仕事をするうえで、忙しさや人間関係、思うように進まない業務など、さまざまな要因で感情が揺さぶられる場面がある。真剣に取り組んでいるからこそ、ついカッとなってしまったり、苦しくなってしまうこともあるだろう。
では、多くの人は仕事中にどの程度感情的になってしまうものなのだろうか。また、そうならないためにどのような工夫をしているのだろうか。 そこで、マイナビニュース会員に実施した、仕事で意識していることについてのアンケート結果を紹介する。
仕事中に感情的になってしまうことが「ある」人は66.4%
仕事中に、感情的になってしまうこと(怒る・落ち込む・イライラするなど)はあるか、尋ねると、「よくある」(20.5%)および「ときどきある」(45.9%)と回答した人を合わせると66.4%という結果に。
6割以上の人が仕事で感情的になってしまうことがあると感じているようだ。
よくある......20.5%
ときどきある......45.9%
ほとんどない......27.1%
まったくない......6.6%
仕事で感情的にならないために意識していること
仕事で感情的にならないために、意識していることや工夫していることについて問うと、以下の回答が得られた。
考え方を意識的に変えてみる
つい感情的になりそうな場面では、いったん自分を客観的に見つめ直し、意識的に考え方を切り替えるよう心がけているという声が寄せられた。
仕事なんだと割り切る(女性/50代/宮城県/ドラッグストア・調剤薬局)
うまく行った仕事内容が直近であったなら、今回の不満などは山のあとの谷と思い、このあとは成功する番が回ってくる巡りだし、今回の悪かったことをどうやったら失敗しないかのサンプルとして分析して成功の確率を上げる材料と考える(男性/50代/大阪府/流通・チェーンストア)
相手の立場に立って物事を考えるようにしている(男性/40代/茨城県/公益・特殊・独立行政法人)
できるだけ客観的なデータや数字に基づいて物事を考える(男性/40代/福井県/医療・福祉・介護サービス)
相手と自分の共通点を探す(男性/50代/神奈川県/物流・倉庫)
相手に苛立つ価値などないと冷静になる(女性/30代/神奈川県/専門店)
その時の感情が、どういう結果をもたらすか考える。そして望ましい結果になるよう考え直して行動に移す(男性/40代/静岡県/コンピューター機器)
低レベルの相手なら、仕方ないと思って平常心を保つ(女性/40代/大阪府/医療・福祉・介護サービス)
優先順位の明確化及び選択肢を新しく自分なりにつくる(男性/40代/岡山県/サービス)
相手方の良い面を思い出すこととしている(男性/60代/千葉県/官公庁)
その場での振る舞いが後の自分にとって得になるかを考えたり、今はマイナスの感情を抱いてしまっている相手の「良いところ」や立場を考えたりするとよいかもしれない。また、感情に振り回されないために、客観的なデータや事実に基づいて考えるのも意識したい。
気をそらす、受け流す
感情的になりそうなときは、そのことばかりに気を取られがち。だからこそ、意識的に気をそらしたり受け流したりしてやり過ごすという人も。
他の事を考えて一度気持ちを落ち着かせる(男性/50代/神奈川県/建設・土木)
まぁいっかーと自分に言い聞かせる(女性/50代/東京都/フードビジネス(総合))
同僚の話を聞き流す、相手をしない(男性/50代/神奈川県/コンピューター機器)
話半分に聞くようにしている(男性/60代/愛知県/海運・鉄道・空輸・陸運)
時間が経てば自然と怒りは直るので、時の流れに感情を任せている(男性/50代/広島県/不動産)
こころの中で、歌をうたいます。落ち着きます(女性/50代/栃木県/教育)
目をつぶって「バスタクシー」と10回唱える(男性/40代/神奈川県/ソフトウェア・情報処理)
感情的になってしまうのは、それだけ物事に真剣に向き合っている証拠とも言える。だからこそ、コントロールが効かなくなりそうだと感じたときは、いったん気をそらしたり力を抜いたりして、気持ちを落ち着かせる時間をつくるのも大切かもしれない。
環境を変える、落ち着くための行動をする
怒りが込み上げてきたときは、深呼吸や席を離れるなど自分の周りの環境を変え、具体的な行動で気持ちを落ち着かせるという工夫も見られた。
深呼吸、深呼吸。深呼吸して気持ちを整える(男性/60代/広島県/広告・出版・印刷)
とりあえず席を離れて歩き回る(男性/50代/神奈川県/ソフトウェア・情報処理)
コーヒー飲む(男性/60代/東京都/ソフトウェア・情報処理)
相手と話すときは一呼吸おいてから話すように心がけています。一呼吸おいている間に考えをまとめて失礼のない言葉で話すようにしています(男性/60代/神奈川県/建設・土木)
6秒まつこと(男性/60代/大阪府/建設・土木)
ムカついたことはwordに残しておく(女性/30代/大阪府/人材派遣・人材紹介)
屋外に出て少し歩き空を見上げて深呼吸(男性/30代/福岡県/サービス)
しばらく廊下をうろうろして気持ちを落ち着かせる(男性/30代/石川県/精密機器)
コーヒーを飲む、席を離れる、書き出すなど、物理的に今いる空間から離れてみると冷静さを取り戻せるかもしれない。
日常的に心がけていること
感情に振り回されないために、日頃から余裕を持つ意識や自己コントロールの習慣を大切にしているという声も上がった。
常に余裕を持つようにする(男性/20代/大阪府/輸送用機器(自動車含む))
アンガーマネジメントの書籍や記事を読んだり、自身の怒るときの状況や気分、疲れなどについて考察した(男性/70代/宮城県/建設・土木)
常にプロフェッショナルを意識した行動を心がけている(男性/60代/愛知県/総合商社)
目標を明確にもつようにする(男性/60代/東京都/不動産)
お互いに仲が悪い人とは、これ以上仲良くなれないと思ったら、無理に仲良くなろうと努力はしない。精神論でなく現実的に物事を考え、自分自信を成長させる努力をする。例えば、スマートフォンでもタブレット端末でもPCでも使えそうな便利ツールは積極的に使うといいと思う(男性/30代/佐賀県/建設・土木)
仕事の合間に休憩を必ず挟むことです(男性/40代/福岡県/建設・土木)
常にゆっくり話すようにしています。イライラしていたり、感情的な時は口調が早くなるので、それを防止する為にも、常にゆっくり、そして、ボリュームは下げ気味にします(男性/50代/静岡県/コンピューター機器)
自分で意識すれば止められるようになりました。来た来た来たと自分の中で込み上げてくるものがあるので、うまい具。そこは抑えて顔や態度に出さないようにすることができるようになりました(女性/40代/宮崎県/サービス)
今回紹介した方法は、冷静なときには思い浮かぶものが多いかもしれない。ただ、感情が高ぶってしまうと、どう対処すればよいのか分からなくなってしまうこともあるはずだ。 そんなときに、この記事をふと思い出してもらえたら、という思いで本記事をまとめた。ほんの少しでも、気持ちを整えるヒントになれば幸いだ。
仕事で意識していることについてのアンケート
調査時期: 2026年2月20日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 302人
調査方法: インターネットログイン式アンケート



