キリンホールディングスは1月26日、東京都文京区の貞静幼稚園にて「もしものときの免疫ケア教室」を開催。年中クラスの園児とその保護者が参加し、免疫ケアのために普段から気をつけるべきことを学び、体調を崩したときには家族でどうやって助け合うかを確認しあった。
免疫について学ぶ
「免疫ケアアドバイザー」の資格を有するキリンホールディングスの藤井絵里子氏がこの日の案内役。教室ではその冒頭、免疫について親子で学ぶ時間をもうけた。免疫は、健康を維持するための「外的と戦う身体の防御システム」のこと。子どもに向けては「ばい菌やウイルスなど、外から来る敵と戦ってくれる身体の中の守り隊のことを免疫と言います」と説明し、「体調を崩したときに熱が出るのは、免疫が働いている証拠です」とする。
ここで藤井氏は、子どもの看病のあとに起こる親の「時差だおれ」について言及する。「お子さんを看病している間は気が張っているものですが、お子さんが元気になって安心した途端にどっと疲れが出て体調を崩してしまう、ということがあります。これを時差だおれと呼んでいます」と藤井氏。時差だおれの原因には、子どもが回復して緊張状態が解け、免疫が一時的に落ちる「免疫の谷」が影響しているという。
「キリンが昨年(2025年)11月に発表した調査結果では、未就学児を持つ親の約8割が時差だおれを経験していました。またご自身の普段の風邪や体調不良と比べて、時差だおれによる体調不良のほうが辛かった、と感じる方が約半数もいました。この理由も免疫の谷によるものと思われます」(藤井氏)
キリンでは、免疫機能を正常に働かせて維持するための行動を「免疫ケア」と呼んでいる。免疫ケアに必要なことは、規則正しい生活、適度な運動、栄養バランスの良い食事、休養など日常習慣の心がけだという。
ちなみに、この「免疫ケア教室」を監修している順天堂大学医学部の小林弘幸教授によれば「日常でのスキンシップ、楽しい食卓、家事の協力が“幸せホルモン”の分泌、心のゆとりにつながり、免疫を守ることにつながる」という。また同氏は「自分の体調を自覚する意識づけ」の大切さにも言及している。これを受け、藤井氏は「普段から家族で共に支え合う習慣や意識が免疫を高めます。家族がワンチームとなって支え合うことが大切です。自身の体調にも気遣い、ちょっと疲れているな、今日は無理しない方がいいな、と自分で気付いてあげることも立派な免疫ケアになります」と解説する。
ここで、子どもを看病するときに参考になる情報を書き込める「もしものときのおたすけカード」に記入する時間をもうけた。おたすけテーマは10個あり、たとえば「たべもの」カードの裏には「お子様が体調を崩してしまったときに、あると助かる食べ物を書いておきましょう」という欄が用意されている。同様に「びょういん」(病院の名前、連絡先、診察時間、予約方法などを書いておきましょう)(夜間救急 / 休日診療に対応している病院の情報も書いておきましょう)、「たいじゅう」(お子様の体重を定期的に記録しておきましょう)などのカードが用意されている。藤井氏は子どもたちに「たべものカードを書くとき、お父さんお母さんにはこれ食べたい、って教えてあげてね」と呼びかけた。
ここで別の教室に移動し、親子でゆっくり話し合ってカードに情報を記入していく姿が見られた。
最後に、親子で話し合ったことについて発表した。ある女の子の父親は「びょういん」カードに、かかりつけのクリニック、担当医師の名前、よく行く耳鼻科、連絡の手段、夜間・緊急・休日診療の場合の病院についてまとめました、と発表。また年中クラスの男の子は「あったかくて食べやすいのはおうどん、ノドが痛くなったときはゼリー、冷たくて飲み込みやすいのはアイス、先生に言われたのはハチミツです」と発表した。
藤井氏は「ぜひ、残りのカードについてもおうちに持ち帰り、続きをやってみて下さい。この機会に話し合ったこと、考えたことがいざというときに必ず家族を助けてくれると思います。今日の時間が、みなさんの家庭にとって少しでも安心につながるきっかけになっていれば、とても嬉しいです」とまとめた。












