
メジャーリーグの舞台で先発ローテーションを守り抜き、2年目には完全に“エース格”として評価を確立した右腕がいる。日本時代に築き上げた圧倒的な実績は、MLBでも揺らぐことはなかった。第6回WBCにおいても、侍ジャパン投手陣の軸として欠かせない存在となりそうだ。[1/6ページ]
MLB屈指の支配力で世界をねじ伏せる絶対的エース
山本由伸
[caption id="attachment_244565" align="aligncenter" width="530"] 野球日本代表侍ジャパンの山本由伸(写真:Getty images)[/caption]
・投打:右投右打
・身長/体重:178cm/80kg
・生年月日:1998年8月17日(27歳)
・経歴:都城高
・ドラフト:2016年ドラフト4位(オリックス)
・2025年成績:30試合登板(173回2/3)、12勝8敗、201奪三振、防御率2.49
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2025年はサイ・ヤング賞投票で3位の得票数を得るなど、MLBを代表する先発投手となった山本由伸。侍ジャパンに招集しないという選択肢はないだろう。
都城高から2016年ドラフト4位でオリックス・バファローズに入団。高卒1年目に一軍デビューを飾ると、高卒3年目の2019年から先発ローテーションの柱となった。
2021年から3年連続で投手4冠(防御率・勝利・勝率・奪三振)と沢村賞に輝くなど、圧倒的な実績を残した。
2023年オフにポスティングシステムを行使し、12年に及ぶ超大型契約でロサンゼルス・ドジャースに移籍。
メジャー初年度は故障離脱があったものの、18試合の登板で7勝2敗、防御率3.00を記録した。
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さらに、2025年は30試合(173回2/3)を投げ、12勝8敗、201奪三振、防御率2.49の好成績をマーク。被打率.183は、メジャートップの数値を誇った。
前回のWBCでは先発の一角として2試合に登板し、世界一に大きく貢献。第6回WBCでも侍ジャパンの中心を担うことになりそうだ。
メジャーリーグの舞台で先発ローテーションを守り抜き、移籍1年目から2桁勝利を挙げた熟練右腕がいる。日本球界で積み重ねてきた実績と経験は、MLBの環境においても確かな存在感を放った。第6回WBCにおいても、侍ジャパン投手陣に安定感と厚みをもたらす存在となりそうだ。[2/6ページ]
国際舞台を知り尽くす熟練右腕の再挑戦
菅野智之/h3>
[caption id="attachment_244879" align="aligncenter" width="530"] 野球日本代表侍ジャパンの菅野智之(写真:Getty Images)[/caption]
・投打:右投右打
・身長/体重:186cm/95kg
・生年月日:1989年10月11日(36歳)
・経歴:東海大相模高 - 東海大
・ドラフト:2012年ドラフト1位(巨人)
・2025年成績:30試合登板(173回)、10勝10敗、106奪三振、防御率4.64
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メジャーリーグの舞台でいきなり2桁10勝を挙げた菅野智之も、第6回WBCへの出場に意欲を示している。
2012年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団すると、ルーキーイヤーから13勝をマーク。
2017年には25試合(187回1/3)を投げ、17勝5敗、6完投4完封、防御率1.59と圧巻の投球を見せ、最優秀防御率、最多勝に加えて沢村賞を受賞した。
その後、一時は成績を落としたが、2024年は24試合の登板で15勝3敗、防御率1.67と復活。同年オフに海外FA権を行使し、ボルチモア・オリオールズに移籍した。
メジャー初年度は、シーズンを通して先発ローテーションを守り、30試合(157回)を投じて10勝10敗、防御率4.64を記録。地区最下位に低迷するチームで奮闘した。
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WBCへの招集が決まれば、2017年に行われた第4回大会以来。同大会では先発の一角を担い、3試合に登板している。
国際大会やメジャーリーグなど、豊富な経験を誇る熟練右腕が、侍ジャパンに加わることとなりそうだ。
NPBで最も安定した先発投手の1人として評価を高め続ける右腕が、国際舞台を見据えている。大怪我を乗り越え、球界屈指の防御率を誇るまでに成長したその姿は、代表ローテーション入りを強く後押しする材料となりそうだ。[3/6ページ]
防御率タイトルが示す完成度の高さ
才木浩人
[caption id="attachment_244882" align="aligncenter" width="530"] 野球日本代表侍ジャパンの才木浩人(写真:Getty Images)[/caption]
・投打:右投右打
・身長/体重:189cm/92kg
・生年月日:1998年11月7日(27歳)
・経歴:須磨翔風高
・ドラフト:2016年ドラフト3位(阪神)
・2025年成績:24試合登板(157回)、12勝6敗、122奪三振、防御率1.55
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2025年は自身初の個人タイトルとなる最優秀防御率を獲得した才木浩人。2024年のプレミア12に続き、侍ジャパン入りが期待されている。
須磨翔風高から2016年ドラフト3位で阪神タイガースに入団すると、高卒2年目の2018年に6勝を記録するなど、早くから頭角を現した。
だが、2020年11月に右肘内側側副靱帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けたことで、足踏みを強いられた。
それでも2022年に一軍復帰を果たし、以降は先発ローテーションに定着。2024年には25試合の登板で13勝3敗、防御率1.83の好成績をマークした。
さらに2025年は24試合(157回)を投げ、12勝6敗、防御率1.55の活躍で最優秀防御率に輝いた。
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いまやNPBを代表する先発投手の1人となった才木。プレミア12では2試合に先発し、防御率1.69と好投した。
