ランボルギーニ女性オーナーのためのイベント「#SheDriveaLambo」日本初開催!

3月8日は国際女性デー(International Womens Day)。国連により定められた記念日で、近年は多様性やジェンダー平等への意識の高まりを受けて認知が広がっており、その名を耳にする機会も増えてきた。「ミモザの日」とも呼ばれ、イタリアでは黄色のミモザの花を大切な女性に贈り日頃の感謝を伝える日でもある。

【画像】ランボルギーニが開催した女子会「#SheDriveaLambo」の華やかな様子(写真17点)

その日に先駆けて、ランボルギーニを愛する女性のためのプロジェクト「#SheDriveaLambo」が3月3日、ひな祭りの日に日本で初開催された。ランボルギーニ女性オーナーのみによるツーリングとワークショップを通じて、自らステアリングを握るランボルギーニ女性オーナー同士の絆を深める特別なイベントだ。

今回は全国から15台以上のランボルギーニが参加した。いずれも女性オーナーで、レヴエルト、ウルス、アヴェンタドール、ウラカンといったラインナップ。当日はメディア枠も用意され、3台のランボルギーニ現行モデルに女性ジャーナリストと編集者が交代で乗りながら、ゲストと同じ体験をさせていただいた。

スタート地点は「代官山 T-SITE」。集合場所のシェアラウンジへ到着すると、すでに女性オーナーたちが集っている。当日のドレスコードはミモザの花にちなんでの”Something Yellow”で、黄色のアクセントカラーが随所に見られる華やかな雰囲気だ。顔見知りのオーナーたちが再会して楽しげに談笑し、会場はスタート前から「ランボ女子会」の盛り上がりを見せていた。

アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパンのスタッフより日本初開催の「#SheDriveaLambo」への参加のお礼とご挨拶のあと、株式会社Radiance 代表取締役の金ヶ江悦子さんによるマインドフルネスのワークショップでイベントは幕を開けた。金ヶ江さんはウェルビーイング教育を専門とし、人がより良い状態で生きる力を育む活動をおこなっている。

今回は ”呼吸”にフォーカスしたセッションで、自分自身を落ち着き開放するための効果的な呼吸方法を実践するものだった。「今日は雨も降っていますし、ハンドルを握る場面では緊張して力が入ってしまうかもしれません。そんなときにはこの呼吸を思い出してみてください」というレクチャーを受けたのち、4グループに分かれてのドライバーズブリーフィングが始まった。

我々女性メディアのグループは、カーライフ・エッセイストの吉田由美さんと、『ル・ボラン』編集長の京谷則子さん、そして私(『オクタン日本版』編集長の湯淺)の3名で、ランボルギーニの最新モデル、テメラリオ、レヴエルト、ウルスSEの3台を途中で乗り換えながらドライブすることに。1グループ(3~4台)に先導車が1台付く細やかなフォロー体制で、各先導車のドライバーもほぼ女性が担当してくれるという徹底ぶり。メディアグループの先導担当は元レーシングドライバーで現在は会員制ドライビングクラブのインストラクターをしている中村浩子さんだ。

これまでランボルギーニの最新モデルは、助手席に乗ったり運転席に座ってみたり、触れる機会は数多くあったのだが、実際にひとりでドライブするのは今回が初めて。「公道を運転するときに気を付けるべきポイントは?」と吉田さんと京谷さんに尋ねたところ、ふたりとも親身にレクチャーをしてくれた。曰く、段差には気を付けて。でもリフターがあるから大丈夫。レヴエルトとテメラリオは、ウインカーとワイパーはステアリングのボタンで操作するのよ、等々。

雨なんて気にしない!とばかりに、華やかな一行が代官山T-SITEをスタートする。我々のグループはテメラリオ、レヴエルト、ウルスSEの順で先導車に続いて走る。この第一区間では私はウルスSEを担当した。街中でランボルギーニでいちばん気を遣うといっても過言ではない段差を気にしなくていいのはありがたい。

EVドライブで静かにスタートし、市街地を抜けてレインボーブリッジ方面へ。ボディサイズは大きく(ホイールベース3003mm、全長5123mm、全幅2022mm)、さすがに都内の一般道での取り回しには気を遣うが、先導車の中村さんからの無線による的確な誘導のおかげでスムーズに高速道路へと入る。ひとたび高速に乗ってしまえば”Strada”モードでハイブリッドドライブを選択し、穏やかで快適な走行を楽しむことができた。リラックスしすぎたのか、スタート前のマインドフルネス講座の効果なのか、あるタイミングで自分自身が”無心”モードに入っていることに気付いて逆に驚いたほどだ。

約60kmを走行し、千葉県市原市のランチ会場へ到着。情報非公開の会員制ラグジュアリーゴルフ場のレストランでランチをいただく特別な体験に、参加者の気分はさらに晴れやかに上がっていく。

