ナレッジアートは、現在投資を行っている全国の男女300名を対象に「新NISAの利用実態と投資意識に関するアンケート調査」を2026年3月12日に発表した。本調査は、2026年3月10日〜11日の期間、インターネット調査にて行われた。

  • 「新NISAの利用実態と投資意識」に関するアンケート調査

    「新NISAの利用実態と投資意識」に関するアンケート調査

新NISAの利用率は8割超、投資家の間に広く浸透

  • 新NISAの利用状況

    新NISAの利用状況

「新NISAを利用しているか」と質問したところ、「現在利用している」は81.0%になった。新NISAの利用率は8割を超えており、投資を行っている層において制度が深く浸透している様子がうかがえる。一方で、「これから利用予定・検討中」は11.0%、「利用していない」は8.0%にとどまった。

年間投資額は50万円未満が最多、非課税枠の満額活用は限定的

  • 新NISAの年間投資額

    新NISAの年間投資額

新NISAの年間投資額については、「50万円未満」は45.7%になった。次いで「50万円〜100万円未満」が18.0%、「100万円〜240万円未満」が14.0%と続いている。

一方で、「240万円以上」は5.0%にとどまった。制度上は大きな投資枠が用意されているものの、実際の投資額は「50万円未満」が最多となっており、多くの投資家が非課税枠を満額活用するには至っていない。

値動きの大きさや投資枠の活用に戸惑う声も

  • 新NISAを始めて想定外だったこと

    新NISAを始めて想定外だったこと

「新NISAを始めて想定外だったことはあるか」と質問したところ、「特にない」は40.7%になった。一方で、具体的な想定外の事項としては「値動きが思ったより大きかった」は16.7%になり、「投資枠を使い切れなかった」は13.3%となった。このほか「含み損が出た」は9.3%、「手続きや仕組みが難しかった」は8.7%となっている。約4割は想定外はないと回答しているものの、リスク許容度や制度理解の面で課題も浮き彫りとなった。

資産運用の不安は高水準、慎重な継続姿勢が主流

  • 現在の資産運用に不安はあるか

    現在の資産運用に不安はあるか

「現在の資産運用に不安はあるか」と質問したところ、「ややある」(50.3%)と「非常にある」(16.7%)を合わせ、合計で67.0%が何らかの不安を感じていることが明らかになった。

  • 今後の投資意向

    今後の投資意向

今後の増額予定については、「現状維持」が48.3%で最多となり、「増やす予定」は34.7%、「まだわからない」は14.0%、「減らす予定」は3.0%と続いている。「増やす予定」と「現状維持」を合わせると83.0%にのぼり、多くの投資家が投資を継続する意向だが、積極的な拡大よりも慎重な姿勢が主流となっている。