
プロ野球のマスコットは、いまや球団ブランディングやファンサービスの中核を担う存在となっている。かわいらしさ、分かりやすさ、SNSとの親和性など、明確な方向性を持って設計され、ファンからの人気を集めている。その一方で、球場から姿を消したマスコットも少なくない。かつては確かに活動していたにもかかわらず、静かにフェードアウトしていった存在たちだ。今回は現在第一線から姿を消しているマスコット6体を振り返る。[1/6ページ]
ホッシー(横浜ベイスターズ)
[caption id="attachment_249534" align="aligncenter" width="530"] 横浜の球団マスコット・ホッシー(写真:産経新聞社)[/caption]
活動時期:1993年〜2012年
所属:横浜ベイスターズ
現在の「DeNA」になる以前に活動していたホッシーは、横浜ベイスターズ時代を象徴するマスコットだ。
1992年まで「大洋ホエールズ」だった球団名を1993年に「横浜ベイスターズ」と一新したことに伴い誕生。球団初めての着ぐるみとして登場した。
星をモチーフにした姿で、試合前後やイニング間に登場し、長男のホッシー、妹のホッシーナ、末っ子のホッシーゾの三兄弟で「ホッシーファミリー」と称され、球場を盛り上げた。
しかし、2012年「横浜DeNAベイスターズ」の誕生に伴いホッシーファミリーが故郷の星に帰ることに。
ペットとして飼われていたという「DB.スターマン」に後を託すことで表舞台から姿を消すことになった。
それでも、2017年オフには横浜スタジアムの改修を記念したイベント「ハマスタレジェンドマッチ」にて限定復活するなど、根強い人気を集めた。
プロ野球のマスコットは、いまや球団ブランディングやファンサービスの中核を担う存在となっている。かわいらしさ、分かりやすさ、SNSとの親和性など、明確な方向性を持って設計され、ファンからの人気を集めている。その一方で、球場から姿を消したマスコットも少なくない。かつては確かに活動していたにもかかわらず、静かにフェードアウトしていった存在たちだ。今回は現在第一線から姿を消しているマスコット6体を振り返る。[2/6ページ]
ギョロタン(日本ハムファイターズ)
[caption id="attachment_249536" align="aligncenter" width="530"] 日本ハム・ギョロタン(写真:産経新聞社)[/caption]
活動時期:1980年~1993年頃
所属:日本ハムファイターズ
パ・リーグ初めての着ぐるみマスコットとして知られるギョロタンは、日本ハムファイターズで一世を風靡した異色のマスコットだ。
1980年に球団の初代着ぐるみマスコットとして登場。パ・リーグでは初の着ぐるみキャラクターとなった。
名前の由来は「ギョロ目のタン吉」。大きく見開いた目と独特のフォルムは、現在の基準で見ても強烈なインパクトを放っている。
試合前イベントや場内演出で活動していたが、そのビジュアルは賛否両論。「かわいい」という声以上に、「怖い」「子どもが泣く」といった反応も少なくなかった。
そして1993年、日本ハムの新たなマスコットとして「ファイティー」が登場。それに伴い表舞台から姿を消した。
しかし、その後も球団の歴史を顧みる企画『レジェンドシリーズ』で復活し、フリーダムな振る舞いで再び人気を博した。
プロ野球のマスコットは、いまや球団ブランディングやファンサービスの中核を担う存在となっている。かわいらしさ、分かりやすさ、SNSとの親和性など、明確な方向性を持って設計され、ファンからの人気を集めている。その一方で、球場から姿を消したマスコットも少なくない。かつては確かに活動していたにもかかわらず、静かにフェードアウトしていった存在たちだ。今回は現在第一線から姿を消しているマスコット6体を振り返る。[3/6ページ]
ブレービー(阪急ブレーブス)
[caption id="attachment_249535" align="aligncenter" width="530"] 阪急ブレーブス時代のマスコット・ブレービー(写真:産経新聞社)[/caption]
活動時期:1981年〜1991年
所属:阪急ブレーブス
阪急ブレーブスを支えたブレービーも、ギョロタンと並び古い歴史を持つマスコットだ。
1981年に『阪急ブレーブス』(現・オリックス・バファローズ)の球団マスコットとして登場。
読売ジャイアンツにドラフト1位で入団し、阪急でもプレーしていた島野修がスーツアクターとなっていたことでも知られる。
堂々とした立ち姿でスピーディにグラウンドを駆け回り、スタンドにファンを盛り上げ、選手を鼓舞した。
球団名が「オリックス・ブレーブス」に変更された後も、マスコットとしてチームを盛り上げた。
しかし、「オリックス・ブルーウェーブ」となった1991年に、後任のネッピーと交代する形で引退。公式の場から姿を消し、歴史の一部となった。
