母に連れられ、舞台裏をのぞいていた少年が、25歳の俳優になった――俳優の松雪泰子が『徹子の部屋』で明かしたのは、同じ道を歩み始めた息子との物語。高校時代、母の出演作を観て震えながら号泣したあの日が、ひとつの原点だったという。今では「友人のよう」と語る親子関係。俳優として、母として、松雪が同じ道を歩み始めた息子について語る。

松雪泰子

松雪泰子

松雪泰子、18歳でデビューし、俳優人生35年 現在は53歳に

松雪は、2日放送のテレビ朝日系トーク番組『徹子の部屋』(毎週月~金曜13:00~)に出演。

18歳で俳優デビューし、今年で芸能生活35年。現在53歳となった松雪は、同番組への出演は実に20年ぶり。この20年の間に、5歳だった息子は25歳に成長。今では母と同じ俳優の道を歩んでいる。

幼い頃から息子を舞台観劇に連れて行っていたという松雪。「(私が)劇を観に行ったりが好きで、小さいころからよく連れて出かけていたんです。そのときに、舞台裏を通るときと舞台美術や装置に興味を示していて。大学では文学部だったんですけど、戯曲に興味を持ったようで、世界の戯曲を研究するゼミに入って、勉強していました」と振り返る。

舞台裏に目を輝かせていた少年は、大学卒業後、裏方ではなく表現者の道へ。現在は舞台を中心に活動しているという。

転機のひとつは、高校時代。松雪が出演した舞台を観劇した息子に起こった、ある出来事だった。

「アーサー・ミラーの『るつぼ』というお芝居をやったとき。魔女裁判の話で、すごくハードな内容ではあるんですが、彼は物語の理不尽さを受け止め切れなくて、(私の)楽屋に来たときに、震えて号泣してしまって……」と明かす。

その後、息子は大学でアーサー・ミラーを中心にアメリカ文学を研究。舞台への思いをより深めていったそう。

母であり、俳優としては先輩でもある松雪は、息子について「今は修行中です」とエールを送る。

現在の関係性は「友人のよう」だといい、一緒に観劇を楽しむこともあるそう。「観たあとは2人で食事をしながら、感想を言い合ったり。一番楽しい時間」とほほ笑む。

さらに「もう彼も俳優としてやっているので、お互いにダメ出しをする……(笑)」と、親子でありながら同じ舞台に立つ表現者同士としての関係も明かしていた。

松雪が出演した2日放送の『徹子の部屋』は、Tverで9日まで見逃し配信中。

【編集部MEMO】
『徹子の部屋』は、1976年にスタートしたテレビ朝日系トーク番組。2026年で50周年を迎え、放送回数は1万2,000回を超えている。