リクルートが運営するニュースサイト「SUUMOジャーナル」は2026年3月26日、JR山手線を対象とした「家賃相場が安い駅ランキング2026年版」の調査結果を公開した。本調査は2025年7月〜12月の期間、山手線沿線の駅徒歩15分以内にある一人暮らし向け賃貸物件(10平米以上〜40平米未満)を対象に、管理費を含む月額賃料の中央値を算出したもの。
1位は買い物利便性が高い「田端」
JR山手線で最も家賃相場が安かったのは、9.8万円の田端駅だ。北区に位置する同駅は京浜東北・根岸線も乗り入れ、駅ビルにはスーパーやドラッグストアが揃う。落ち着いた暮らしを求める層に適した環境であり、本調査では2023年版から4年連続で1位を維持している。
2位は急浮上の大塚、3位には西日暮里と池袋がランクイン
2位は豊島区の大塚駅で、家賃相場は9.9万円となった。大塚駅は2025年版までは5位〜7位だったが、今回は2位に急浮上。家賃相場自体が以前より下がったわけではないが、他の駅の値上がり幅が大きかったことで、相対的に順位がランクアップした形だ。
3位は10万円で、西日暮里駅と池袋駅の2駅が並んだ。西日暮里は複数路線が乗り入れ、東側には飲食店、西側には寺社が立ち並ぶ。ターミナル駅である池袋が3位に入ったのは意外だが、駅から徒歩15分圏内の住宅街には手頃な物件も揃っているという。
安く住むなら「山手線の北側」が定石
トップ3の4駅はいずれも山手線の北側に位置している。5位の高田馬場駅や目白駅を含め、トップ10のうち8位の大崎駅を除く9駅が北側半分に集中した。この「中央線より北側の駅が安い」という傾向は2022年版からの過去5年間の調査でも一貫しており、山手線沿線で費用を抑えたい場合の指標となっている。
都内全体の家賃相場は上昇傾向に
過去5年間の推移を見ると、2024年版までは8万円台の駅が存在していたが、今回は消滅した。また2025年版では9駅あった9万円台の駅も、今回は2駅のみに減少している。都内全体の家賃相場が高まっている実態が改めて浮き彫りになった。


