『カノッサの屈辱』や『料理の鉄人』など数々の名番組を手掛けてきた放送作家・脚本家の小山薫堂さんと、人気漫才師のハイヒール・モモコさん。ともにグルメ通で知られる二人が、“素敵な人と料理に出会う旅”をテーマに人情と食の街・大阪を巡る『ふくあじ旅のススメ ~大阪編~』が、J:COMチャンネルにて1月2日20時より放送されます(1月26日21時よりJテレでの再放送も予定、地域情報アプリ「ど・ろーかる」およびYouTubeチャンネルでの配信視聴も可能。詳細は記事末尾に記載)。
番組では、小山さんとモモコさんがさまざまなお店を訪れ、そこに集う人々と交流したり地元の人に愛される味を堪能したりする姿が収められています。マイナビニュースではその徹底密着取材を敢行。ここでは、ロケ風景の写真とともに、お二人の“ふくあじ旅”をレポートしていきます。
ハイヒール・モモコさんが意外な場所から登場
ただ美味しいだけではなく、食べたあと満“腹”になり、お“ふく”ろの味を思い出し、幸“福”感に包まれる……そんな料理=ふくあじを提供する全国各地のお店を訪れて、人々を笑顔にしてくれる味やお店にまつわるエピソードを紹介するJ:COMチャンネルの人気番組『ふくあじ』。
その特別編となる今回の『ふくあじ旅のススメ ~大阪編~』は、番組監修を務める小山薫堂さんがゲストとの待ち合わせ場所である道頓堀の相合橋を訪れるところからスタート。橋の上で小山さんが周囲の景色を眺めていると、どこからともなく「薫堂さーん」と呼ぶ声が聞こえてきます。
声の主を探して小山さんが辺りを見回すと、道頓堀川の上に浮かぶ遊覧船から手を振るハイヒール・モモコさんの姿が! モモコさんは、吉本興業の養成所、NSC(吉本総合芸能学院)の1期生として10代の頃からテレビやラジオなどに出演。1982年に相方のリンゴさんとともに漫才コンビ「ハイヒール」を結成し、芸歴40年を超える現在も第一線で幅広く活躍しています。
船着場で挨拶を交わしたあと、モモコさんは“とっておきの手土産”を薫堂さんに手渡しました。大阪・帝塚山にあるレストラン「Genji」の「レーズンバターサンド」です。モモコさんが、オープン時よりずっと通っているお店の人気メニューだそうで、お持ち帰りやお取り寄せも可能。ラム酒漬けの巨峰レーズンとドライトマトを国産バターに合わせ、薄焼きクッキーでサンドしており、深みのある香りとなめらかな口どけが絶妙な逸品だそうです。そんなモモコさんの説明に耳を傾けながら、さっそくバターサンドを手にした小山さん。一口味わうと同時に相好を崩し、そのまろやかな味や食感を絶賛していました。
温かい人々に囲まれながら家庭の味を堪能
小山さんとモモコさんが道頓堀を後にして向かったのは、JR鶴橋駅からほど近い商店街の一角にある「よあけ食堂」。創業1945年の老舗で、夜明けまで営業していたことが店名の由来になっているそうです。以前『ふくあじ』で紹介されたこともあり、小山さんはそれを見てぜひ訪れてみたいと思っていたとのこと。
現在は、3代目のご夫婦と4代目の娘さんで切り盛りしていますが、その家庭的な雰囲気と味を慕って通う常連客も少なくないようで、この日もすでに多くのお客さんで賑わっていました。
店主によると、お客さんの好みに合わせて味付けを考えているうちにメニューが100種類以上に増えたそうで、カウンター席の上のメニュー表やホワイトボードには数えきれないほどの料理名が書かれていました。小山さんとモモコさんは、その中からお店の看板メニューだという「いわし汁にゅうめん」と「オムライス」を注文。隣り合わせになったお客さんたちとまるで旧知の仲のように会話を交わしながら、薄味の出汁に青とうがらしのアクセントが効いたにゅうめんや、絶品オムライスを口に運び、おいしそうに味わっていました。
“笑いの殿堂”を訪れたらぜひ食べたいモモコさん激推しの“ふくあじ”
次に二人が向かったのは、吉本芸人にとってはホームとも言える「なんばグランド花月(NGK)」。吉本興業に所属する芸人や漫才師、落語家、タレントのお笑いを生で見ることができる“笑いの殿堂”です。館内には858もの客席を擁する国内最大級のお笑い専門劇場に加え、お土産店や飲食店が複数入っており、吉本興業オフィシャルグッズや関西のお土産などを購入することも可能。ここでしか手に入らない限定商品も販売されているので、ファンなら一度は訪れたい場所ですよね。
