AlbaLinkは3月23日、「気になる隣人の行いに関する意識調査」の結果を発表した。調査は2026年3月3日~6日、男女500人を対象にインターネットで行われた。

気になる隣人の行い1位は「夜間の騒音」

  • 気になる隣人の行い

    気になる隣人の行い

隣人トラブルを経験したことがある500人に「気になる隣人の行い」を聞いたところ、圧倒的1位は「夜間の騒音(34.6%)」だった。以下、2位「タバコの臭い(5.0%)」、3位「早朝の騒音(4.8%)」、4位「壁を叩いてくる(4.4%)」、5位「大声での喧嘩(4.2%)」となった。

「夜間の騒音」「早朝の騒音」「大声での喧嘩」など、音が気になった人が多くなった。音や臭いなどは日常的に繰り返し発生しがちな問題でもあり、「一度ならいいけど、ずっと続くと気になる」と感じやすいことも考えられる。

1位「夜間の騒音」

  • 「深夜に隣の犬が吠え続けて眠れなかった」(30代 男性)
  • 「上階の物音。深夜2~3時頃に、何かから飛び降りるような床の衝撃音や壁を叩くような音が突然響き、睡眠を妨げられることがありました。時間帯が深夜であることもあり、不快感や不安を感じていました」(40代 男性)
  • 「夜遅い時間にベランダで長電話をされていて、声がはっきり聞こえてしまうことが続きました。寝ようとしている時間帯だったので、静かな夜ほど響いてしまって、不快に感じていました」(50代 女性)

夜間の生活音や話し声、ペットの鳴き声などを挙げた人が多くなった。日中は気にならなくても、周囲が静かになる夜は音が響きやすくなる。夜間は休息や睡眠をとっている人も多いため、リラックスタイムや睡眠時間を邪魔されるとストレスとなる。また、深夜に突然大きな音がすることで、「何が起きているのだろう」と不安や恐怖を感じる人もいた。

2位「タバコの臭い」

  • 「ベランダでタバコを吸っていたのか、室内の換気扇の下で吸っているのが外に出ているのか、とにかくタバコの臭いがひどくて困った時期がありました」(30代 女性)
  • 「室内も共有部も禁煙のアパートで、隣に住んでいる人がベランダでタバコを吸っていました。私たちの洗濯物に臭いがついて、ストレスを感じました」(30代 女性)

タバコの煙や臭いは、空気の流れによって隣の部屋やベランダに入り込みやすいもの。非喫煙者にとってタバコの臭いは不快であり、健康上の不安にもつながりかねない。禁煙物件で喫煙されている場合には、ルールを守っていないことへの不満も重なるため、より不快感が増すと考えられる。

3位「早朝の騒音」

  • 「早朝からノコギリや電動ドライバーの音が聞こえる」(20代 女性)
  • 「朝、目覚まし時計がずっと鳴っていること」(30代 女性)
  • 「朝5時台から家の前で話すおばさまたちがいました。窓を閉めても家の中まで聞こえる大きさで、笑い声も高く、我が家の犬たちが吠えてしまい、裏の家から吠え声がうるさいと苦情が来ました。"おばさまたちがどちらかの家で談笑して下されば、うちに苦情が来ることもなかったのになぁ"と思いますし、犬も私も毎朝お喋りで起こされて寝不足でした」(30代 女性)

夜間と同様に、早朝の騒音も多くの人が気になっていた。早朝の静かな時間帯は、夜間同様に音が響きやすく、気になるもの。具体的な音としては「DIYの音」「ペットの鳴き声」「話し声」「目覚ましアラーム」などが挙がった。いずれにしても、通常自分が起床する時間よりも前に大きな音を出されると、睡眠が阻害されてしまう。

4位「壁を叩いてくる」

  • 「子どもの足音がきっかけで、少しの物音だけで床や壁をドンドンドンドンと強く叩いてくるようになりました」(20代 女性)
  • 「どのような些細な物音でも壁を叩いてくる」(30代 男性)
  • 「トレイを使用するたびに、階下の住人が棒などで突いてきたこと」(40代 男性)

