フジテレビは9日、東京・台場の同局で4月改編のコンテンツラインナップ発表会を開催。動画配信サービス・FODについて、杉崎朋子FOD事業部長が「ファンダムを育てるライブコンテンツ」と「物語に深く没入できるドラマコンテンツ」の2軸でラインナップを拡充していく方針を示した。
まず大きな柱として挙げたのがスポーツコンテンツ。フジテレビでは2026年シーズンからF1の独占放送・配信をスタートしており、全24戦のライブ配信を実施するだけでなく、地上波でもF1の魅力を伝えるさまざまな番組を展開していくという。杉崎部長は、週末に行われたレースが日曜朝の話題になるような流れを作り出し、「F1のファンダムをフジテレビ全体で育てていきたい」と意欲を見せた。
もう一つの柱となるのが、FODオリジナルドラマの強化。今春は、世界的にヒットしたタイドラマの日本版リメイク『転校生ナノ』を独占配信。謎の転校生の存在によって、閉ざされていた日常が揺らぎ始める学園ミステリー・スリラーを展開する。
さらに、現在地上波で放送中の『東京P.D.』については、シーズン2をFODで独占配信。FODとして初めての取り組みとなり、「地上波からFODへ物語をさらに楽しんでいけるようつないでいきたいと思っております」と狙いを述べた。
そして、フジテレビ初の国際共同製作地上波ドラマ『時光代理人』の放送・配信が4月11日にスタート。アジアを中心に熱狂的な支持を集めるアニメ作品を原作とした実写ドラマで、グローバル展開も視野に入れている。
そのほか、多くの視聴者の記憶に残る名作の続編『102回目のプロポーズ』も控える。同作は3月19日からFODで先行配信され、4月1日からは地上波放送も予定している(毎週水曜23:00~)。杉崎部長はFODを「今後も放送と配信を連動させながら、コンテンツの価値を継続的に育てていく場として、取り組みを進めてまいります」と語っている。
二世代をつなぐコンテンツの苗床に
同会ではほかにも、高瀬透子IP・アニメ事業局長が、IP戦略における新番組『ぱちぱちるんるん』(4月5日スタート、毎週日曜6:15~)について説明。挑戦する楽しさ、発見の喜び、からだを動かすワクワクなどをテーマにしたショートコンテンツで構成するという。
ガチャピン・ムックも登場する同番組には、「皆様ご存知の『ポンキッキーズ』のファミリーのほか、チャギントンなど、これまでフジテレビが育ててきたキャラクターたち、そしてこの番組から新たに生まれるキャラクター、歌、視聴者参加型の企画などをフュージョンさせて、挑戦する楽しさや発見する喜び、そして体を動かすワクワクであったり、社会や自然とのつながりをテーマに、親にとっては懐かしく、子どもたちにとっては新しい二世代をつなぐコンテンツの苗床として育てていきたいと思っています」と意気込みを述べた。
