ライオンは、カスタムオーダーのビジネスウェアブランドFABRIC TOKYOと共同開発した"洗うことから逆算したスーツ"を販売開始した。洗濯機の標準コースで洗うことができ、ライオンの衣料用洗剤「NANOX one PRO」を使用すれば30回洗濯した後も新品同等レベルを保つことができるという。
2年かけて開発
発表会に登壇したライオン代表取締役の竹森征之氏は、「2年の開発期間をかけ、洗うことに重きを置いたスーツの開発を行いました」と話し、洗濯機の標準コースで洗うことができるものの、長く着心地の良い状態が続くとアピールした。
続いて、FABRIC TOKYO 代表取締役の森雄一郎氏も「FABRIC TOKYOは2014年に設立したブランドですが、この12年間で消費者の変化がありました」とし、温暖化などの影響や着心地のニーズ、シワにならないなどの機能性が求められるようになったことから共同開発がスタートしたと話した。商品名は「SPEED WASH ONE」。
衣料用洗剤「NANOX one PRO」と併用でより長持ち
担当者の長池英二氏によると、共同開発は24年4月から開始。ライオンでは近年、CO2排出量の削減と衣類のロングライフ化を目的とした、すすぎ1回で洗濯を行う「Choose one Project」を推進。SPEED WASH ONEもライオンの衣料用洗剤「NANOX one PRO」を使用すれば、洗濯機の標準コースですすぎ1回で洗うことができる仕様だという。FABRIC TOKYOのスーツは、お店で一度採寸するとその後はスマートフォン、パソコンなどからいつでもオーダーすることができため、購入時も購入後のケアも利便性に優れているのが特長だ。
FABRIC TOKYO Head of Strategy 土山純史氏によれば、近年ウォッシャブルスーツは増えているものの、購入した約6割が結局はクリーニングに出しているという。せっかく洗えるスーツを購入しても、「縮み・型崩れ・色あせなどが不安で洗濯機では洗えない」と考える人が多いようだ。
そこでSPEED WASH ONEは「誰でも簡単に洗えて、クリーニング級の仕上がり」を目指し開発したといい、特に汚れや脂を落としつつも衣類の本来の色や形を保つことに優れたNANOX one PROを使えば30回洗濯しても新品レベルになることを目指した生地作りを行い、実現した。
SPEED WASH ONEは2月26日からFABRIC TOKYOの公式サイトで販売を開始、メンズ・ウィメンズのオーダースーツがそれぞれ4万9800円から購入できる。商品には洗濯時に使用するオリジナルネットが1つ、NANOX one PROも1本ついてくるという。
直観的に洗い方がわかるオリジナルネット
オリジナルネットも、スーツの洗濯に不安を抱える人に向けて工夫した。ライオン 繊維製品品質管理士/お洗濯マイスターの片木徹也氏は、オリジナルネットについて「一般の消費者の方が洗濯ネットを使って洗濯する場合、どうやってたためばいいんだろうと悩まれる方が非常に多いと思います。しかし、この洗濯ネットはですね、直感的に入れ方が分かりますし、詳しく畳み方が書いてあります」と説明。
スーツのパンツは2つ折りにしてネット内のポケットに入れる、ジャケットはそのまま入れた上で袖をポケットに入れることができるようになっていると実演した。洗濯時にはSPEED WASH ONE以外にもタオルなど通常の洗濯も一緒に行うことができる。










