宝島社が、フェムテックとフェムケアの認知向上を目的とする啓発プロジェクト「もっと話そう! Fem&」の一環として、フェムテックとフェムケア分野の優れた商品やサービスを表彰する「フェムテックアワード2026」を3月27日に都内で開催しました。

  • 3月27日に開催された「もっと話そう! Fem&」フェムテックアワード2026(宝島社)

    3月27日に開催された「もっと話そう! Fem&」フェムテックアワード2026(宝島社)

「もっと話そう! Fem&」フェムテックアワード2026とは?

1989年に女性ファッション誌「CUTiE」創刊して以来、“for INDEPENDENT GIRLS”をテーマに掲げ、女性がもっと自由に生きられる世の中を目指し、常に新しい価値観を提案してきた宝島社。2021年に、幅広い世代の女性誌および男性誌を発行する宝島社の強みを生かし、世代や性別の垣根を超えてフェムテック・フェムケアを啓発する「もっと話そう!Hello Femtech」を発足したといいます。

本プロジェクトは、フェムテックの認知向上を通して、長らくタブー視されてきた女性の健康問題について、具体的に話す機会を増やすことで、女性がより活躍できる社会につなげ、ひいては男女関係なく生きやすい社会を目指すという。2025年1月に3年間の経験で得た課題や知恵を踏まえ、より多くの人々に私事として捉えられる活動をしていきたいという思いからプロジェクト名を「もっと話そう! Fem&」に変更したといいます。

今年で4回目となるフェムテックアワードは、本プロジェクトの一環として、フェムテックの普及と展開に貢献したモノ、サービス、プロダクト、人を表彰する目的で2022年よりスタート。今回は4企業が選出されました。

プロダクト賞に選出されたのは、ユニ・チャーム株式会社の『ソフィ 経血で鉄不足チェックできるキット』と大王製紙株式会社の『エリスショーツ』。

  • ユニ・チャーム『ソフィ 経血で鉄不足チェックできるキット』

    ユニ・チャーム『ソフィ 経血で鉄不足チェックできるキット』

選出理由について「InRed」編集長の橋爪尚子氏は「鉄不足にならないようにという概念はあっても、それを測る手段は身近でなく、これまで感覚的になりがちだった鉄分ケアを身近に“見える化”した点が画期的。経血から鉄不足の状態に気づくことができ、健康や美容の土台となる鉄分への意識を高め、日常の中での体調管理につなげる新しいアプローチとして高く評価された」と話します。

  • 左からアンバサダー 丸山礼氏、ユニ・チャーム株式会社 石原杏莉氏、「InRed」編集長 橋爪尚子氏

    左からアンバサダー 丸山礼氏、ユニ・チャーム株式会社 石原杏莉氏、「InRed」編集長 橋爪尚子氏

受賞したユニ・チャーム株式会社の石原杏莉氏は「『ソフィ 経血で鉄不足チェックできるキット』で特に着目したのは、多くの女性が悩みながらも、なんとなく不調として思い過ごしがちだった鉄不足の課題。本製品は経血から鉄不足の可能性を可視化することで、これまで漠然としていた不安を食事やサプリメントといった具体的なセルフチェックにつなげるきっかけ作りになると考えている。自宅で気軽にチェックできるアイテムとして、1人でも多くの女性に手に取っていただき、生活習慣の見直しに役立てていただきたい」と思いを述べ、「本日の受賞を励みにユニ・チャーム ソフィブランドは、女性のウェルネスに寄り添い、誰もが自分自身のポテンシャルを解き放ち続けられるよう、これからも貢献していきたい」とアピールしました。

  • 大王製紙『エリスショーツ』

    大王製紙『エリスショーツ』

同じくプロダクト賞に選出された大王製紙株式会社の『エリスショーツ』について、「SPRiNG」編集長の丸山摩紗氏は「生理用品でありながらブラックカラーを採用し、通常のおしゃれショーツの感覚で着用できる点が新しい。薄型ながら長時間交換不要の安心感があり、仕事中や旅行、就寝時まで快適に過ごせる点に加え、生理に慣れてない子どもでもショーツであれば履きやすい点も高く評価された。手軽さと実用性を兼ね備え、新たな選択肢を広げる商品」と受賞の理由を説明。

  • 左からアンバサダー 丸山礼氏、大王製紙株式会社 村上真菜氏、「SPRiNG」編集長 丸山摩紗氏

    左からアンバサダー 丸山礼氏、大王製紙株式会社 村上真菜氏、「SPRiNG」編集長 丸山摩紗氏

大王製紙株式会社の村上真菜氏は「ブラックカラーが大きな特徴ではあるが、日中でも安心していただきたいという思いから『エリスショーツ』が誕生した。12時間交換不要なため、就寝時以外でも日中のお仕事や、なかなか交換ができない旅行の時に使っていただきたい。また、働く女性だけでなく、まだ生理に慣れていないお子さまや部活動でなかなか交換できない学生の皆さんにも使っていただきたい」と明かし、「これからも商品開発を通していろんな方に寄り添っていく」と話しました。