隣人が壁や床を強く叩いてくる行為も、「物音や話し声がうるさいぞ!」と威圧されているように感じられるため、大きなストレスとなる。とくに「赤ちゃんの泣き声」や「トイレなど一般的な生活音」など、避けることが難しい音に対して強く反応されると、何をしても怒られるのではないかと不安な気持ちが生まれることに。また些細な物音にも反応される場合、常に音を気にして生活する必要が生まれ、家でリラックスできなくなってしまう。

5位「大声での喧嘩」

  • 「隣人の喧嘩の声や物音で、不快というか不安な気持ちになりました」(20代 男性)
  • 「壁越しに、怒鳴り声と物がぶつかる音。時計はとうに日付を越えているのに、眠れない。赤ちゃんがびくっとして泣き出すたび、胸がざわつく。うちには関係ないはずなのに、薄い壁一枚隔てて生活が揺さぶられるのは、ただただしんどい」(30代 女性)
  • 「時間帯問わず家族で喧嘩していて、近所まで響くような怒鳴り声。時には外でつかみ合いの喧嘩もしていた」(60代以上 男性)

怒鳴り声が聞こえると驚くだけでなく、直接関係がなくても不安や緊張を感じてしまう。騒音として迷惑なのはもちろん、普通の物音に比べて緊張感を生みやすいと言える。家庭内で感情がぶつかり合うことはもちろんあるが、「大声での喧嘩は、隣人の生活にも影響を及ぼしてしまう」という認識は必要だ。

隣人の行いによる生活への影響

  • 隣人の行いによる生活への影響

    隣人の行いによる生活への影響

「隣人の行いによる生活への影響」の1位は「イライラする(35.0%)」、僅差の2位は「睡眠の質が低下(34.2%)」だった。3位「恐怖を感じる(11.0%)」が続く。

イライラや恐怖など、精神的な影響が大きいとわかった。また「睡眠の質が低下」など体調面で影響を感じている人も。睡眠の質の低下は、「仕事に集中できない」といった問題にもつながる。

1位「イライラする」

  • 「こちらは気を使っているのに、複数人を呼んで騒がれるとイライラする」(20代 女性)
  • 「小型犬を外飼いしていて、昼夜問わずキャンキャン吠えるので非常にイライラした。まず小型犬を外飼いしてる理由がよくわからない。自分もイライラするが家族もイライラするので、家庭内がかなりストレスフルになってしまった」(30代 男性)
  • 「とにかくストレスが溜まりました。一定の間隔でドンドンと叩くので、怒られている感覚になり気分が悪かったです」(40代 男性)

「騒音」「壁ドン」「不快なタバコの臭い」などが繰り返し発生すると、日常生活に「自分ではコントロールできない問題」が発生し、イライラしてしまう。また、自分は周囲に気を使って生活しているのに、相手は配慮していないと感じた場合、不公平感から不満が強まりやすくなる。

2位「睡眠の質が低下」

  • 「深夜の騒音が気になる日が続いたときは、寝つきが悪くなったり途中で目が覚めてしまったりして、睡眠の質に少し影響が出ました」(20代 女性)
  • 「物音で夜中に起きる」(30代 男性)
  • 「毎日眠れない日々を過ごしていました。そのため日中は眠く、頭痛に悩まされました」(40代 女性)

深夜の物音や騒音が続くと、寝つきが悪くなったり、途中で目が覚めてしまったりする。睡眠は体と心を回復させる大切な時間なので、睡眠が妨げられると「日中の眠気」「頭痛」「集中力の低下」などにつながることも。騒音やストレスが睡眠などの生活習慣を乱すことで、心身の負担を大きくしてしまうことが伺える。

3位「恐怖を感じる」

  • 「家の出入りが怖くなってしまった」(30代 女性)
  • 「『いつ隣人が暴れ始めるか』という恐怖が常にあって、落ち着かなくなった」(40代 女性)
  • 「とにかく監視してくるので気持ち悪くて外出が怖くなったし、子どもが外出するときも見てくるらしいので何かされないか心配」(40代 女性)