もっとも、今回の目当てはそのNGK横にあるたこ焼き屋さん「たこ焼道楽 わなか」の方。半世紀の歴史を持ち、ミシュランの「ビブグルマン」にも掲載された実績がある行列の絶えない人気店です。モモコさんにとっては、劇場に来るときは必ずと言っていいほど買って食べる“ふくあじ”だそうで、この日も定番のソース味と釜炊き塩味を購入。小山さんに劇場や吉本芸人の思い出話などを語りながら、幸せそうな表情で口に運んでいました。
たこ焼きに大満足して店を出た二人は、そのまま歩いて千日前道具屋筋商店街へ。ここは、プロの料理人も使う料理道具や厨房道具などが揃う飲食店御用達の商店街。NGKからすぐ近くにあるため吉本の芸人さんもよく足を運ぶそうで、モモコさんの説明を聞きながら、食通の小山さんも興味深そうに立ち並ぶさまざまなお店の中をのぞいていました。
そんな二人が足を止めたのが、食品サンプル専門店「デザインポケット」。飲食店の店頭で目にすることの多い料理見本を専門に扱うお店です。まるで本物のようなパフェやお寿司、たこ焼き、アイスクリーム、揚げ物などの食品サンプルのほか、キーホルダーやマグネットなどのアクセサリーも販売されており、お土産として購入する国内外の観光客も多いのだとか。食品サンプルの制作体験も開催しているそうで、小山さんとモモコさんもチャレンジしてみることに。
お店のスタッフに指導を受けながら、エビに接着剤を塗布して衣をつけていく二人でしたが、パン粉をまぶすのが意外に難しいようで、何度も接着剤を塗りたしては剥がれ落ちたパン粉をつけ直していました。その甲斐あって、揚げたてプリップリの美味しそうなエビフライが完成! なお、お店によると制作したサンプルは専用の容器に入れて持ち帰ることができるそうです。
モモコさんの家族にとって思い入れの強いお店とは?
次に二人が向かったのは、四天王寺にある「ザ・ちゃんこ 萩屋本場所」。名前からも分かるように、ちゃんこ鍋専門店です。モモコさんにとっては先代店主の頃から家族で通っていた思い入れの強いお店で、今回、小山さんにもそのこだわりの味を紹介したかったとのこと。
料理を待ちながら、モモコさんから現在の店主・小林政仁さんとの意外なつながりと、小林さんが先代から店を継いだ経緯を聞いた小山さんは驚きの表情を……。
同店のちゃんこ鍋は一人前2,000円というお手頃な価格でありながら、一つひとつにこだわりが詰まっているそうで、とくにつくねは食感も味も唯一無二。つみれなどの他の具材も先代のレシピに忠実に手間暇かけて仕込んでおり、ぎゅっと凝縮された旨みを味わうことができるとのこと。その美味しさを噛み締めながら、小山さんはモモコさんが味に惚れ込んだことに納得した表情でした。
ちゃんこ鍋で身も心もあたたまった二人が最後に訪れたのは、飲食スポットとして知られる福島エリアにあるミシュラン一つ星の人気イタリアン「ラ・ルッチョラ」。モモコさん行きつけのお店で、店名はイタリア語で「蛍」を意味します。実は小山さんも同店のことは以前から知っており、「行きたいリスト」に入れているほど気になっていたとのこと。そんな小山さんに、店主の鈴木浩治シェフはモモコさんと事前に相談したという3種類のメニューを用意。いったいどんな料理が出てくるのでしょうか!? こちらもぜひ、番組で確かめてみてください!
収録後のお二人に感想をインタビュー!
最後に、小山さんとハイヒール・モモコさんに今回の『ふくあじ旅のススメ ~大阪編~』収録を終えた感想を伺ってみました。
──今日1日を振り返っての感想をお聞かせください。
小山:モモコさんが、お子さんのことやご家族のことなど、普通タレントさんがカメラの前で出さないようなプライベートなことまで話されていて、すべてガラス張りにしているんだなってびっくりしました。 モモコ:ガラス張りタレントと言われてるくらいで。だって出産特番を3回やってるんですよ。もう、何もかも見せてるんです。
──お二人は以前から面識があるそうですが。
モモコ:薫堂さんのことは昔から存じていて、「どこ行くの?」、「どこが美味しいですか?」と厚かましくもいろんなこと聞いたり、(薫堂さんの出身地である)天草で行く店全部教えてもらったりしていたんです。今まで何人かでお会いしたことはあったんですが、今回のように二人でお店を巡るのは初めてですね。でも同じ年なので、昔から知っている感じで初めてなのを忘れて喋っていました。
──今回の「ふくあじ旅」で、小山さんは改めて大阪にどんな印象を持ちましたか?