  • パナソニック『RizMo』

    パナソニック『RizMo』

サービス賞を受賞したのは、パナソニック株式会社の『RizMo』。その選出理由について「生理周期、温度、睡眠などを一元管理でき、アプリを開くだけで自分の体の状態を把握できる点に加え、計測データから先々の体調予測まで行える画期的なサービス。体調予測カレンダーやグラフ表示など視覚的にも分かりやすく、専門家による健康相談のアドバイスを受けられる安心感も備えている。我慢しがちな女性特有の不調や体調を見える化し、妊活から更年期まで心身に寄り添う、頼もしい女性の相棒」と「大人のおしゃれ手帖」編集長の橘真子氏が説明します。

  • 左からアンバサダー 丸山礼氏、パナソニック株式会社 井上貴美子氏、「大人のおしゃれ手帖」編集長 橘真子氏

    左からアンバサダー 丸山礼氏、パナソニック株式会社 井上貴美子氏、「大人のおしゃれ手帖」編集長 橘真子氏

受賞したパナソニック株式会社の井上貴美子氏は「このサービスは、自分の体の状態を知って無理をしすぎない選択をしやすくなったり、体調を前向きに捉えやすくなったりと心身に寄り添うものではあるが、自分だけで我慢せずに周りに頼ったり、専門家のアドバイスを得られたりと、女性の健康を個人の問題にしないということが重要なことだと思い『RizMo』を開発した。昨年10月に発売されたばかりのサービスなので、これから生活者の役に立てるようサービスを広げていき、周囲の理解や社会の変化を促していけるような活動を我々も尽力していきたい」と語りました。

  • ベルタ『ベルタランシード』

    ベルタ『ベルタランシード』

最後に発表されたのは特別賞。受賞した株式会社ベルタ ベルタランシードについて「MonoMax」編集長の奥家信二氏は「女性向けサプリ『ベルタプレリズム』とあわせて、夫婦で取り組める定期便を展開し、妊活は1人ではなく2人で向き合うものという価値観を提案している。男性の体調や栄養バランスを内側から支えるサプリメントを通じて、男性側の意識向上を促し、男性不妊への理解促進にも寄与している点も高く評価された。妊活を共に歩むものとして日常に根付かせる意義のある取り組み」と解説。

  • 左からアンバサダー 丸山礼氏、株式会社ベルタ 武川克己氏、「MonoMax」編集長の奥家信二氏

    左からアンバサダー 丸山礼氏、株式会社ベルタ 武川克己氏、「MonoMax」編集長の奥家信二氏

株式会社ベルタの武川克己氏は受賞について「商品が評価されたのもあるが、思いを世の中に届けられたことに一番喜びを感じている。男性もさらに妊活に対して積極的になり、男性と女性が同じ考えを持つことを応援すべく『ベルタランシード』を商品化した。それが評価され大変うれしく思う」と喜びを語りました。

プロジェクト初のアンバサダーに丸山礼さんが就任

  • アンバサダーに就任した丸山礼さん

    アンバサダーに就任した丸山礼さん

発表会ではアワードの表彰のほか、本プロジェクト初のアンバサダーとして丸山礼さんが就任することも発表されました。同社プロジェクト リーダーの西山千香子氏は「自身の不調や気分のゆらぎをナチュラルな言葉で表現されていて、たくさんの女性から共感を得ているといった点が魅力的だと思った。フェムテックというテーマは、語りづらかったり、恥ずかしかったり、少し深刻な内容だったりするが、丸山さんの笑いやユーモアで軽やかにハードルを飛び越えることを期待している。今年1年一緒に色々な企画ができることを楽しみしている」と丸山さんを起用した理由について語りました。

  • 宝島社 プロジェクト リーダー 西山千香子氏

    宝島社 プロジェクト リーダー 西山千香子氏

丸山さんは「フェムテックやフェムケアの商品を手に取るのが大好きで、いかに生活を快適に過ごせるかをコスメのように試しているので、そんな私がアンバサダーに選んでいただけたのは名誉なこと。小さくガッツポーズをしてしまうくらい光栄なことだと思った」と就任が決まった際の率直な気持ちを伝えました。

また、「YouTubeやSNSでお悩み募集して、視聴者の皆さんと一緒に盛り上がりながら、解決するんだかしないんだみたいな動画を出だしていて……(笑)。そういった面でも『もっと話そう! Fem&』についてやさしく柔らかく発信していけたらなと思っている」と意気込みを語りました。

  • 会場内にはサービス賞を受賞したパナソニック株式会社の『RizMo』の展示も

    会場内にはサービス賞を受賞したパナソニック株式会社の『RizMo』の展示も

その他、経済産業省によるフェムテックの事業紹介や女性の生理周期で現れる不調についてのトークステージ、サービス賞を受賞したパナソニック株式会社の『RizMo』のステージや製品の展示、ボディメイクトレーナーのYumico氏によるYUMICOREステージなど、様々なコンテンツを通じて明日につながるヒントを会場に訪れた80名の読者に訴求しました。