(左から)金本知憲、清原和博、近藤健介(写真:産経新聞社)

 

 プロ野球ではフリーエージェント(FA)制度を通じ、多くの選手が新天地へと活躍の場を移してきた。球団によってはFA補強を積極的に行い、チームの戦力強化につなげてきた歴史もある。そこで今回は、これまでにFAで加入した選手数が多い球団をランキング形式で紹介する。[1/6ページ]

6位:中日(7人)

 

 

 

 主なFA選手:谷繁元信、大野奨太、和田一浩、小笠原道大など

 

 6位は中日ドラゴンズ。7人の選手が加入した経緯がある。

 

 2000年オフ、ヤクルトスワローズから加入した川崎憲次郎。ヤクルト時代にはエースとして君臨したが、移籍直後に右肩を痛め、移籍後3年間は一軍登板なしに終わった。

 

 2004年には開幕投手を任されたが、結果を残すことはできなかった。

 

 

 

 谷繁元信もFAで加入した1人だ。横浜ベイスターズから加入し、2004年は打率.260、18本塁打の好成績。打撃だけでなく、リードや配球面でも一線級の活躍を見せた。

 

 打線の核としてチームを牽引したのが、2007年オフに西武ライオンズから加入した和田一浩だ。

 

 2010年、打率.339、37本塁打、93打点と驚異的な数字を残し、MVPを獲得。2015年に通算2000本安打を達成した。

 

 読売ジャイアンツから加入した小笠原道大は、現役最後のチームに中日を選択。2014年は代打を中心に出場し、81試合の出場で打率.301を記録。2015年限りでユニフォームを脱いだが、チームに多大な好影響を与えた。

 

 プロ野球ではフリーエージェント(FA)制度を通じ、多くの選手が新天地へと活躍の場を移してきた。球団によってはFA補強を積極的に行い、チームの戦力強化につなげてきた歴史もある。そこで今回は、これまでにFAで加入した選手数が多い球団をランキング形式で紹介する。[2/6ページ]

 

4位タイ:DeNA(9人)

 

 

 

 主なFA選手:駒田徳広、鶴岡一成、久保康友、大和など

 

 横浜DeNAベイスターズには9人の選手がFAで入団、チームの勝利に貢献した選手も少なくない。

 

 読売ジャイアンツから加入した駒田徳広は、1998年に打率.281、9本塁打、81打点をマーク。38年ぶりの日本一に大きく貢献し、自身初のベストナインにも輝いた。

 

 移籍後に苦しんだのが若田部健一だ。ダイエーホークス時代はエース級の活躍を見せたが、移籍1年目はわずか4試合の登板で未勝利に終わる。

 

 

 

 横浜での3年間で通算17登板、1勝にとどまり、2005年限りでユニフォームを脱いだ。

 

 2011年に北海道日本ハムファイターズから加入した森本稀哲も、新天地で苦しんだ一人だ。2012年こそ108試合に出場するも、翌年はわずか4試合。2013年に戦力外通告を受けた。

 

 成功例としては、2014年に阪神から加入した久保康友が挙げられる。移籍1年目に12勝6敗、防御率3.33の好成績を残した。その後は年々勝ち星を減らしたが、チームに欠かせない存在だった。

 

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4位タイ:オリックス(9人)

[caption id="attachment_218356" align="aligncenter" width="530"] 【写真:産経新聞社】[/caption]

 

 

 

 主なFA選手:平野恵一、小谷野栄一、森友哉、九里亜蓮など

 

 オリックス・バファローズは、これまでに9人の選手を獲得してきた。

 

 2012年オフに阪神タイガースからFA宣言し、古巣のオリックスに復帰した平野恵一。2014年には120試合に出場し、打率.268を記録。

 

 ガッツあふれるプレーと堅実な守備で、チームのリーグ2位躍進に貢献した。

 

 

 

 福岡ソフトバンクホークスから加入したのが山崎勝己だ。正捕手を支える第2捕手として、決して目立つような成績こそ残せなかったが、豊富な経験を武器に存在感を示した。

 

 2014年オフ、北海道日本ハムファイターズから移籍したのが小谷野栄一である。移籍後2年間はケガに苦しんだが、2017年には130試合に出場して打率.277の成績を残した。