小山:「お客さん力」ですね。お客さんがみんなすごい。モモコさんと話をしていると、それに乗っかってお構いなく喋りかけてくるんですよ。あれはすごいなと思いました。
モモコ:隣にいたおっちゃんもお姉ちゃんも、みんな喋りかけてきましたね。私が「オムライス食べたい」って言っていると「美味しいから頼むよ」みたいな感じで。みんな会話に入ってきました。大阪の人は話しかけてもみんな答えてくれますよね。
小山:大阪の料理屋はお客さんに磨かれているんだなというのを改めて感じました。料理の値段も、お客さんのチェックで味とのバランスがとれている気がしますね。料理屋の“驕り”を許さないというか。東京だと、ついお客さんが高くてもお金出すよって感じで、どんどん高級店が増えていったりするんですけど。
モモコ:最後に訪れた「ラ・ルッチョラ」はミシュランの星を取っているような高級店なんですよ。お客さんもみんな予約して楽しみにしながら来店されていて。そこを、すみませんって謝りながら(スタッフがカメラを回している状況)でも、全然OKな感じで食事されていたのが“ふくあじ”やなって思います。怒るどころか「面白かったわ」って言ってくれはったから。薫堂さんがおっしゃる通り、お客さんを含めての“ふくあじ”なんですよね。
──モモコさんはグルメ通で知られていますが、行きつけにしたいお店の条件を教えてください。
モモコ:もちろん美味しいということも大切ですけど、“人が”悪かったらめちゃくちゃ美味しくても行きませんよね。だから本当に“人”次第です。大阪はくいだおれの街でB級グルメもイケてると思うんですけど、A級もイケてるんです。いいのも悪いのも、安いのも高いのもあって、全部そろっている。そういうところを見てもらいたいなと思います。
──お店の人と交流する際に大切にしていることは?
モモコ:私は「ホンマのことを言う」ってことですね。美味しくないのに美味しいよとは言わない。「行ってみたけど美味しないやん」って言われるの嫌やから。
──お二人の好物を教えてください。
小山:収録の際にモモコさんと話していたのですが、僕はちくわですね。ごく普通のちくわ。
モモコ:それ聞いて、意外やと思いました。おでんの中でも、ちくわって1位に選ばれないですよね。頑張っている感じはするけど。私は、玉子丼。死ぬ前に食べるのは玉子丼。薫堂さん、死ぬ前にちくわ食べます? 小山:死ぬ前には食べない。
──そもそも、どうしてちくわが好きになったのでしょうか。
小山:大学の頃にラジオ番組でADのバイトをしていたとき、その中のコーナーのお題を考えていて「ちくわって不憫だな」と思ったのがきっかけですね。穴の中にチーズを詰められたり、きゅうりを詰められたり。でも美味しい。そういう、ちくわに光を当てたいなと思っていたら、いつの間にか好きになっていました。それに、好物が(高級食材の)キャビアやフォアグラなんて言うよりも、ちくわって言ったほうが感じがいいじゃないですか。
モモコ:私はカラスミ好きって言ってますけど。
小山:カラスミは嫌味には聞こえないですね。
モモコ:自分で作ったこともあるくらい好きです。好きって言っていると意外ともらえることもありますから、私は印象よりも実利を取ります!
──今回の“ふくあじ旅”のような企画があったら、お二人で巡りたい場所はありますか?
小山:やっぱり大阪ですね。
モモコ:私、今回のでコツ分かりましたから自分で企画しますよ。第2弾はここ、第3弾はここって感じで。テレビには絶対出てくれないけれど、ご案内したいところもいっぱいあります。絶対、薫堂さん好きやろなっていうお店が。
──最後に、メッセージをお願いします。
小山:もし今回の番組を見て同じお店に行く機会があったら、ぜひお客さんに話しかけてみてほしいですね。たとえば、自分の隣にいる人に「『ふくあじ』を見て初めて来てみたんですけど、ご覧になりました?」とか「モモコさんおもしろかったですね」とか。それをきっかけに仲良くなってほしいなと思います。
モモコ:そういうことができる街だと思いますね。今日ご紹介したところは、全部番組をご覧になった方が(常連客でなくても)行けるお店なんですよ。たまたま人がすごく並んでいる日もあるかもしれませんが、全部行けるので本当に行ってほしい。お店に行ったら、私が横に座っていることもあるかも。
小山:今回の大阪編を振り返ってコピーにするなら、「美味しさは、楽しさに勝てない」。どんなに美味しくても、楽しい店には勝てないんじゃないかと思います。ぜひ番組を楽しんでください!
『ふくあじ旅のススメ~大阪編~』番組情報
- J:COMチャンネル:2026年1月2日 20時~21時
札幌・仙台・関東・関西・福岡・北九州エリア:11ch、下関エリア:12ch、熊本エリア:10ch - Jテレ:2026年1月26日 21時~22時
札幌・仙台・関東エリア:10ch、関西・福岡・北九州エリア:12ch、下関エリア:111ch、熊本エリア:11ch
- 地域情報アプリ「ど・ろーかる」(無料)配信:1月2日20時より
- YouTube「J:COMチャンネル・Jテレ」配信:1月2日21時より






