隣人の行動によって恐怖や不安を感じるようになったという声も多くあった。とくに隣人から「監視してくる」「壁ドンしてくる」「クレームを入れてくる」といった行為を受けている場合に、恐怖感を感じる人が多くなっている。

騒音についても「深夜に突然大きな物音が響き、何が起きているのかわからない状況が続いたため、恐怖を感じることもあった」という声があった。

結果として「家が安心できる場所ではなくなってしまう」あるいは「隣人に会うのが怖くて、外出しにくくなってしまう」という状況が生まれている。

4位「仕事に支障が出る」

  • 「深い眠りを妨げられて、翌日の商談中に集中力が切れることもしばしば」(30代 男性)
  • 「在宅勤務中にも関わらずインターホンを何度も押してくるせいで、リモート会議のときは本当に困った」(30代 女性)
  • 「隣人の電話する声が大きく、テレワーク中に集中できないことが度々ありました。オンライン会議にも支障が出るほどで、業務に影響が生じました」(50代 女性)

隣人トラブルは、仕事にも影響を及ぼすことがある。例えば夜間の騒音によって睡眠不足になると、翌日の仕事で集中力が続かない。また、在宅勤務をしている場合には、より直接的に隣人の騒音や突然の訪問などが業務の妨げになる場合もある。オンライン会議中に大きな声や物音が聞こえると、周囲に気を使う必要も出てくる。

5位「悪臭で不快」

  • 「玄関を出るたびに臭いで不快な気持ちになる」(30代 男性)
  • 「子どもが『臭い!』と大きい声で言うようになった」(30代 女性)
  • 「窓を少しでも開けると部屋の中にまでタバコの匂いがしてきて、不快だった」(40代 女性)

隣人が出す「タバコ」「洗濯物」「放置されているゴミ」などの臭いによって不快感を抱くという影響もある。臭いは音と同様に自分で防ぐことが難しく、対策がしにくい問題だ。「臭いのために窓を開けられない」「臭いがつくので、洗濯物を外に干せない」といった声もあり、日常生活における行動の制限につながっている例もあった。

隣人の行いが原因で引っ越し・売却を検討した経験があるか

  • 隣人の行いが原因で引っ越し・売却を検討した経験があるか

    隣人の行いが原因で引っ越し・売却を検討した経験があるか

隣人の行いが原因で引っ越し・売却を検討したことがある人は43.6%。過半数には達していないが、引っ越したり家を売ったりするのは大きな決断であることを考えると、4割を超えているのは大きな数字だ。隣人トラブルがいかに強いストレスとなるかが浮き彫りとなった。

隣人の行いへの対処法

  • 隣人の行いへの対処法

    隣人の行いへの対処法

「隣人の行いへの対処法」を聞いたところ、1位は「管理会社に相談(34.8%)」だった。2位「何もせず我慢(24.2%)」と答えた人も20%以上と多くなっている。以下、3位「直接伝える(12.2%)」、4位「警察に通報(8.8%)」、5位「引っ越す(8.2%)」だった。

隣人に直接抗議したり改善をお願いしたりする人もいたが、全体的には管理会社や警察といった第三者に相談する人が多くなった。

「逆ギレされたら怖いから、何もせず我慢」という人も多く、「直接衝突して隣人とのトラブルを大きくしたくない」という意向が読み取れる。

1位「管理会社に相談」

  • 「トラブルにならないよう、管理会社に相談して状況を伝えました。直接隣人に伝えるのではなく、管理会社から全体に向けて注意喚起をしてもらう形にしたことで、角が立たずに対応できたと思います」(20代 女性)
  • 「管理会社に連絡をしたが、伝言連絡板に注意事項として紙が貼られただけ」(40代 男性)
  • 「管理会社に『夜間の騒音が気になる』とだけ伝えて、個人が特定されないように相談しました。直接言うとトラブルになりそうだったので、第三者を通して注意してもらったところ、しばらくして改善されました」(50代 女性)

