ヤマハ発動機はこのほど、小型浄水装置「ヤマハクリーンウォーターシステム」を磐田市内に設置。4月15日より、災害発生時の活用を中心にした国内需要の検証を行う実証実験を開始する。
ヤマハクリーンウォーターシステム(YCW)は、これまで水道設備の行き届かない国や地域における水へのアクセス向上のため、主にアジア、アフリカの村落地域に導入されてきたが、災害時の活用を見据えた導入は今回が初。
今回の実証実験では、磐田市内の指定避難所および指定緊急避難場所である磐田市総合体育館が立地する「かぶと塚公園」(磐田市見付)に設置。今後2年間にわたって、防災訓練で市民の方に利用方法を体験して頂くなど、地域の方の運用参加を通じ、その声をもとに課題検証が行われる。
また、市内の学校教育での活用も予定しており、YCWを市内の小中学校の総合学習の授業に取り入れ、国連の掲げるSDGs「安全な水と衛生」(目標6)、「住み続けられるまちづくり」(目標11)を学ぶプログラムも計画されている。実際の浄水装置を教材に、安心して利用できる水の重要性や浄水技術、地域防災の仕組みを学ぶことで、子どもたちの防災意識や社会課題解決などの理解を深める機会につなげていくという。
なお、今回設置されるYCWでは、景観と市のモチーフを意識した特別デザインを採用。濃淡の異なる青色を基調に、生物浄化プロセスを象徴した砂利や微生物のイラストを配し、さらに、市のシンボルである昆虫「ベッコウトンボ」をイメージしたべっこう色がアクセントとして施されている。
