東武鉄道は31日、亀戸線と大師線に自動運転対応の新型車両「1000系」を2027年から導入すると発表した。2028年以降、大師線で自動運転の本格検証を開始するとしている。
少子高齢化や労働人口減少が進む中でも、安全で利便性の高い輸送サービスを持続的に提供するため、東武鉄道はこれまで自動運転に関するさまざまな検証を進めてきたという。新型車両1000系では、検証結果を踏まえ、自動運転に対応した保安装置や各種センサなど搭載する。
最新の省エネ機器も搭載して環境負荷を低減しつつ、利用者に快適な室内空間を提供。自動運転という近未来への目標に挑戦する姿勢を表現すべく、車両コンセプトを「SMART&GATEWAY ~未来に向けた入口~」とした。エクステリアは自然界で最も安定した形状とされる六角形をモチーフに採用。先進性を追求しつつも「安全」を最優先する姿勢を視覚的にも示す造形とし、「安心して乗れる車両」であることを表現したという。
車両のカラーリングは沿線風景との親和性に配慮しつつ、沿線の歴史的資源や人々の粋な心をイメージし、伝統色の「千歳緑(せんざいみどり)」をベースカラーに採用。乗降口周囲に配置した六角形は「未来への入口」を象徴し、規則的に配置した六角形が安定感と存在感を生み出すエクステリアデザインとした。インテリアは左右・上下で対になった色彩を採用し、未来に向かって光が駆け抜けるイメージを表現したとのこと。
自動運転の実現に向けた設備として、自動運転対応の保安装置と障害物衝撃検知装置、脱線検知装置、前方障害物検知装置を搭載。一部編成に「施設モニタリング装置(みまモニ)」も搭載し、営業走行時など施設状態を常時検測しながら精緻に把握・管理することで、安全性・効率性の向上を図る。最新省エネ機器(フルSiC VVVF制御装置、高効率IM、LED照明)も搭載し、高い省エネ性能により環境負荷低減を実現するとしている。
1000系は2027年以降、計12両(2両編成×6編成)を亀戸線・大師線へ順次導入予定。施設モニタリング装置を搭載する一部編成は本線全線を運行予定としている。なお、大師線で行われる自動運転検証について、具体的な内容は改めて発表する。



