(左から)野球日本代表侍ジャパンの岸田行倫、甲斐拓也、万波中正(写真:Getty Images)

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 長打力と強肩を武器に外野の主力として存在感を示してきたが、直近シーズンは確実性に苦しみ、評価も伸び切らなかった。メジャー組が加わる外野枠の競争激化が選考の大きな壁となる。[1/6ページ]

外野強打者の枠争い

万波中正

・投打:右投右打

・身長/体重:192cm/101kg

・生年月日:2000年4月7日(25歳)

・経歴:横浜高

・ドラフト:2018年ドラフト4位(日本ハム)

・2025年成績:127試合出場、打率.229(420打数96安打)、20本塁打、56打点、3盗塁

 

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 2024年のWBSCプレミア12では日本代表に招集されるも、コンディション不良で出場辞退となった万波中正。身体能力は球界トップクラスだが、WBCへの出場は難しそうだ。

 

 2018年ドラフト4位で北海道日本ハムファイターズに入団すると、高卒4年目の2022年に14本塁打を放ちブレイク。

 

 翌2023年には141試合の出場で打率.265、25本塁打、74打点をマークし、ベストナインとゴールデングラブ賞のW受賞を果たした。

 

 2024年は強肩を武器にリーグ最多の11補殺を記録し、2年連続でゴールデングラブ賞を獲得。

 

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 だが、2025年は127試合出場、打率.229、20本塁打、56打点と確実性に苦しみ、守備面でもゴールデングラブ賞を逃した。

 

 WBCでは鈴木誠也(カブス)、吉田正尚(レッドソックス)などメジャー組の招集が見込まれており、外野手は狭き門となっている。

 俊足巧打と広い守備範囲を兼ね備え、シーズンを通して安定した働きを見せる外野手。代表経験はあるが外野は激戦区で、役割分担や中堅起用の優先度によって当落が左右される立場といえそうだ。[2/6ページ]

中堅候補の競争

岡林勇希

[caption id="attachment_218301" align="aligncenter" width="530"] 【写真:産経新聞社】[/caption]

・投打:右投左打

・身長/体重:175cm/75kg

・生年月日:2002年2月22日(23歳)

・経歴:菰野高

・ドラフト:2019年ドラフト5位(中日)

・2025年成績:143試合出場、打率.291(578打数168安打)、5本塁打、35打点、17盗塁

 

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 井端ジャパンでも複数回代表入りしている岡林勇希。外野手は熾烈な争いとなっており、当落線上に位置する選手の1人だ。

 

 菰野高から2019年ドラフト5位で中日ドラゴンズに入団すると、高卒1年目から一軍デビュー。

 

 高卒3年目の2022年にブレイクを果たし、142試合出場、打率.291、161安打、32打点、24盗塁をマーク。最多安打のタイトルに輝いた。

 

 その後も不動のレギュラーとして君臨し、2025年は143試合出場、打率.291、5本塁打、35打点、17盗塁の好成績をマーク。自身2度目の最多安打を獲得した。

 

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 これまでに3度のベストナイン、4度のゴールデングラブ賞を受賞するなど、NPBを代表する外野手といえる。

 

 今大会では正中堅手の行方が注目されている。侍ジャパン選出となれば、周東佑京(ソフトバンク)、森下翔太(阪神)らとの競争となりそうだ。

 内外野をこなせるユーティリティー性と打力を持ち、代表実績も十分。短期決戦で複数の役割を担える。だが直近シーズンは故障で出場が限られ、手術後の回復状況も不透明なため、コンディション面もネックとなりそうだ。[3/6ページ]

故障明け野手の評価

栗原陵矢

・投打:右投左打

・身長/体重:179cm/83kg

・生年月日:1996年7月4日(29歳)

・経歴:春江工

・ドラフト:2014年ドラフト2位(ソフトバンク)

・2025年成績:80試合出場、打率.267(285打数76安打)、8本塁打、40打点、1盗塁

 

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 2021年の東京五輪や2024年のWBSCプレミア12などで代表に名を連ねた栗原陵矢。様々な役割が期待できる選手だが、コンディション面を踏まえても、今大会の出場は難しそうだ。

 

 2014年ドラフト2位で福岡ソフトバンクホークスに捕手として入団。しかし、プロ入り後は内外野の複数ポジションで実戦経験を重ねた。

 

 高卒6年目の2020年に一軍へ定着すると、翌2021年には外野の一角を担い、全143試合出場、打率.275、21本塁打、77打点の好成績をおさめた。

 

 その後は故障に泣くシーズンが続いたが、三塁にコンバートした2024年は140試合出場、打率.273、20本塁打、87打点をマーク。

 

 同年はベストナインとゴールデングラブ賞のW受賞を果たした。

 

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 だが、2025年は故障の影響で80試合の出場にとどまり、打率.267、8本塁打、40打点に終わった。

 

 さらに、同年11月には腰の手術を実施し、競技復帰まで約3か月の見込み。第6回WBCへの出場は、絶望的といえそうだ。

 国際大会で経験豊富な捕手として長く代表の要を担ってきたが、近年は代表から遠ざかり世代交代の流れも強い。捕手陣の序列と編成方針次第では、実績があっても選外の可能性は高い。[4/6ページ]

