アイナ・ジ・エンドが選ぶレディオヘッド名曲4選 トム・ヨークへの愛と「トラウマレベルに好き」な曲とは?
アイナ・ジ・エンドがパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「東芝ライフスタイル アイナ・ジ・エンドの『ほな、また』」。日々の他愛もない話から、日常で大切にしていることなどを、リスナーからのメッセージも交えながらまったりとトークするプログラムです。時に、自身の音楽や最近の活動、アイナ・ジ・エンドが今この人と話したいと思うゲストなども招いていきます。

2月28日(土)の放送では、アイナ・ジ・エンドが大ファンと公言するイギリスのロックバンド「Radiohead(レディオヘッド)」特集ということで、思い入れの強いレディオヘッドの楽曲を紹介していきました。

パーソナリティのアイナ・ジ・エンド



◆耳が痛くなるぐらい何度も聴いた曲

アイナ・ジ・エンド:まずは、レディオヘッドを知らない方のために、ざっくりとしたバンドの説明をします。レディオヘッドはイギリスのバンドで、1992年に初のEPをリリース。初のアルバム『パブロ・ハニー』(1993年)には、レディオヘッドの代表曲「クリープ」が収録されています。1997年にリリースした3枚目のアルバム『OK コンピューター』が世界的なヒットを記録。こちらはイギリスで初のアルバムチャート1位も記録しております。

最近の活動としては、2016年に9枚目のアルバム『ア・ムーン・シェイプト・プール』以降リリースはなく、2018年にライブをおこなって以来、バンドの動きはなかったのですが、なんと昨年再始動したということで、おめでとうございます! 7年ぶりにヨーロッパツアーをおこなっていましたけど、行きたかったなぁ。そして、「ロッキング・オン」2月号の巻頭はレディオヘッド特集でしたけど、「ほな、また」でも特集しちゃおうと思います。

まず1曲目に聴いていただきたい曲は「クリープ」ですね。この曲が一番有名かな。ギターのジョニー・グリーンウッドが作ったと言われているサビ前のギターフレーズ「ダダッ、ダダッ」。これね、やっつけで弾いたみたいですけど、最初に聴いたときに「ここカッコいいな!」って心に引っかかるものがありました。

一番有名なのはこのギターが鳴る瞬間なのかもしれない。この早く弾いていないような、ゆっくりたゆたうように聴こえてくる、だけど音は歪んでいるみたいな。なんかこれって、レディオヘッドでしか聴けない音だなってずっと思っているんですよね。そんなところも一緒に聴いてみてください。




アイナ:続いて紹介するのは「エアバッグ」です。『OK コンピューター』というアルバムの1曲目に収録されている楽曲で、耳が痛くなるぐらい何度も聴いたかな。イヤホンを耳に差して、1曲目に聴くのは絶対「エアバッグ」じゃないと嫌だっていう時期があったぐらい本当に聴き込んでいました。ちょうど2024年の(私の)日本武道館公演の時期とかに特に聴いていた気がします。

この曲の活気のある描写と、静かで狂気的なものを感じる描写とが交差していく感じがすごく好きなんですよね。途中で「ピピピピピ、ピピピピピ」みたいなのが聴こえてきたりするんです、電子音のようなもの。アルバムのタイトルが『OK コンピューター』っていうので、ちょっとした機械音みたいなのが聴こえてくるのも、アルバムの統一感としていいなと思っていて。

『OK コンピューター』には、結構そういう要素が入っている曲が多いんですけど、コンセプト感みたいなものをめっちゃ感じるので、アルバムの1曲目に持ってきた「エアバッグ」は本当にカッコいいなと思ってよく聴いていました。ワクワクするような音像ですよね、本当に大好きです。




◆歴代の髪型とかもめっちゃ真似したい!

アイナ:続いては、「ノー・サプライゼズ」です。このギターのイントロ、もうみんな好きなんじゃないですかね。私はトム・ヨーク(ヴォーカル・ギター)の声と顔が好きで、なんか歴代の髪型とかもめっちゃ真似したいぐらいビジュアルも好きなんですけど。

ギターフレーズだけで言ったら、「レット・ダウン」とかのイントロもすごく好きです。でも今回は「ノー・サプライゼズ」にしました。MVも面白くて、音楽をやっている人なら、みんな一度は「このMVやりてぇー!」って思うんじゃないかなって、以前に誰かとお話しした記憶があるんですけど。

なんかトム・ヨークの顔だけがずっと映っているんですよ。歌っているんだけど、下からゆっくり水が溜まってきて顔が水で埋まってしまうわけです。で、鼻とか口からブクブクって泡を吹かせたかと思ったら、水が頭からバーッて下がっていって、「はぁーっ!」て息ができてまた歌うっていうようなMVなんですね。

本当に「ノー・サプライゼズ」で、何にも起きないっていう。何が起こるんだろうって、ちょっと期待して見るわけなんですけど、水が抜けるだけっていう。そんなMVなんですけど、あれがカッコいいんですよ。カッコよく見えるのは曲の良さもあるし、トム・ヨークの雰囲気もあると思うんだけど、なんてことのないものを、なんか意味があるように見せているレディオヘッドがカッコいいと思うわけです。




アイナ:続いては、「モーション・ピクチャー・サウンドトラック」。こちらは、アルバム『Kid A』に収録されているものです。この曲の始まり方が本当にいびつな耳ざわりでね、トラウマレベルにすごく好きなんですよね。素敵なトラウマと言っていいのでしょうか、それぐらい初めて聴いたときは衝撃的でした。

急に現実に戻るわびしさ、なんか言葉にできない不快感、これがこの曲に入っているんですよね。冒頭でそれらが感じられるんです。私はこの音像が大好きで、終盤のコーラスもすごく美しいんですよね。次第に壮大になっていくんですけど、「何、何、何? すごい壮大じゃん!」ってなったら、急に「ゴーン」って静けさが漂うわけです。何かの余韻に浸りたいときとか、フルでゆっくり聴いてほしいですね。




アイナ:今日は、レディオヘッドの特集をお送りさせていただきました。今、『OK コンピューター』のアナログ盤を手に取っているんですけど、めちゃめちゃジャケがカッコよくて。レディオヘッドのツアービジュアルとかもそうなんだけど、イラストとか可視化したものすべてがカッコ良くて、本当に全部が魅力的だなと改めて思いました。



最後にお知らせをさせてください。アイナ・ジ・エンドとして初のアジアツアー「AiNA THE END LIVE TOUR 2026 - PICNIC -」を4月から開催します。海外は3都市、日本は4都市でライブをおこないます。ツアーのためにちょっとした動画を撮っていて、これが面白い動画なので、よかったら私のYouTubeで見てみてください。今日はレディオヘッドの「カーマ・ポリス」を聴きながらお別れです。


パーソナリティのアイナ・ジ・エンド




<番組概要>
番組名:東芝ライフスタイル アイナ・ジ・エンドの「ほな、また」
放送日時:毎週土曜18:00~18:30
パーソナリティ:アイナ・ジ・エンド
番組Webサイト: https://tfm.co.jp/honamata/
番組公式X:@honamata_tfm