鉄道博物館(さいたま市)は、鉄道写真家・南正時氏の作品について紹介する常設展示コーナーを館内に新設すると発表した。2月21日11時30分から、本館2階のトレインレストラン日本食堂横で常設展示を開始する。

  • 南正時氏の作品「1984年4月 岩手開発鉄道 長安寺」

    南正時氏の作品「1984年4月 岩手開発鉄道 長安寺」

蒸気機関車から最新の新幹線まで、南氏が半世紀以上にわたって撮影してきた写真の中から、四季が移ろう中、人々の暮らしとともにある鉄道の姿をとらえた作品(8~10点)を展示。鉄道博物館の入館料のみで鑑賞できる。

南氏は1946年、福井県武生町(現・越前市)生まれ。1971年にフリーカメラマンとして独立し、雑誌連載や書籍を通じて鉄道写真を発表してきた。1975年に刊行した『機関車電車大百科』を皮切りに多くの著書を手がけ、1988年の「オリエント急行」来日に際してフジテレビ番組の監修および公式カメラマンを務めた実績も持つ。

  • 南正時氏の作品「2025年1月 奥羽本線 赤湯~高畠」

    南正時氏の作品「2025年1月 奥羽本線 赤湯~高畠」

鉄道博物館によると、2020年以降、南氏から寄贈された鉄道写真作品は累計で約4,000点にのぼるという。これを受けて、南氏の作品をテーマ別に紹介する企画展を2020~2023年に実施してきた。今回新設する常設展示コーナーにおいて、「鉄道写真」というジャンルを確立した南氏の代表的な作品の一部を継続的に紹介するとしている。