 

 今もなおオリックスでプレーを続けるのが森友哉だ。移籍1年目から打撃で好成績を収め、リーグ3連覇の立役者に。ただ、怪我に悩まされることも多いだけに、今季は万全な状態で臨みたい。

 

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3位:阪神(12人)

 

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 主なFA選手:金本知憲、新井貴浩、糸井嘉男、西勇輝など

 

 ランキング3位の阪神は12人を獲得。数々の選手が印象的な活躍を見せた。

 

 広島東洋カープから移籍した金本知憲。2005年には自己最多の40本塁打、125打点をマークしてリーグMVPに輝いた。

 

 晩年は肩の故障などで厳しい時期もあったが、1492試合連続フルイニング出場を樹立した功績は計り知れない。

 

 

 

 2007年オフに同じく広島からFA移籍したのが新井貴浩だ。2010年には金本に代わって4番に座り、打率.311、19本塁打、112打点の働きを見せた。

 

 2016年オフにオリックス・バファローズから加入した糸井嘉男も、2018年に打率.308、16本塁打とインパクトを残した。ただ、終盤は怪我に悩まされることも増えた。

 

 同じくオリックスから加入した西勇輝は、加入1年目に10勝。翌年には11勝を積み重ねた。ただ、昨季は苦しいシーズンを過ごしただけに、誰もが復活を望んでいる。

 

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2位:ソフトバンク(17人)

 

 

 

 主なFA選手:内川聖一、又吉克樹、近藤健介、山川穂高など

 

 豊富な資金力を強みとする福岡ソフトバンクホークスは、これまでに17人の選手を獲得した。

 

 FA移籍の大成功例としては内川聖一が挙げられる。移籍1年目の2011年に打率.338で首位打者を獲得。

 

 史上2人目となる両リーグでの首位打者という偉業を成し遂げ、パ・リーグMVPに輝くなど、移籍後も変わらぬ実力を発揮した。

 

 

 

 一方で、期待された成績を残せなかったのが帆足和幸だ。西武ライオンズから加入したものの、西武時代のような勝利数を記録できず、好調なシーズンを長く続けることはできなかった。

 

 中日ドラゴンズから移籍した中田賢一は、2014年に11勝の活躍。翌2015年も9勝をマークして存在感を示したが、その後は制球難などから好調と不調の波が激しくなり、2019年オフにトレードで阪神タイガースに移籍した。

 

 近年加入した選手の中で、圧倒的な成績を残しているのが近藤健介だ。移籍1年目に本塁打王と打点王の二冠を獲得。

 

 翌年は首位打者とMVPに輝くなど、チームの主軸として君臨し続けている。

 

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1位:巨人(31人)

 

 

 

 主なFA選手:落合博満、清原和博、杉内俊哉、小笠原道大など

 

 1位に輝いたのは読売ジャイアンツ。2位以下を大きく引き離す、31人という結果になった。

 

 1993年オフに中日ドラゴンズから移籍した落合博満は、特筆すべき勝負強さを発揮し、リーグ優勝と日本一に貢献。

 

 その後、清原和博の加入に伴い在籍3年で退団したものの、巨人FA史の幕開けを飾る象徴的な存在となった。

 

 

 

 2006年オフ、北海道日本ハムファイターズから移籍したのが小笠原道大だ。移籍1年目から打率.313、31本塁打の成績でMVPを獲得。チームを5年ぶりのリーグ優勝に導いた。

 

 横浜ベイスターズから移籍した村田修一も、FAで加入した1人だ。2013年には夏場に大爆発を見せ、持ち前のバッティングで存在感を発揮した。

 

 広島東洋カープから移籍した丸佳浩も、今もなお巨人に不可欠な存在だ。移籍1年目の2019年は打率.292、27本塁打の成績を残し、リーグ優勝に貢献。昨季は規定打席に到達できなかっただけに、復活が期待される。

 

 2025年オフも日本ハムから松本剛、東北楽天ゴールデンイーグルスから則本昂大がFAで加入。2年ぶりのリーグ優勝へ、この新加入コンビの活躍がカギとなりそうだ。

 

 

 

【了】