アドバンは3月3日、「将来乗りたいクルマ」についての調査結果を発表した。調査は2025年1月〜2026年2月、Z世代1,575名およびバブル世代663名を対象にインターネットで行われた。
「将来乗りたいクルマ」TOP3
「将来乗りたいクルマ」を見ると、Z世代はフォルクスワーゲン(28.3%)が最多で、メルセデス・ベンツ(27.5%)、ヒョンデ(27.3%)が僅差で並んだ。
一方、バブル世代はBMW(34.5%)とアウディ(34.5%)が同率1位となり、3位はJeep(30.0%)だった。
ブランドイメージ比較
「次に乗りたい」結果の背景を読み解くため、欧州御三家(メルセデス・ベンツ/BMW/アウディ)のブランドイメージ(上位5項目)を世代別に比較した。全体として、Z世代では「信頼・信用」「高品質」「安心・安全」といった"堅実さ"に関わる項目が上位に入りやすい一方、バブル世代では3ブランドすべてで「伝統・歴史」がTop5に入った。特にBMWでは、バブル世代の「伝統・歴史」が2位(73.0%)となっており、世代差が明確だった。
メルセデス・ベンツのイメージ
メルセデス・ベンツのイメージを尋ねた(Z世代 n=124/バブル世代 n=93)。
Z世代は「信頼・信用」(64.8%)が1位で、「高品質」(64.3%)、「安心・安全」(59.5%)が続く。同率3位として「贅沢」(59.5%)が入り、5位は「上品・優雅」(57.0%)だった。
一方、バブル世代は「高品質」(72.2%)が1位で、2位に「伝統・歴史」(70.4%)、3位に「安心・安全」(70.0%)が続く。Z世代で1位だった「信頼・信用」も4位(67.7%)に入り、5位は「贅沢」(66.1%)だった。「品質」「安心」の評価が両世代で上位に入りつつ、Z世代は「信頼」を最上位に置き、バブル世代は「伝統・歴史」が上位に入る点が特徴となっている。
BMWのイメージ
BMWのイメージを聞いた(Z世代n=130/バブル世代n=101)。Z世代は「高品質」(59.5%)が1位で、「安心・安全」(52.6%)、「信頼・信用」(51.7%)が続く。4位は「熱意・信念」(48.9%)、5位は「ベーシック」(46.5%)だった。
バブル世代は「高品質」(77.1%)が1位で、2位に「伝統・歴史」(73.0%)、3位に「信頼・信用」(63.7%)が続く。4位は「安心・安全」(62.6%)、5位は「かっこいい」(61.9%)だった。「伝統・歴史」がバブル世代で上位に入る一方、Z世代のTop5には入らない点が世代差として明確であった。
アウディのイメージ
アウディのイメージを聞いた(Z世代n=112/バブル世代n=101)。Z世代は「高品質」(59.9%)が1位で、「信頼・信用」(57.8%)、「安心・安全」(54.6%)が続く。4位は「期待感」(53.5%)、5位は「個性的」(52.9%)だった。
バブル世代は「伝統・歴史」(64.2%)が1位で、「安心・安全」(62.6%)、「高品質」(62.3%)が続く。4位は「信頼・信用」(59.4%)、5位は「上品・優雅」(56.4%)だった。
バブル世代では「伝統・歴史」が最上位に入る一方、Z世代は「期待感」「個性的」がTop5に入っており、受け止め方に違いが見られた。
欧州御三家の認知度
ブランドイメージの違いが見えたところで、最後に「そもそもそのブランドを知っている人がどの程度いるのか」を確認するため、認知度も世代別に比較した(Z世代n=557/バブル世代n=323)。Z世代はメルセデス・ベンツ(52.3%)、BMW(57.0%)、アウディ(56.5%)と5割台だった。
一方、バブル世代はメルセデス・ベンツ(81.2%)、BMW(84.2%)、アウディ(80.8%)と、いずれも8割を超えた。この結果から、欧州御三家はバブル世代では広く認知されている一方、Z世代では認知が5割台にとどまることが分かる。
以上の結果から、「将来乗りたい」ブランドの上位は世代で入れ替わる傾向が見られた。背景として、Z世代では「信頼・信用」「期待感」などの印象が上位に入りやすい一方、バブル世代では「伝統・歴史」が上位に入りやすく、同じブランドでも重視されるイメージが異なる可能性が示された。