プロ野球のマスコットは、いまや球団ブランディングやファンサービスの中核を担う存在となっている。かわいらしさ、分かりやすさ、SNSとの親和性など、明確な方向性を持って設計され、ファンからの人気を集めている。その一方で、球場から姿を消したマスコットも少なくない。かつては確かに活動していたにもかかわらず、静かにフェードアウトしていった存在たちだ。今回は現在第一線から姿を消しているマスコット6体を振り返る。[4/6ページ]
ヤー坊(ヤクルトスワローズ)
[caption id="attachment_249532" align="aligncenter" width="530"] ヤクルト・ヤー坊(写真:産経新聞社)[/caption]
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活動時期:1979年頃~1993年
所属:ヤクルトスワローズ
日本プロ野球最古のマスコットキャラクターとされているのが、ヤクルトスワローズのマスコット、ヤー坊だ。
1979年に登場したツバメのキャラクター、ヤー坊&スーちゃんは男女のカップル(つがい)。ヤー坊は野球帽、スーちゃんはサンバイザーをかぶっている。
ヤー坊とスーちゃんという名前は、ヤクルトの「ヤ」とスワローズの「ス」から命名されたとされている。
試合前イベントなどで一定の役割を果たしていたが、1994年に「つば九郎」にバトンを渡し、マスコットとしての役目を終えた。
2003年、スワローズのキャンプ地でもある沖縄県の浦添市に寄贈されると、浦添市のイベントに参加するなど地域活動に貢献。
2015年に行われたヤクルトの浦添キャンプの際にはつば九郎と共に登場。日本最古参マスコットと現代最強マスコットが沖縄の地で共演を果たした。
プロ野球のマスコットは、いまや球団ブランディングやファンサービスの中核を担う存在となっている。かわいらしさ、分かりやすさ、SNSとの親和性など、明確な方向性を持って設計され、ファンからの人気を集めている。その一方で、球場から姿を消したマスコットも少なくない。かつては確かに活動していたにもかかわらず、静かにフェードアウトしていった存在たちだ。今回は現在第一線から姿を消しているマスコット6体を振り返る。[5/6ページ]
ブリスキー・ザ・ベアー(日本ハムファイターズ)
[caption id="attachment_249537" align="aligncenter" width="530"] 日本ハム・大谷翔平とブリスキー・ザ・ベアー(写真:産経新聞社)[/caption]
活動時期:2004年〜2017年
所属:北海道日本ハムファイターズ
球団のスーパースターとの絡みも印象的だったブリスキー・ザ・ベアー(以下BB)。現在は球団マスコットとしての役割を終えている。
「北海道日本ハムファイターズ」誕生に伴い誕生したBB。クマをモチーフにしたデザインで、背番号「212」は、デビュー当時の北海道の市町村数が由来となっている。
ファンサービスの熱心さで知られ、試合中や試合前後には必ずファンに対してグリーティングを行い、他球団マスコットとも積極的に交流を行っていた。
新庄剛志やダルビッシュ有、大谷翔平などチームの顔となる選手の躍動と共に、長きにわたってマスコットとしてチームを彩った。
しかし、球団のマスコット戦略見直しに伴い、2018年よりメインマスコットの座をフレップ・ザ・フォックスに譲った。
自身は2018年に北海道150年事業にも参画し「みらい大志」に就任、現在まで道内での地域貢献に携わっている。
プロ野球のマスコットは、いまや球団ブランディングやファンサービスの中核を担う存在となっている。かわいらしさ、分かりやすさ、SNSとの親和性など、明確な方向性を持って設計され、ファンからの人気を集めている。その一方で、球場から姿を消したマスコットも少なくない。かつては確かに活動していたにもかかわらず、静かにフェードアウトしていった存在たちだ。今回は現在第一線から姿を消しているマスコット6体を振り返る。[6/6ページ]
謎の魚(千葉ロッテマリーンズ)
[caption id="attachment_249533" align="aligncenter" width="530"] ロッテ・謎の魚(写真:産経新聞社)[/caption]
活動時期:2017年〜2021年
所属:千葉ロッテマリーンズ
近年に登場し、最も説明が難しい存在が、千葉ロッテマリーンズで活動していた「謎の魚」だ。
幕張の海に住む謎の存在。2017年に突如として現れ、既存マスコットとは一線を画す世界観で注目を集めた。
第1形態から最終形態まで進化。チョウチンアンコウのような魚のフォルムに人間の足が生えている様なビジュアルだったが、進化を重ねるごとに徐々に“奇妙化“。
第三形態以降は骨だけのような姿に。人間体型となったことで敏捷性が向上し、グラウンドを駆け回る姿も見せた。
その後も進化を重ね、独特のビジュアルでファンを魅了。最終形態ではCDデビューも果たした。
しかし、2021年シーズン終了後、体力の限界を理由に引退することが発表。最終形態披露からわずか半年足らずの“電撃引退”となった。
同年にはマスコットキャラクターとしては異例の引退セレモニーも行われるなど、“異端児”として最後まで輝きを放った。
【了】