就職活動の本番が目前に迫るなか、今年も東京ビッグサイトで「就活直前EXPO」が開催された。約700社が集結するEXPOこのイベントで、ひときわ学生の注目を集めていたのが日本住宅ローンだ。

「マイナビ・日経 2026年卒大学生就職企業人気ランキング」で業界内第3位を獲得した同社は、積水ハウス、大和ハウス工業、住友林業、セキスイハイムという日本を代表するハウスメーカー4社と、三菱HCキャピタルの共同出資によって設立された住宅ローン専門の金融機関である。

日本住宅ローンの特徴は?

日本住宅ローンは「モーゲージバンク」と呼ばれる住宅ローン専門の金融機関で、その最大の特徴は、日本を代表するハウスメーカーが株主であるという点にある。

一般的な銀行とは異なり、日本住宅ローンの融資先はその多くが株主である4つのハウスメーカーで家を建てる顧客だ。この独自の仕組みにより、設立からわずか20年余りで融資残高は2.3兆円を超え、独立系金融機関としてトップクラスの実績を誇るまでに成長した。

  • 多くの学生で賑わう日本住宅ローンのブース

    多くの学生で賑わう日本住宅ローンのブース

特筆すべきは、その効率的な運営体制だ。全国の顧客を対象にビジネスを展開しながら、拠点は東京・新宿のみ。従業員数も約170名とコンパクトで、金融機関でありながら転勤もなし。これは学生にとっても大きな魅力として映るだろう。

その経営理念のなかでも異彩を放つのが、「必要以上の利潤を追求しない」という指針だ。説明会のプレゼンターを務めた採用担当者は、その真意を次のように解説する。

「私たちは民間の金融機関なので、本来ならどんどん利益を上げて株主さんに配当として返していくのが普通だと思います。ですが、私たちの株主はハウスメーカー。配当は必要なく、それよりもお客様にとって使いやすく、優しいローンを提供することを何よりも求められています」

  • 人事部 採用担当の鈴木さん

    人事部 採用担当の鈴木さん

利益が上がれば、それを金利や手数料の引き下げに充てる。または新しいシステム投資へと回す。この姿勢は商品開発にも直結しており、働く女性を応援するローンや、シニア世代専用ローン「家の恩返し」など、さまざまな顧客ニーズに応える商品をラインナップ。その数は約20種類と、業界でも異例の多さだという。

ブース担当者は、日本住宅ローンが求める社会人像について、次のように語った。

「やっぱり、型にはまりきらないというか、色々な経験をして自分なりの意見を言える学生さんが一番活躍できるかなと思います。金融機関は“お堅い”イメージが強いかもしれませんが、うちの会社に限っては割と柔らかい雰囲気だと思います」

また、従来の「バリバリの不動産営業」というイメージとは異なる人物を求めているとも付け加えた。

「部署横断であったり色々な仕事があります。全員総合職採用ということもあり、色々な意見を持った人に来ていただきたいなと思っています。変化を楽しめるような方に来ていただけたら活躍いただけるかなと思いますね」

実際にブースを訪れ、説明を聞いた学生たちはどんな印象を持ったのだろうか。神奈川県から来場したという大学3年生に話を聞いてみた。

「金融業界のことは詳しくないのですが、話が聞けて良かったです。転勤がないという点にも驚きました。大体の会社は固定残業代が入った初任給が表示されていることが多いのですが、ここはそういうのがなかった。話を聞いていてもホワイト企業という印象で、給料的にも良さそうな会社だなと感じました」

金融の知識がない就活生でも大歓迎だという同社。お堅い金融のイメージとは一線を画し、変化を楽しみながらプロフェッショナルを目指す。そんな働き方を理想とする学生にとって、日本住宅ローンはまさにうってつけかもしれない。