好きになってはいけない相手と、同じ部屋で暮らす。触れられる距離にいながら、想いは届かない。それでも、そばにいたい――。

累計発行部数30万部を超えた三つ葉優雨氏の少女漫画『share』が、秋田汐梨と池田匡志のW主演で実写ドラマ化され、今年春にフジテレビ(※関東ローカル)で全8話が放送されることが決定した。同局の動画配信サービス・FODでは、ノーカット版が独占配信される。

  • 『share』

    『share』

本作は、居場所を見失った女子高校生とゲイの青年の同居生活を通して、愛することの難しさと成長を描くラブストーリー。電子書籍ストアでも高評価を獲得した話題作で、実写化の発表とともに注目を集めている。

主人公・日下はるは、夢も目標も見つからない高校生。バイト先で出会った青年・藤原理央に惹かれたことをきっかけに、彼の住むシェアハウスで暮らし始める。

しかし理央はゲイであり、同居の条件として「僕のこと男として好きにならないでね」と告げる。それでも同じ部屋で過ごす日々の中で、はるの想いは膨らんでいく――。

主人公・はるを演じる秋田汐梨は「好きな人がそばにいるのに想いを伝えられない、はるの複雑で繊細な感情を、できるだけ美しく表現したいと思いました」とコメント。

さらに、「撮影中はずっと切なさと幸せが同時にあるような、不思議で濃い時間でした。はるの気持ちに寄り添いながら、二人の新しい恋の形を見守っていただけたら嬉しいです」と語り、役への深い共感を明かした。

理央役の池田匡志は「重い背景を抱えながらも自然体で生きる理央の在り方に、強く心をつかまれました」と原作の印象を語る。

そして、「衝動のままに動きながらも、誰かを傷つけたくないという理央の優しさをどう表現するかを大事にしました」と役作りについて明かし、「曖昧で言葉にならない距離感や恋の衝動を楽しんでいただけたらうれしいです」と作品への思いを寄せた。

脚本・監督は『体感予報』などで知られる加藤綾佳氏が担当。「原作の世界観を損なわないようにしつつ、どう形にするか真摯に向き合いました」と語り、「愛らしい登場人物たちに囲まれた現場は、かけがえのない思い出になりました」と振り返った。

主題歌にはthe Indigoの「BLUE」が採用され、物語に優しく寄り添う。

コメント全文は、以下の通り。

秋田汐梨

原作を読んで、好きな人がそばにいるのに想いを伝えられない、はるの複雑で繊細な感情を、できるだけ美しく表現したいと思いました。撮影中はずっと切なさと幸せが同時にあるような、不思議で濃い時間でした。はるの気持ちに寄り添いながら、二人の新しい恋の形を見守っていただけたら嬉しいです。

池田匡志

原作を読んだとき、重い背景を抱えながらも自然体で生きる理央の在り方に、強く心をつかまれました。
僕自身、ここまで“自然体”の役は初挑戦で、衝動のままに動きながらも、誰かを傷つけたくないという理央の優しさをどう表現するかを大事にしました。
はると理央の曖昧で言葉にならない距離感や、思いも寄らない恋の衝動を、楽しんでいただけたら嬉しいです。 

加藤綾佳監督

原作の可愛らしくも繊細な世界観に引き込まれつつ、映像化するにはなかなかに高いハードルがある作品であると感じたのが第一印象でした。原作の世界観を損なわないようにしつつ、実写にする上で向き合わなければいけない点を考慮し、どう形にするか。自分なりに精一杯悩んで真摯に向き合った結果、出来上がったのが本作となります。ただし悩んだ時間以上に、楽しい時間がたくさんの、素敵な現場でもありました。愛らしい登場人物たちや、共に尽力してくれるスタッフに囲まれ、家族と過ごしているような感覚で毎日現場に通っていた日々は、主人公・はるが経験した時間同様に、わたしにとってもかけがえのない思い出となりました。皆さまにもぜひ本作を通して、そんな温もりが伝われば幸いです。

【編集部MEMO】
秋田汐梨は、2003年3月19日生まれ、京都府出身。2015年にモデルとしてデビューし、17年から俳優活動を開始。映画『惡の華』(19年)などに出演し注目を集める。近年はドラマ『恋愛バトルロワイヤル』(24年)『、私の彼が姉の夫になった理由』(25年)、『Dr.アシュラ』(25年)など話題作への出演が続く。
池田匡志は、1999年12月13日生まれ、徳島県出身。2021年、TBSドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』で俳優デビューし、『王様戦隊キングオージャー』(23年)で注目を集める。以降、『雨上がりの僕らについて』(25年)、『本命じゃなきゃよかったのに』(26年)など主演作が続く。

(C)三つ葉優雨/小学館/NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン