400Fは1月22日、「オカネコ 新NISA3年目の利用実態調査」の結果を発表した。調査は2026年1月10日~1月12日、同社が運営する「オカネコ」ユーザー382人を対象にインターネットで行われた。

運用成績、9割超がプラスを享受

新NISA開始から現在までの運用成績を尋ねたところ、「大きなプラス(+20%超)」44.9%、「プラス(+1%~20%以下)」45.3%となり、合計90.2%が利益が出ている状態であることが分かった。この成功体験を背景に、利用者の93.8%が制度利用に対して「満足」(「非常に満足している」37.5%、「どちらかというと満足」56.3%)と回答している。

  • 新NISA開始(2024年1月)から現在までの、通算の運用成績(損益)を教えてください

    新NISA開始(2024年1月)から現在までの、通算の運用成績(損益)を教えてください

  • 新NISAを利用した感想として当てはまるものを教えてください

    新NISAを利用した感想として当てはまるものを教えてください

一方で、一部の不満層(計6.3%:内訳は「どちらかというと不満」3.5%、「不満」2.7%)に理由を尋ねたところ、「期待したほど利益が出ていない」37.5%を抑え、「投資資金の捻出が苦しい」43.8%が最多となった。昨今の物価高騰が家計を圧迫しているからか、投資資金の確保が個人の継続性を左右する満足度の重要な変数となっている実態が浮き彫りになった。

  • 「どちらかというと不満・不満」と回答した方に伺います。その理由は何ですか?

    「どちらかというと不満・不満」と回答した方に伺います。その理由は何ですか?

成長投資枠で進む「日本株シフト」

2026年の成長投資枠の活用方法について尋ねたところ、「つみたて投資枠と同じ投資信託を買い増す」52.4%という一貫した姿勢が過半数を占めた。一方で、個別資産への投資意欲では、「日本の高配当株・優待株」37.2%が「米国個別株・ETF」18.4%の約2倍に達している。為替の不透明感や日本企業の株主還元強化を背景に、個人投資家の関心が国内資産のインカムゲインへとシフトしている傾向が見て取れる。

  • 新NISAを利用している方に伺います。2026年の「成長投資枠」の活用方法として、当てはまるものはどれですか?

    新NISAを利用している方に伺います。2026年の「成長投資枠」の活用方法として、当てはまるものはどれですか?

未利用層の心理:知識不足とリスク回避が依然として高い

新NISA制度開始から丸2年が経過した現在も利用に至っていない層に対し、その理由を尋ねたところ、最も多かったのは「投資初心者なのでリスクが怖い」32.5%、次いで「投資にまわせるお金がない」31.7%という結果になった。

また、実務的な要因として「手続きが面倒・億劫だから」25.4%や「制度の違いがわからず、具体的な行動に移せない」20.6%といった回答が上位に並んだ。制度開始から2年が経過した現在においても、利用開始にあたっての手続きや制度理解を課題に挙げる層が一定数存在している実態が示されている。

あわせて、今回の調査では「株価が高値圏にあり、今始めると損をしそう」14.3%や「開始直後のブームに乗り遅れ、今さら始めてもメリットが少なそう」12.7%といった、現在の相場水準や利用開始のタイミングを懸念する回答も得られた。

  • 新NISAを利用していない(検討中含む)理由は何ですか?

    新NISAを利用していない(検討中含む)理由は何ですか?

1,800万円の投資枠:10年以上の長期計画が約半数

新NISAの生涯非課税保有限度額である1,800万円の使い切り計画については、「投資期間10~15年以内(37.6%)」が最多となった。年間投資枠を最大限活用し、5年での最短達成を目指す「最短(2028年まで)」は24.8%に留まっている。 また、「投資期間20~30年以内」7.6%、「生涯かけて使い切る」8.8%、「使い切る予定はない・わからない」21.2%と、非課税枠の大きさを踏まえ、自身の収入やライフイベントに合わせて無理のないペースで投資を継続しようとする傾向が見て取れる。

  • 生涯の非課税保有限度額(1,800万円)を使い切る時期のイメージを教えてください

    生涯の非課税保有限度額(1,800万円)を使い切る時期のイメージを教えてください