日本テレビ系で今年10月期に連続ドラマ化(放送枠未定)される池井戸潤原作『俺たちの箱根駅伝』の主演が、大泉洋に決まった。日本テレビの『箱根駅伝』中継チーフプロデューサー・徳重亮を演じる。
原作の『俺たちの箱根駅伝』は、日本の正月の風物詩となった『箱根駅伝』を国民的作家池井戸潤氏が十余年もの歳月と情熱をかけて執筆。物語は、箱根駅伝に2年連続で出場を逃した古豪・明誠学院大学の陸上競技部を中心とした挑戦と、箱根駅伝の生中継を担う「大日テレビ」というテレビ局の舞台裏の2つの大きな柱で描かれている。
大泉が演じる徳重は、箱根駅伝を生中継するにあたり、局内外から次々と降りかかる難題や不測の事態に立ち向かいながら、ランナーたちの一瞬にかける情熱を伝えるため奔走する。
そんな役どころに、大泉は「池井戸作品ならではの数々の敵が現れてくるのですが、『箱根駅伝』に熱い信念を持った徳重がいちテレビマンとして、どう泳ぎきっていくのか、そして一度は箱根を諦めた選手達が箱根駅伝でどんな奇跡を起こすのか、テレビの前でしっかり見届けていただければと思います」と語る。
池井戸氏は「今回、日本を代表する人気俳優である大泉洋さんに大役を引き受けていただき、本当に感謝しています。そして、大泉洋さんならでは、徳重亮の奮闘を期待して止みません」とコメントを寄せた。
小説では、明誠学院大学の陸上競技部を中心とする学生チームが物語の主軸となっているが、今回のドラマ化では池井戸潤からの依頼も受け、テレビ局編に重点を置いた構成へと再構築。2日間で14時間以上も生中継を行うテレビ局の現場で、何が起き、誰が決断し、どのように『箱根駅伝』は視聴者のもとへ届けられているのか。学生たちの限界に挑む走りと、それを届けるテレビ中継スタッフ達の闘いが、同時進行で描かれていく。
今作は、関東学生陸上競技連盟の全面協力を得て制作される。
コメントは、以下の通り。
大泉洋
この度、池井戸先生原作のドラマ『俺たちの箱根駅伝』で主演を務めさせて頂くことになりました。「箱根駅伝中継」を任されたスポーツ局のチーフプロデューサーの徳重亮を演じます。
『箱根駅伝』と言いますと、選手や監督の熱いドラマが主役ではあるのですが、池井戸先生原作のこのドラマは、その熱い走りを中継するテレビ局側の物語でもあるという切り口がとても新鮮で面白いと思いました。『箱根駅伝』という長い伝統を持つ唯一無二の番組を作るには、当然様々な人々の思い、思惑、が入り乱れます。伝統を守り抜きたいもの、伝統を壊したいもの…。多くの問題、理不尽な社内事情など、池井戸作品ならではの数々の敵が現れてくるのですが、『箱根駅伝』に熱い信念を持った徳重がいちテレビマンとして、どう泳ぎきっていくのか、そして一度は箱根を諦めた選手達が箱根駅伝でどんな奇跡を起こすのか、テレビの前でしっかり見届けて頂ければと思います。どうぞ、ご期待ください。
池井戸潤氏
この作品をドラマ化するにあたり、私からドラマの制作陣にひとつ、お願いをしました。それは、学生チームだけを主軸にするのではなく、『箱根駅伝』という番組の作り手であるテレビ局側をも中心に据えること、いえ、むしろそちらに重点を置いて構成し直してほしいということです。
あまり知られていませんが、『箱根駅伝』という番組は1日にして成立したわけではなく、その企画を通すことにすら何年もの歳月を要し、社運を賭したといっていいビッグ・プロジェクトなのです。学生たちの熱い戦いを、特に箱根の山々に囲まれて電波が阻まれる5区をどう「生」で中継するのか。当時、技術的に不可能と言われたこの難題に挑んだテレビマンたちがいました。その溢れんばかりの情熱、チャレンジ精神。困難に立ち向かう勇気。そこには学生ランナーたちが「箱根」にかける思いに匹敵する質量があり、いまなおその精神は引き継がれています。
テレビには映らない、火傷(やけど)しそうに熱いスタッフたちの奮闘、混じり気無しにひたすら状況を伝えることに徹するアナウンス、その根幹にあるひたむきで実直なスポーツ中継への思い――。これもまた、もうひとつの『箱根駅伝』そのものです。
今回、日本を代表する人気俳優である大泉洋さんに大役を引き受けていただき、本当に感謝しています。そして、大泉洋さんならでは、「徳重亮」の奮闘を期待して止みません。 がんばれ大泉洋。がんばれ『箱根駅伝』。
【編集部MEMO】
2024年の『箱根駅伝』の個人視聴率は、復路17.5%で年間3位、復路15.7%で年間5位。昨年は往路17.0%、復路17.3%を記録している(ビデオリサーチ調べ・関東地区)。