ノビのある150キロ超のストレートと落差の大きいフォークは、メジャーの強打者相手にも大きな武器になりそうだ。
短いイニングで試合を締め切る役割は、国際大会では特に重要だ。育成出身ながら球界屈指のクローザーへと成長した右腕は、侍ジャパンの守護神候補として急浮上した。初のWBC選出となれば、大舞台での真価が問われることになる。[4/6ページ]
育成出身から世界を抑える守護神候補へ
松山晋也
[caption id="attachment_244883" align="aligncenter" width="530"] 野球日本代表侍ジャパンの松山晋也(写真:Getty Images)[/caption]
・投打:右投右打
・身長/体重:188cm/92kg
・生年月日:2000年6月23日(25歳)
・経歴:八戸学院野辺地西高 - 八戸学院大
・ドラフト:2022年育成選手ドラフト1位(中日)
・2025年成績:53試合登板(52回2/3)、0勝1敗46セーブ5ホールド、72奪三振、防御率1.54
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第6回WBCにおいて、守護神候補の筆頭に名前が挙がっている松山晋也。代表入りとなれば初の国際大会となるが、大きな期待が寄せられている。
八戸学院大から2022年育成選手ドラフト1位で中日ドラゴンズに入団すると、ルーキーイヤーの6月に支配下登録を奪取。
同年は36試合の登板で1勝1敗17ホールド、防御率1.27と育成入団ながら大ブレイクを遂げた。
翌2024年は59試合に登板し、2勝3敗41ホールド、防御率1.33の活躍で最優秀中継ぎのタイトルを獲得。
さらに2025年はクローザーで起用されると、53試合登板、0勝1敗46セーブ5ホールド、防御率1.54、奪三振率12.30の好成績をマークし、最多セーブに輝いた。
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国際大会の出場経験こそないが、同年11月に行われた侍ジャパンシリーズ・韓国戦に選出されている。
高い奪三振能力を誇り、150キロ台後半のストレートと140キロ超のフォークは、MLBの強打者相手にも有効な武器となるだろう。
左の先発として計算できる存在は、代表投手陣において常に重宝される。若くして国際大会を経験し、すでに“世界一”を知る左腕は、第6回大会でも重要な役割を担う可能性が高い。柔軟な起用ができる点も、大きな武器となる。[5/6ページ]
若くして世界一を経験した万能左腕
宮城大弥
[caption id="attachment_244881" align="aligncenter" width="530"] 野球日本代表侍ジャパンの宮城大弥(写真:Getty Images)[/caption]
・投打:左投左打
・身長/体重:171cm/85kg
・生年月日:2001年8月25日(24歳)
・経歴:興南高
・ドラフト:2019年ドラフト1位(オリックス)
・2025年成績:23試合登板(150回1/3)、7勝3敗、165奪三振、防御率2.39
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2大会連続でのWBC出場が有力視されているのが、オリックス・バファローズの宮城大弥だ。
興南高から2019年ドラフト1位でオリックスに入団。高卒2年目の2021年に早くも頭角を現し、23試合登板で13勝4敗、防御率2.51をマークし、新人王に輝いた。
同年から3年連続で2桁勝利をマークするなど、球界を代表する左腕に成長した。
2025年は23試合(150回1/3)を投げ、7勝3敗、防御率2.39と勝ち星は伸びなかったが、安定した数字を残した。
最速155キロのストレートと多彩な変化球のコンビネーションは、国際大会でも大きな武器になり得る。
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2023年に行われた第5回WBCでは、1次ラウンドのチェコ戦に登板し、5回1失点とロングリリーフで好投を披露。同大会はこの1試合の登板にとどまったが、世界一の一員となった。
第6回WBCにおいても先発や第2先発など、あらゆる役割での活躍が期待される。
前回大会では決勝戦の先発という大役を任され、世界一に大きく貢献した左腕。その後はメジャーリーグでも結果を残し、国際舞台での信頼度はさらに高まっている。再び侍ジャパンのユニフォームに袖を通す可能性は極めて高いだろう。[6/6ページ]
決勝のマウンドを知る国際派左腕
今永昇太
[caption id="attachment_244880" align="aligncenter" width="530"] 野球日本代表侍ジャパンの今永昇太(写真:Getty Images)[/caption]
・投打:左投左打
・身長/体重:178cm/86kg
・生年月日:1993年9月1日(32歳)
・経歴:北筑高 - 駒沢大
・ドラフト:2015年ドラフト1位(DeNA)
・2025年成績:25試合登板(144回2/3)、9勝8敗、117奪三振、防御率3.73
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前回大会では決勝戦の先発マウンドを含む3試合に登板した今永昇太。その後はメジャーで実績を積んでおり、今大会でも侍ジャパン入りが有力視されている。
2015年ドラフト1位で横浜DeNAベイスターズに入団すると、ルーキーイヤーから8勝を記録。
2019年には25試合(170回)を投じて13勝7敗、防御率2.91の好成績をおさめた。
その後も活躍を続け、2023年オフにはポスティングシステムを申請し、シカゴ・カブスに移籍した。
メジャー初年度から29試合(173回1/3)を投げ、15勝3敗、174奪三振、防御率2.91をマーク。サイ・ヤング賞投票でも5位の得票数を獲得した。
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2025年は25試合登板で9勝8敗、防御率3.73とやや数字を落としたが、一定の結果を残した。
2026年もカブスでプレーすることが決まっているコンディション等に問題がなければ、間違いなく、招集されるだろう。
【了】