隣人トラブルは当事者同士で話し合うと感情的になりやすく、さらなるトラブルを招く可能性もある。そのため直接指摘するのではなく、間に管理会社を挟むことで角を立てず、自分の匿名性を守りながら対応する人も多くなっている。実際に管理会社に相談して解決・改善できた人も。

一方で「管理会社に相談したものの、個人を特定しない注意喚起などやんわりとした対応しかしてもらえず、あまり意味がなかった」「取り合ってもらえなかった」という声も複数寄せられた。

2位「何もせず我慢」

  • 「家族の職場の人だったため、苦情は入れずに我慢しました。愚痴だけ言っていました」(20代 男性)
  • 「トラブルになるのは面倒だから、何も言わずに我慢している」(30代 女性)
  • 「引っ越しも考えましたが、費用がかかることや、もともと期限付きの単身赴任であったため、現実的ではありませんでした。そのため特別な対応はせず、できるだけ気にしないようにしながら我慢して生活していました」(40代 男性)

行動を起こさず我慢する人も多くなっている。「トラブルを大きくしたくない」「隣人が知り合いなので、言いにくい」などがその理由だ。

「単身赴任などで、すぐに引っ越す予定がある」「引っ越し費用を考えると難しい」といった現実的な事情もある。「我慢しているうちに、他の人が対応してくれた」「相手が引っ越した」といった意見もあった。

上記のように我慢しているうちに自然と解決することもあるが、行動を起こさないことで問題が長引く可能性も捨てきれない。

3位「直接伝える」

  • 「角が立たないよう遠回しにそれとなく伝えたこともありましたが、あまり効果はありませんでした。基本的には我慢していましたが、ストレスが溜まり、自分たちも音を気にせず生活するようになりました」(30代 男性)
  • 「管理会社に苦情を言って本人に伝えてもらったが、改善されなかったので直接言いに行った」(40代 女性)
  • 「喧嘩が始まったとき、こちらも大声で『うるさい』と怒鳴ったことがあります。翌日母親が謝罪に来るのですが、時が経つとまた喧嘩が始まりました」(50代 男性)

管理会社などを通しても改善されなかった場合や、あまりにも度が過ぎていると感じられた場合などに、隣人に直接伝えるという方法を選んだ人も一定数いた。隣人が話の通じる人で、かつ問題を認識してなかったとしたら、直接伝えることで改善につながる可能性もある。

一方で、伝え方や相手の受け取り方によっては、さらに大きなトラブルや衝突に発展するリスクも。また直接伝えることで一時的に改善しても、時間が経つと元に戻るというケースも見られた。

4位「警察に通報」

  • 「女性が何時間にも渡って泣いている際は警察を呼んだ」(20代 女性)
  • 「夜中の騒音は警察に連絡した」(30代 女性)
  • 「違法駐車に関しては警察に取り締まりの強化をお願いして取り締まってもらった。結果、違法駐車がなくなった」(50代 男性)

「違法性がある」「暴力的な喧嘩だと疑われる」など、隣人の行動が深刻だと感じられる場合には、警察に通報したり相談したりしている人もいた。危険を感じる状況や、緊急性の高い状況では有効な手段と言える。

実際に違法駐車がなくなった例もあり、問題が明確で、警察が対応できる内容であれば、改善効果も期待できる。

5位「引っ越す」

  • 「行動することが怖くて我慢したが、更新時に引っ越した」(20代 女性)
  • 「話し合いにならず、引っ越しをしました」(50代 女性)
  • 「直接言うとトラブルになりそうだったので、管理会社を通して注意してもらいました。ただ改善が一時的だったため、最終的には自分のストレスを減らすために引っ越しも視野に入れて動き始めました。長期的に我慢するのは難しいと判断しました」(60代以上 男性)

引っ越すと、隣人の問題行動から距離を置ける。費用や手間はかかるものの、物理的に離れることでストレスの原因が取り除ける。「話し合いが難しい」「行動を起こすのが怖い」「管理会社などに相談してみたが解決しない」といった場合に、引っ越しを実行した人もいた。「子どもたちを守るためにも、引っ越しを決断した」という声もあり、危険を感じる場合にも引っ越しを決断しやすいと考えられる。