病気やケガの療養を終えて退院した人に「おめでとう」の気持ちを伝える際、どんな言葉がいいのか悩む人も多いのではないでしょうか。本記事では、退院した人にかける言葉の例文を、友人、家族・親戚、ビジネス関係の相手別に紹介します。メッセージを送る際の注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
退院した人に言葉をかける際の注意点
病気やケガを乗り越えて退院した人に言葉をかけるときは、相手の負担にならないように配慮が必要です。メッセージを送る前に、まず注意点を押さえておきましょう。
メッセージを送るタイミング
退院した人に直接会う場合はその場で伝えればいいですが、メールやLINEで伝えるときは送るタイミングが大切です。退院する日を事前に知っていれば、翌日から1週間ほどが目安。退院の報告を受けた場合は、なるべく早めに返信するといいでしょう。「返信は無理しないでね」「落ち着いたら連絡してね」などのひと言を添えると、相手に負担をかけず気持ちを伝えられます。
病状を詳しく聞かない
退院したばかりの時期は体調が安定せず、そのまま自宅療養に入るケースも少なくありません。そのため、病状や治療内容をあれこれ尋ねるのは負担になりがちです。また、入院中のつらい気持ちを思い出させてしまったり、本人が話したくないこともあります。詳しい話は相手が自分から話してくれるまで待って、回復をそっと気づかう言葉にとどめしましょう。
短く簡潔に
退院後の相手に長文のメッセージを送ると、読むだけで負担になることがあります。思いを伝えたい気持ちはあっても、文章は短く簡潔にまとめるのが基本です。要点を絞った短い文が相手にとって受け取りやすく、気持ちの負担も軽くなります。
表現に注意を払う
退院した人にかける言葉には、いくつか避けるべき表現があります。ひとつは、「ますます」「たびたび」など同じ言葉を繰り返す「重ね言葉」です。病気やケガなど、悪いことを繰り返すというイメージがあるため、使わないようにしましょう。また、「死」「苦」「終わり」など不吉な印象を与える言葉は「忌み言葉」といい、お祝いの場面では不適切とされます。
退院した人にかける言葉の例文【友人編】
ここからは、相手との関係性別に文例を紹介します。まず友人に宛てるメッセージです。
【例文】
・「退院おめでとう! 元気になったと聞いて本当に安心しました。まだ無理は禁物だから、しばらくはゆっくり過ごしてね。落ち着いたらまたごはんでも行こう」
・「退院おめでとう。治療本当にお疲れさまでした。体調が戻るまでは焦らず休んでね。元気な顔を見られる日を楽しみにしています」
退院した人にかける言葉の例文【家族・親戚編】
次は、家族や親戚に宛てるメッセージです。
両親
両親へのメッセージは、近しい間柄だからこそ思いのままを伝えてしまいがちですが、相手の体調に配慮した言葉選びが大切です。
【例文】
・「お父さん、退院おめでとう。無事に戻ってきてくれてうれしいです。しばらくは無理をせず、ゆっくり体を休めてね。また近いうちに顔を見せに帰ります」
・「お母さん、退院おめでとう。治療本当によく頑張ったね。まだ体力が戻らない時期だと思うので無理せずに。わたしもできるだけ手伝うので、何かあれば遠慮なく言ってね」
祖父母
祖父母には安心させるような穏やかな言葉を選ぶと、気持ちよく受け取ってもらえます。
【例文】
・「おばあちゃん、退院おめでとう。家に戻れて安心したでしょう? まだ本調子ではないと思うので、無理せず過ごしてね。元気になったら一緒にお出かけしましょう」
・「おじいちゃん、退院おめでとうございます。元気でいてくれることが何よりうれしいです。体調が落ち着くまでは好きなテレビでも見てのんびり過ごしてくださいね」
義父・義母
義父母には、丁寧さと気づかいを両立させた表現を選ぶことで、礼儀をわきまえながら温かい気持ちを伝えられます。
【例文】
・「お義父さん、退院おめでとうございます。自宅で安心して過ごせていると聞き、ほっとしました。回復するまではどうかご無理をなさらず、お体を大切になさってください」
・「お義母さん、退院おめでとうございます。生活面でお手伝いできることがあれば、どうぞ遠慮なくお知らせください。ご回復が順調に進むよう心より願っております」
退院した人にかける言葉の例文【ビジネス編】
次は、上司や同僚などビジネス関係の相手へのメッセージです。
上司
上司には失礼のない丁寧な言葉を選びつつ、負担をかけないよう控えめに気づかいを示しましょう。
【例文】
・「ご退院おめでとうございます。まだ本調子ではないかと存じますので、どうか焦らずお過ごしください。落ち着かれましたら、またご指導をお願いいたします」
・「ご退院とのこと、本当によかったです。まずは体調の安定を第一に、ご自愛くださいませ。またご一緒できる日を楽しみにしております」
同僚
同僚には、回復をそっと気づかいながらも親しみやすさを感じさせるメッセージがおすすめ。相手の体調を最優先に考え、業務や復帰を急かすような表現は避けましょう。
【例文】
・「退院おめでとう。無事に退院したと聞いて、メンバーもみんなほっとしてます。どうか無理せず、まずは体調を整えてね。また一緒にランチにも行きましょう」
・「退院おめでとう。急いで仕事モードに戻らなくていいので、落ち着くまでゆっくり休んでね。また元気な顔を見せてくれる日を楽しみにしています」
取引先
取引先には、礼儀を重視した丁寧な表現を使いましょう。
【例文】
・「このたびはご退院とのこと、誠におめでとうございます。まだお疲れも残っておられると思いますので、まずは静養なさってください」
・「ご退院を心よりお祝い申し上げます。どうか当面はご無理をなさらず、お大事になさってください」
ポイントを押さえて心のこもったメッセージを送ろう!
退院した人へ言葉をかけるときは、相手の体調や気持ちに寄り添う姿勢が何より大切です。タイミングや言葉づかいに気を配りながら、無理をさせないようなメッセージを送りましょう。状況に合った言葉を選べば、相手の安心につながる温かな気持ちを届けられます。




