山梨県の駿台甲府高等学校で4月8日、国内最大級のビジネスコンテスト「第12回マイナビキャリア甲子園」決勝大会の報告会が開催された。

  • (左から)ハローキティと「ボボボーンズ・ボーンズ」の中込文人さん、萩原瑞貴さん、戸栗一颯さん

    (左から)ハローキティと「ボボボーンズ・ボーンズ」の中込文人さん、萩原瑞貴さん、戸栗一颯さん

駿台甲府高等学校の3人組チーム「ボボボーンズ・ボーンズ」は、応募総数3,151チームという激戦を勝ち抜き、サンリオ代表として決勝大会に進出。報告会には特別ゲストとしてハローキティも駆けつけ、全校生徒の前でその快挙を称えた。

ビジネスの舞台で輝いた「思いやりの心」と「創造力」

  • 駿台甲府高等学校にて、「第12回マイナビキャリア甲子園」決勝大会の報告会を開催

    駿台甲府高等学校にて、「第12回マイナビキャリア甲子園」決勝大会の報告会を開催

「マイナビキャリア甲子園」は企業から出されたテーマに対し、高校生チームが独自のビジネスアイデアを提案する日本最大級のコンテスト。12回目を迎えた今大会は、全国から過去最多の1万1,668名が参加した。

サンリオが提示したテーマは「サンリオが培ってきた“歴史と文化”を活かして、“100年後では当たり前になっているような文化”を生み出す独自性のあるサービス(思いやりの心)を創造せよ」。この課題に挑んだのが、駿台甲府高等学校の「ボボボーンズ・ボーンズ」だ。

ボボボーンズ・ボーンズは義手や義足の「Kawaii義肢プロジェクト」を打ち出し、良心的な価格の“装飾パーツ”の開発を提案。装飾パーツと同じデザインのアクセサリーを販売し、広く「かわいい」を共有することで、障がい者を取り巻く“見えない壁”の解消を狙うと打ち出した。結果、約260倍という倍率を突破し、全国12チームの決勝枠を掴み取った。

新年度の始業式に先立ち、塩部キャンパスの体育館では「第12回マイナビキャリア甲子園」決勝大会の報告会が行われた。ボボボーンズ・ボーンズの3名はこの日、全校生徒1,100名の前にサンリオのハローキティを伴って登場。まさかのサプライズに生徒たちからはどよめきが上がった。

表彰式では、若林秀則校長とハローキティがクリスタルトロフィーと表彰状を授与。挨拶に立ったメンバーらは、「本番に向けて話し合いと練習を重ね、意見がまとまらないこともありましたが、最後までチームでより良い形を探求し、大きな経験を得ることができました」「支えてくれた先生やサンリオの皆様、そして応援してくれた皆さんにありがとうと言いたいです」と感謝の言葉を口にした。

  • 駿台甲府高等学校の若林秀則校長

    駿台甲府高等学校の若林秀則校長

若林校長は「(ボボボーンズ・ボーンズのアイデアを)初めに聞いたときはとても驚きました。キティちゃんも驚いたと思います」と吐露。「人を動かす原動力は、誰かを幸せにしたいという気持ち。彼らの提案には、どんな境遇の人もみんなで幸せになろうという願いが込められていた」とその取り組みを称賛した。

式典後、ボボボーンズ・ボーンズの中込さんは「緊張しましたが、サンリオさんがキティちゃんまで呼んでくれて本当に嬉しかったです」とこの日の感想を口にする。萩原さんは「みんなが盛り上がってくれたのを見て、凄いことをしたんだなと改めて実感した。眩しい光景だった」と回想し、戸栗さんは「記憶がなくなるくらい緊張して、事前に考えてたスピーチも飛んでしまいました。キャリア甲子園の決勝では緊張しなかったのに、今日は緊張しました」と苦笑い。

「第12回マイナビキャリア甲子園」に挑戦する中で、工夫した点について改めて尋ねてみると、萩原さんは「親切心が独り歩きし、押し付けにならないよう配慮しました。当事者の気持ちを完全に理解することは難しいので、どうすれば本当に喜んでもらえるか最後まで悩みました」と振り返った。

期間中、サンリオからも多くのフィードバックを受けたという。中込さんは「サービスをどう広め、どう定着させるか。その視点の大切さに初めて気づきました」と語る。戸栗さんは「サンリオの皆さんは僕たちのアイデアを尊重し、強要せず自由にやらせてくれたのが嬉しかったです」と二人三脚の歩みを強調した。

昼休みには校庭でハローキティとのグリーティングも実施。多くの生徒が「かわいい」「写真撮って」と歓喜の声を上げ、人気キャラクターとの触れ合いを満喫した。

ボボボーンズ・ボーンズの取り組みは、多くの生徒に新たな視点や刺激をもたらしたに違いない。「マイナビキャリア甲子園」に出場した経験が、それぞれの今後にどのようにつながっていくのか、今後の成長にも期待がかかる。

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