ベテランの意地、再挑戦の執念――。結成16年以上のプロ漫才師たちがしのぎを削る賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~2026』で、ファイナリスト8組を決める「ノックアウトステージ16→8」が、18日に東京・台場のフジテレビ本社で開催。金属バット、囲碁将棋、マシンガンズ、シャンプーハットら16組が、5月の「グランプリファイナル」進出を懸けて激突する。
3月28日・29日に行われた初戦「ノックアウトステージ32→16」を勝ち上がったのは、金属バット、ラフ次元、タモンズ、レイザーラモン、はりけ~んず、ザ・パンチ、セルライトスパ、黒帯、パタパタママ、シャンプーハット、吉田たち、ヤング、マシンガンズ、リニア、囲碁将棋、トットの16組。ここからさらに勝ち抜いた8組が、5月に全国ネット・ゴールデンタイム生放送で行われる最終決戦「グランプリファイナル」に駒を進める。
対戦カードとスケジュールも決定した。午後帯では、Bブロックでタモンズvsレイザーラモン、Cブロックではりけ~んずvsザ・パンチ、Aブロックで金属バットvsラフ次元、Eブロックでパタパタママvsシャンプーハットが対戦。夜帯では、Fブロックで吉田たちvsヤング、Dブロックでセルライトスパvs黒帯、Gブロックでマシンガンズvsリニア、Hブロックで囲碁将棋vsトットが組まれた。なお先攻・後攻は未定で、「32→16」での得点が高い方が選択できる方式となる。
この模様は全ブロックとも有料オンライン配信され、ライブ配信とアーカイブ配信を実施。前回に続き、ステージ終了後にはMCによるアフタートークも予定されている。チケットは6日10時からFODとFANYで発売開始。販売は19日20時59分までで、アーカイブ配信は同日23時59分まで視聴できる。料金は各ブロック2,500円となる。
Aブロックの金属バットは、友保隼平が「とにかく劇場出番の単価を上げたいんでね。優勝できなくても、決勝行けたら、たぶん1,000円は上がるから」と金属バットらしい言葉で意気込み。相方の小林圭輔も「もうみんな優勝! みんなチャンピオン!」と独特の高揚感を口にした。対するラフ次元は、空道太郎が過去の悔しさを踏まえ「今年はもう、優勝しかないです!」と悲願達成を誓っている。
Bブロックでは、タモンズの大波康平が「今のタモンズがあるのは『THE SECOND』のおかげと言っても過言ではない」と大会への思いを明かし、「次は大先輩のレイザーラモンさんに全力でぶつかります!」と宣言。レイザーラモンもHGが「タモンズをセイして、決勝に行きます!」と応戦し、ベテラン同士の火花が早くも散っている。
Cブロックでは、最年長・最長芸歴のはりけ~んずが「世の中の50代、60代の皆さんに夢を与えたい」とコメント。一方のザ・パンチは、ノーパンチ松尾が「尊敬する大先輩のはりけ~んずさんの胸を借りるつもりで、全力でぶつかりたい」と挑戦者の姿勢を見せた。
Dブロックのセルライトスパは、昨年優勝のツートライブを引き合いに「僕らと同世代、さらに下の世代にも夢を与えられるように」と語り、黒帯は「僕ら、漫才の賞をいただいたことがないし、賞レースでファイナリストにもなったことがない」と悲願の初タイトルへ執念をのぞかせる。Eブロックでは、芸歴30年以上同士の対戦となるパタパタママvsシャンプーハットが実現。シャンプーハットの恋さんは「50ならではの面白さを見てほしい」と呼びかけた。
Fブロックの吉田たちは、昨年ベスト8の悔しさを糧に再挑戦。ゆうへいは「もう一度“グランプリファイナル”の舞台で、ネタを1本でも多く…いや、3本披露して、優勝したい」と語る。対するヤングは、嶋仲拓巳が「全国ネットの生放送で漫才をやりたい」と決意を口にしつつ、「3本ネタをやって最終的に準優勝、というのが一番おもろい」と笑いを交えて語った。
Gブロックでは、2023年準優勝のマシンガンズと、3年連続で32組入りし今回初のベスト16進出となったリニアが対戦。マシンガンズの滝沢秀一は「一切手加減なし、徹底的にボッコボコにするつもり」と闘志を燃やし、リニアの酒井啓太は「今回がラストチャンスだと思っていて。もうここで優勝しないと」と背水の陣で臨む。
Hブロックでは、実力派として優勝候補にも挙がる囲碁将棋とトットが激突。囲碁将棋は優勝賞金の使い道にまで言及し、根建太一は「車を買いたい」と明かし、文田大介も「去年に『THE SECOND』で優勝することを想定して、なかなかの高級車を買っちゃった」と笑わせた。トットは「僕らのネタをたくさんの人に見てもらいたいという気持ちの方が強い」と、ネタ師らしい思いをにじませている。