食後に数分のマインドフルネスのセッションを体験し、呼吸で気持ちを整えて再スタートに臨んだ。次の区間はゴール地点までの約40km。私はレヴエルトでドライブする。第一区間でこのレヴエルトを運転した京谷さんが「湯淺さんがEV走行も楽しめるように、走行中にリチャージしておいたよ!」と言ってくれた。そんな女性ならではの細やかな心配りが嬉しい。一方、私が第一区間で運転したウルスSEはリチャージせずに走り、電気を使い切ってしまっていた。第二区間でウルスSEに乗られた吉田さん、気が利かなくてごめんなさい…

今回も先導車の後を同じ車両順で走る。レヴエルトはミラーを含めると2266mmという圧倒的な全幅だが、雨も小降りになったこともあって視界は想像以上に良好だ。一般道では路面の凹凸に若干気を遣いつつドライブしたとはいえ、なんと走りやすいスーパーカーなのだろうか。時折唸りを上げるV12のサウンドを楽しむ余裕ができてからは、気を張ることなくドライブできた。そしてウルスSEのときと同様に、レヴエルトでもまた”無心”モードに入っている自分がいた。無心になりすぎたために信号待ちでふと我に返ったときに若干の急発進をしたこともあったが、そんなときこそ4WDが本領を発揮、挙動の安定感を実感することができた。

ゴール地点の「BOTANICA MUSEUM」(千葉県千葉市)でのアクティビティは、植物園の散策とフラワーアレンジメントの体験。ミモザの花をベースに、好きな花を選んでボックス型のフラワーアレンジメントを作っていく。花に囲まれた空間で、女性同士が楽しく個性的なアレンジを仕上げていく姿は、とても華やかで楽しそうだ。表情も明らかにスタート時よりもリラックスして輝いている。最後のティータイムでは参加者からスピーチをいただく場面もあった。「大阪から来た甲斐がありました」「本当に楽しかったです」「毎月やってほしいです」といったポジティブなコメントが溢れ、女性オーナーたちが心から楽しんでいる様子が伝わってきた。

イベントはBOTANICA MUSEUMでのティータイムで幕を閉じたが、我々には返却場所まで車両を運転していくというミッションがあり、この第三区間で私はランボルギーニの最新モデル、テメラリオを担当した。テメラリオはその日が下ろしたてだという。まだカスタマーへの納車は開始されておらず、日本で走っているのは広報車だけというタイミング。ミモザの花と同じイエローカラーをまとったこのテメラリオはまさにこの日のヒーローカー、否、ヒロインカーだった。ヒロインといえども可憐なお姫様ではなく、TPOに応じてエレガントにもパワフルにも振る舞いを変えられる、変幻自在で魅力的な女性のような車だ。ウルスSEやレヴエルトからテメラリオに乗り換えると、率直な感想は「あ、やっぱり小さい」。とはいえ、全長は4706mm、全幅は1996mmなので一般的には決して小さくはないのだが…

女性メディアグループは最後まで揃って一緒に走ることにした。「私に付いてきてね」とレヴエルトで先を走ってくれる吉田さん。日も暮れて雨が強まり、テメラリオの右リアの慣れない視界での車線変更に躊躇する私の一瞬を察して、後ろのウルスSEで先に車線変更し「私の前に入っていいよ」と促してくれる京谷さん。女性同士で連携している一体感。うん、なんだか楽しい!

あっという間に1日が過ぎ、朝の緊張はどこへやら。3台のランボルギーニ最新モデルを丸一日ドライブして、当初気にしていたリフターの出番は2箇所の駐車場入口のスロープだけだったし、走行中のストレスも感じることなくドライブを楽しむことができた。「ストレスなく」というよりもむしろ「乗るほどにリラックスする」という表現の方が合っているかもしれない。今回は公道そして雨天ということで、”Citta”モードと”Strada”モードというジェントルなモードしか試していないため、ストイックな走りをしていない。それゆえに現行ランボルギーニのエレガントな一面をしっかりと満喫できたのかもしれない。

イベント後、参加者の女性オーナーから「皆さん運転がとても上手で、チームで走ってとても楽しかったです」という感想を聞いた。お互いに連絡先を交換し、新しいスーパーカー友達の輪が広がったという。女性がランボルギーニに乗っているからカッコイイのか、カッコイイからランボルギーニが似合うのか、はたまた両方か。いずれにしても今回の「#SheDriveaLambo」では、とにかく皆さんキラキラ輝いていたのが印象的で、ともすれば”イカツイ”印象があるランボルギーニに、こんなにエレガントな面もあるのだと再認識した。

車を愛し、スーパーカーを素敵に乗りこなす女性がもっと増えますように。

文:湯淺央子(オクタン日本版編集長) 写真:アウトモビリ・ランボルギーニ

Words: Chikako YUASA (Octane Japan) Photography: Automobili Lamborghini