元プロ野球選手で野球解説者の古田敦也氏が11日、YouTubeチャンネル『フルタの方程式【古田敦也 公式チャンネル】』で公開された動画「フルタ絶賛『吉田正尚の超絶技術』と世界一連覇の鍵を握る2人のサムライ【WBC2026】」に出演。不調に苦しむ近藤健介が、侍ジャパンのスターティングメンバーから外れる可能性について自身の見解を述べた。
「それぐらい実績持ってる人なんです」
1次ラウンドを4戦全勝の首位で通過し、史上2度目の連覇に向けて順調な歩みを見せる侍ジャパン。しかし、前回大会の優勝にも大きく貢献した近藤が、今大会は3試合に出場して12打数無安打、打率.000と結果が出ていない状況にある。
首位打者、本塁打王、打点王をそれぞれ1回、最高出塁率を4回獲得している「天才打者」の不振に対し、古田氏は「本来、常に4割以上の出塁率を誇る選手。それを何年も何年も続けてて。(今大会では)本人もしっかり振っていって捉えたと思った打球なんですが、セカンドゴロになったり、 ファーストゴロになったり」と分析。確かな実力を認めた上で、現状は不運な当たりも多いと説明した。
その上で、「本人が自信があったら全然問題ない。なぜかと言うと、過去の実績があるので。例えば10打席ヒットが出なかったら、その分、たぶん4~5打席ヒットが出るんですよ。連続で。それぐらい実績持ってる人なんです」と持論を展開。実績のある選手は、打席を重ねることで、最終的には残す数字が実力に見合うものに収束していくものだと強調した。
さらに、「そう考えると出ないまま終わるなんてことありえない、というふうに普通は考えると思う。プロだったら」と首脳陣の心理を推察。続けて、「本人がね、本当にどっか体調が悪いとか調子が悪いとかって言い出すと、それはちょっと(話が)違うので違う選手が出ることになるかもしれません」と語り、近藤選手のスタメン落ちは、本人から不調や体調不良の訴えがあった場合に限られるだろうと予測した。
また、ネット上の一部で見られているスタメン入れ替えを求める声に対しては、「 短期決戦だから調子のいいやつをどんどん使えってよく言われるんですけど、 ただ代わりに出た選手は必ず打つわけじゃないんで。そこは監督が最終的に判断するんじゃないですかね」とコメント。指揮官の判断の難しさに理解を示していた。
【編集部MEMO】
『フルタの方程式』は、テレビ朝日で放送されていた古田敦也氏の初冠番組。2021年5月にYouTubeチャンネルとして復活した。名選手たちのハイレベルな技術論や、プロ野球選手だけが知るエピソードに加え、野球のギモンを解決する“方程式”を提案。「ピッチャーズバイブル」「バッターズバイブル」「キャッチャーズバイブル」など、「野球好きのバイブル」となるコンテンツを配信している。なお、古田氏が『これ余談なんですけど・・・』(ABCテレビ)にゲスト出演した際、番組MCのかまいたち・濱家隆一は古田氏のトーク力を絶賛し、『フルタの方程式』を楽しみにしている視聴者の一人であると明かしていた。
