いびき無呼吸改善協会は、全国の男女300名を対象に「寝不足と日常行動リスク」に関する調査を実施した。本調査は、2025年12月8日から17日にかけて、インターネット調査により行われたもの。

調査の結果、過去1年以内に寝不足が原因で「ヒヤリ」と感じた経験がある人は約82%にのぼった。寝不足が日常生活の安全性に影響を及ぼしている実態が明らかになっている。

ヒヤリが起きた場面として最も多かったのは「仕事中」で24.0%、「車の運転中」が15.6%と続いた。会議中やPC作業中、運転中など、集中力を要する場面での発生が目立ち、重大な事故につながりかねない状況が多い点が特徴的といえる。

寝不足や日中の眠気の原因については、「夜更かし・スマホ使用」が27.3%で最多となった。一方で、「夜中に目が覚める・熟睡できない」(16.7%)、「鼻づまり・口呼吸などで呼吸がしづらい」(4.3%)、「いびきを指摘された、自覚がある」(2.7%)など、睡眠の質や呼吸に関する要因も一定数確認されている。

朝起きたときの症状では、「体がだるくスッキリ起きられない」が23.7%で最も多く、「強い眠気が残っている」(19.9%)、「熟睡した感じがしない」(17.9%)が続いた。十分な睡眠時間を確保していても、回復感が得られていない人が多いことがうかがえる。

日中に意識が遠のくほどの強い眠気については、「月に数回以上」と回答した人が約35%に達した。定期的な強い眠気が、仕事や移動時のリスクを高めている可能性がある。

今後取り入れたい改善策としては、「就寝時間を早める・睡眠リズムを整える」(23.6%)、「スマホやPCの使用時間を減らす」(15.8%)など、生活習慣の見直しが中心となった。一方で、「いびき・無呼吸の検査を受けてみたい」と回答した人は0.9%にとどまり、医療的アプローチへの関心は極めて低い結果となっている。

調査結果から、寝不足によるヒヤリ経験は非常に身近な問題であり、仕事中や運転中といった安全性に直結する場面で多く発生していることが明らかになった。生活習慣の乱れが主な原因として認識される一方、「熟睡できない」「口呼吸」「強い眠気」といった症状を抱えながらも、睡眠時無呼吸症候群などの可能性に目を向けている人は少数にとどまっている。