捕手世代交代の行方

甲斐拓也

[caption id="attachment_246566" align="aligncenter" width="530"] 読売ジャイアンツの甲斐拓也(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:右投右打

・身長/体重:170cm/87kg

・生年月日:1992年11月5日(33歳)

・経歴:楊志館高

・ドラフト:2010年育成選手ドラフト6位

・2025年成績:68試合出場、打率.260(223打数58安打)、4本塁打、20打点、3盗塁

 

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 長らく侍ジャパンの正捕手格を担ってきた甲斐拓也。だが、前回のWBC以降は代表に呼ばれておらず、第6回WBCではメンバー外となる可能性が高そうだ。

 

 2010年育成選手ドラフト6位で福岡ソフトバンクホークスに入団すると、高卒3年目のオフに支配下登録を奪取。

 

 2017年に正捕手の座を掴むと、瞬く間に球界屈指の捕手に成長。2021年の東京五輪では、司令塔として金メダル獲得に大きく貢献した。

 

 2024年オフには国内FA権を行使し、読売ジャイアンツに移籍。移籍初年度となった2025年は、シーズン途中に長期離脱を強いられた。

 

 最終的に68試合の出場にとどまり、打率.260、4本塁打、20打点の数字となった。

 

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 侍ジャパン招集歴を見ると、第5回WBC以降は遠ざかっている。第6回WBCでは坂本誠志郎(阪神)、若月健矢(オリックス)らが主戦となりそうだ。

 

 国際大会で豊富な経験を誇るが、世代交代が進むことになるのか、メンバー選考の注目ポイントとなりそうだ。

 非凡な打撃面に加え、守備でも安定感を増して評価を上げている。直近シーズンの内容も代表クラスだが、捕手枠は少数精鋭のため、比較対象とのバランスが選考に影響しそうだ。[5/6ページ]

捕手最後の枠争い

岸田行倫

[caption id="attachment_246567" align="aligncenter" width="530"] 読売ジャイアンツの岸田行倫(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:右投右打

・身長/体重:176cm/88kg

・生年月日:1996年10月10日(29歳)

・経歴:報徳学園高 - 大阪ガス

・ドラフト:2017年ドラフト2位(巨人)

・2025年成績:87試合出場、打率.293(266打数78安打)、8本塁打、39打点

 

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 扇の要を担う捕手において、当落線上と目されているのが、岸田行倫だ。

 

 大阪ガスから2017年ドラフト2位で読売ジャイアンツに入団。プロ入り後は小林誠司や大城卓三の存在もあり、なかなか一軍での出番を得られなかった。

 

 それでもプロ7年目の2024年に一軍へ定着し、シーズン終盤は正捕手格に。同年は自己最多の88試合に出場し、打率.242、4本塁打、26打点を記録した。

 

 甲斐拓也のFA加入した2025年は、開幕当初こそ出番が限られたものの、次第に先発マスクの機会が増加。

 

 最終的に87試合の出場で打率.293(規定未満)、8本塁打、39打点の好成績をおさめた。

 

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 また、守備面でもリーグ2位の盗塁阻止率.419をマーク。攻守に強い存在感を放った。

 

 井端ジャパンでは、2025年の強化試合で2回連続招集。だが、WBCメンバーには坂本誠志郎(阪神)、若月健矢(オリックス)が選出決定。最後の1枠は前回大会を経験した中村悠平(ヤクルト)との一騎打ちとなりそうだ。

 内野全ポジションを守れる汎用性と走攻守の総合力を備え、バックアップ要員としての適性も高い。直近シーズンで結果を残した一方、代表経験は少なく、同タイプとの比較でどこまで優先されるかが焦点となる。[6/6ページ]

ユーティリティー枠の評価

野村勇

・投打:右投右打

・身長/体重:174cm/82kg

・生年月日:1996年12月1日(29歳)

・経歴:藤井学園寒川高 - 拓殖大 - NTT西日本

・ドラフト:2021年ドラフト4位(ソフトバンク)

・2025年成績:126試合出場、打率.271(376打数102安打)、12本塁打、40打点、18盗塁

 

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 2025年11月に行われた韓国との強化試合で、初めて侍ジャパンに名を連ねた野村勇。メンバー選考において、当落線上の1人と目されている。

 

 社会人3年目を迎えた2021年のドラフト会議で、福岡ソフトバンクホークスから4位指名を受けてプロ入り。ルーキーイヤーから一軍に定着した。

 

 同年は97試合出場、打率.239、10本塁打、25打点、10盗塁と能力の一端を示した。

 

 その後の2シーズンは、故障もあって打率1割台と低迷したが、プロ4年目の2025年にレギュラー格へと成長。

 

 最終的に自己最多の126試合に出場し、打率.271(規定未満)、12本塁打、40打点、18盗塁の好成績をおさめた。

 

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 抜群の身体能力に加え、遊撃を中心に内野の全ポジションをこなすユーティリティー性を備える野村。バックアップとしても重宝される存在といえる、

 

 メンバー選考では他選手との兼ね合いになるが、白羽の矢が立つ可能性もゼロではないだろう。

 

 

【了】