、「とても疲れている」「疲れている」を合算すると、30代・40代が特に疲れを感じている傾向が見えた。

  • 【世代別】今、身体は疲れていますか

    【世代別】今、身体は疲れていますか

  • 【世代別】今、心は疲れていますか

    【世代別】今、心は疲れていますか

心身の疲れ、対処法は?

日々蓄積する疲れを、働く男女はどのように癒しているのか。身体と心それぞれで聞いたところ、どちらも1位から4位までは「睡眠時間を増やす(身体52.8%、心40.0%)」「自宅でゆっくり過ごす(身体47.4%、心36.4%)」「入浴(身体35.0%、心23.2%)」「運動・ストレッチ(身体31.8%、心22.0%)」で一致していた。

  • 身体の疲れへの対処法

    身体の疲れへの対処法

  • 心の疲れへの対処法

    心の疲れへの対処法

身体のケアと心のケアを使い分けているかも質問したところ、特に20代は使い分けている人が多いことが分かった。全体的には約6割の人が「使い分けていない」もしくは「どちらかというと使い分けていない」と回答。具体的な対処法の上位が身体と心で一致していたことからも、身体の疲れと心の疲れは連動していると感じている人も多いのかもしれない。

  • 身体のケアと心のケアを使い分けていますか

    身体のケアと心のケアを使い分けていますか

自分に合っていると感じる解消法は

日々疲れと向き合う中で、働く男女たちが特に自分に合っていると感じた解消法を聞いた。身体と心それぞれで、豊富な選択肢の中から、それぞれ工夫して疲れを癒していることが分かった。身体の疲れは、運動やお風呂、睡眠など生活習慣の質を上げる方向性、心の疲れに対しては、身近な人やSNS上で話したり、何かに没頭したりすることで解消する人も見られた。

「身体の疲れ」特に自分に合っていると感じる解消法

  • 「サウナで体を温めつつ、しっかりと汗をかく。体の内側をデトックスしている感じがする」(静岡県・27歳男性)
  • 「お風呂にゆっくりとつかって、マッサージチェアで全身をマッサージしてぐっすり眠る」(福島県・43歳女性)
  • 「近場でも良いので、温泉に行く」(北海道・47歳女性)
  • 「ジムに行き、汗をかく」(東京都・27歳男性)
  • 「ピラティスをする」(東京都・28歳女性)
  • 「消化が良く、少量で栄養をとれるものを優先する」(京都府・38歳女性)
  • 「日頃4~5時間睡眠だが、身体の限界を感じたら8時間睡眠にする」(島根県・63歳女性)
  • 「とにかく睡眠の質を上げる」(東京都・59歳男性)
  • 「日頃の情報社会から脱却させ、何も考えない時間を作り、ボーッとするようにして脳を休息させる」(大阪府・48歳男性)
  • 「何もせず家でダラダラする」(福岡県・33歳男性)

「心の疲れ」特に自分に合っていると感じる解消法

  • 「布団に入る時間を増やす」(北海道・23歳女性)
  • 「体を動かすことで疲れをとばす」(東京都・27歳男性)
  • 「友人に不安なことや考えていることを話して気持ちを整理する」(神奈川県・35歳男性)
  • 「とにかく吐き出す。愚痴専用のSNSアカウントを作っている」(福島県・27歳女性)
  • 「妻との会話」(福島県・29歳男性/東京都・66歳男性)
  • 「AIに話を聞いてもらう」(神奈川県・44歳女性)
  • 「知らない所に一人旅」(広島県・69歳男性)
  • 「YouTubeで猫動画を観る」(埼玉県・39歳男性)
  • 「好きなものを好きなだけ食べて、推しを見て癒されて現実逃避する」(大阪府・27歳女性)
  • 「資格取得のための勉強に集中して辛いことを忘れる」(愛知県・53歳女性)

心の疲れを感じる瞬間

身体と比べると見た目に出づらく、見過ごしてしまう場合もある心の疲れ。どのようなときに実感するか聞いたところ、「仕事や私生活が忙しいとき(51.0%)」が1位となった。世代別で見ると、30代は「眠る前(27.6%)」と回答した人が、20代は「忙しさが落ち着いたとき(25.3%)」「TVやSNS等を見ているとき(11.5%)」と回答した人が他の世代と比べると多いなど、各世代の傾向も見えた。

  • 心の疲れを実感するシーン

    心の疲れを実感するシーン

  • 【世代別】心の疲れを実感するシーン

    【世代別】心の疲れを実感するシーン

心の疲れについて、7割以上が「一人で抱え込んだ経験がある」ことも判明した。誰かに話している人は4割以下だった。4人に1人は「話したいが話せない(25.3%)」と回答。誰かに話せる環境があることも、心の疲れ解消における重要なポイントなのかもしれない。

  • 心の疲れを一人で抱え込んだ経験はありますか

    心の疲れを一人で抱え込んだ経験はありますか

  • 心の疲れを感じたとき、誰かに話していますか

    心の疲れを感じたとき、誰かに話していますか

誰かの応援が力になった人は6割以上

心の疲れを感じたとき、誰かに話している人が一定数いることが分かった。誰かに応援されたことが、力になったと感じた経験について聞いたところ、6割以上が、誰かの応援が力になった経験があることが分かり、特に「直接話を聞いてくれた(29.6%)」ことが力になった人が多い結果となった。

さらに、7割以上の人が、応援してくれる人や味方の存在が可視化されていると、心の疲れや悩みを相談しやすくなると回答。ただ話を聞いてくれたり、助けてくれたりする人がいると分かるだけでも、自分は一人ではないと実感でき、前向きな意欲を取り戻すきっかけになり得る。

  • 力になったと感じた誰かの応援

    力になったと感じた誰かの応援

  • 「応援してくれる人」や「味方」の存在が可視化されていると心の疲れや悩みを相談しやすくなると思いますか

    「応援してくれる人」や「味方」の存在が可視化されていると心の疲れや悩みを相談しやすくなると思いますか

応援してもらったことで応援する側に回りたいと思った経験

「誰かに応援してもらったから誰かを応援したい」と思った経験について、約6割が「何度もある」または「ある」と回答した。応援される経験は、自分が「誰かを応援する側」に回る原動力になると考えられる。また、身近な人に心の疲れについて相談されたときは、「直接話を聞いた(38.6%)」「元気づけた(19.8%)」など様々な方法で、ほとんどの人が何かしらの形で相手を応援していることが分かった。

  • 「誰かに応援してもらったから誰かを応援したい」と思った経験はありますか

    「誰かに応援してもらったから誰かを応援したい」と思った経験はありますか

  • 身近な人に心の疲れについて相談されたとき、どのように対応しましたか

    身近な人に心の疲れについて相談されたとき、どのように対応しましたか

具体的に、どのように他者を応援したか、どのような思いだったかも聞いたところ「人間関係で話を聞いてもらったから、何かあったら話を聞いてあげたいと思った」(兵庫県・26歳女性)、「自分が頑張っていることを見ていてくれた先輩がいたので、自分も先輩の手助けをしようとした」(埼玉県・39歳女性)、「何があっても同じように接してくれる同僚を見て、自分も周りにそうしようと思った」(神奈川県・44歳女性)、「元気づけてもらった同僚が悩んでるとき、飲みに誘った」(埼玉県・49歳男性)、「自分が悩んでいたときを振り返り応援したくなる」(茨城県・61歳男性)といったエピソードが寄せられた。