大学生にとって就職活動の軸とは何か? ある調査によると、待遇面、社風、ビジネスモデルの安定性と続く。しかし学生にとってのそれは、時に変化し、短期間で揺れ動くようだ。少子高齢化の流れが止まらない日本において、殊更に注目を集めている『リユース業界』。その中でIKKOさんをCMキャラクターに『買取大吉』を全国に展開する(株)エンパワーの2026年卒内定者たちに就職活動のリアルを聞いてみた。
就職活動の軸は変わる、変えられる
――まずは皆さん、(株)エンパワーへの内定おめでとうございます。簡単に自己紹介をお願いします。
堀町:青山学院大学の堀町です。僕は小学生から大学まで、ずっと野球を続けています。高校時代は甲子園に2度出場。4番バッターでした。最近は釣りやゴルフも始めました。
早川:東京理科大の早川です。今は『チェンソーマン』にはまっています。学生時代は、学業とディズニーキャストのアルバイトを両立させることに奮闘していました!
猪俣:明治大学の猪俣です。私もアニメにはまっていますね。特に『鬼滅の刃』を映画館で観た時は感動しました。また趣味でYouTuberみたいなこともやっています。
欠端:東北大学の欠端です。私は小説を執筆することが趣味です。学生時代は1500ページ以上書いたと思います。
――皆さん、それぞれに個性がありますね。皆さんは結果的には(株)エンパワーに内定したわけですが、どのような軸で就職活動を進めていたのですか?
堀町:就職活動を始めるにあたって何から手をつけていいかわからず、親や先輩などにも聞いてみたのですが、なんだかフワッとしていて……。とりあえず『みんなが知っているような大企業』を目指そう、と就職活動をスタートさせました。割と順調に進み、大手総合商社に内定をもらったので就職活動を終了させました。しかし大手企業の内定を取りながらもベンチャー企業への就職を決めた友人がいまして、僕も悩んでしまいました。
――どういう悩みですか?
堀町:内定をもらった総合商社は伝統的な会社で、良くも悪くも安定していました。何歳になったら給料がいくらになるのか? 出世スピードは? その会社の方に伺うと、出身大学によって、それらはだいたい決まっていると。なんか一気にモチベーションが下がりました。そして内定を持ちながら、改めて就職活動を再開させたんです。
早川:僕も初めは大手企業ばかりを見ていました。いくつかの企業のインターンシップに参加したのですが、なんかピンとこない。そんな時に企業の合同説明会で(株)エンパワーに出会いました。そこで、入社3年目の半分以上の方が年収1,000万円を超えると聞き、バチンと殴られたような気持ちになりました。そんな会社があるのか? と。やっぱり人生を賭けて働くので、成果や実績をしっかりと評価してほしいと思うようになりました。
猪俣:YouTubeの活動などをしていたことから、漠然と広告業界・メディア業界を見ていたのですが、その時に『バレーボール ネーションズリーグ』のスポンサーが『買取大吉』であることを知って、企業としても興味を持ちました。はじめは入社したいというよりも「リユースの会社が、なぜバレーボール大会に多額の投資をするのか?」ということを知りたいという気持ちでした。
でも(株)エンパワーの企業説明会を聞いて、これまでの就職活動の軸が揺さぶられました。なんとなく広告に関わりたいという考えから、(リユース業界のような)これから成長し変容していく業界を自分の企画力やマーケティング力で創造していきたい。という夢を持つようになったのです。壮大に聞こえるかもしれませんが、この会社ならできそうな気がしたんです。
――まさに、壮大な夢ですね。
猪俣:面接の時に言われました。「今から金融業界や広告業界を“自分が中心となって”創造・変化させられるかというと難しい。しかしリユース業界はこれから。業界トップクラスの(株)エンパワーが、それを創っていく。その一翼を担ってみないか?」と。それを聞いて、将来たとえば50歳くらいになった時に「あ〜。リユース業界の●●●は、私がプロデュースしたんだよ」とサラッと言える格好いい大人になりたいなと思ったんです。
欠端:私も似ていますね。私ははじめ出版業界に入りたいと思っていました。しかしインターネットや人工知能の進化により、出版業界の将来が曇って見えるようになりました。沈みゆく船に乗ってしまった場合に将来はどうなるのか? と。一方でリユース業界は30年で4倍の成長を遂げている業界。ここで事業を創造していくことの方が明るい未来が描けました。
――はじめに設定した『会社選びの軸』は、ネットからの情報や先輩などからのアドバイスで形成されることが多く、それが就職活動を通じた多くの出会いによって変化していくということが良くわかりますね。
複数の内定先から、なぜ(株)エンパワー(買取大吉)を選んだのか
――皆さんは、複数の内定を取り、結果的に(株)エンパワーを選んだ。それはなぜですか?
早川:そもそもなのですが『業界イメージにこだわると、本質を見失う』ということに気づかされた気がします。親に『買取大吉』というと『質屋?』と返ってくるんです。そもそも『質屋』と『買取店』はビジネスモデルが違うのですが。ただ僕も初めは『買取店』のイメージは“派手な外見の店員さん”、“外から店内が見えないので入りづらい”というものでした。ところが(株)エンパワーの展開する『買取大吉』はおしゃれ! たくさんの店舗の外観を見せてもらいましたが“和風なのに令和にフィット”という感じがしたんです。テレビCMも他社に比べると印象的なのに下品じゃないというか(笑)。
堀町:僕も同感です! 正直に言って、(株)エンパワーに是非採用してほしい! と思ってたわけではないんです。リユース業界って伸びているし、『買取大吉』はその中でも目立っているし、という感じでした。
猪俣:私なんて『リユース業界ってブラック企業じゃないかな?』と思ってましたよ。(株)エンパワーの説明会を聞くと『入社して3年で年収1,000万円も珍しくない』と聞いてますます(笑)。
欠端:私も初めは「怖いもの見たさ」というか(笑)。でも詳しく聞いて謎が解けました!
猪俣:待遇面って気になるじゃないですか。年間休日とか残業時間とか、でもビジネスモデルを聞くと納得できたんですよ。『買取大吉』には1か月に250名のお客様がいらっしゃるのですが、これって1日あたりにすると8名。店舗を2人で運営すると社員1人が対応するのは4名のお客様。びっちり商談しても4時間で終わっちゃう。だから残業少ないんだって思いました。
欠端:そして250名のうち実際にお品物を売って頂けるのは200名くらいと聞きました。『買取大吉』には高額なお品物が持ち込まれるので、お品物あたりの利益(売却する額から買取った額を差し引いた金額)は平均6万円を超えるんです。そうすると月に22日出勤したとして、1日あたりの商談は4件。1か月で88件。そのうち成約が70件だとすると、1人の社員が1か月で420万円(=成約70件×利益6万円)以上。年収1,000万円でも十分に会社は利益が出る。これが給与の高い理由なんだと納得できました。
――(株)エンパワーは給与が高い。それが内定を承諾した決め手ですか?
早川:少し捉え方が違うのですが、「給与が高いから」というより「成果をしっかりと評価してくれる会社」という観点ですね。多くの企業説明会で『若手にチャンスをあげる』『1000万円以上の社員がいる』という話を聞きました。でも、『それって、一部の社員のことを、殊更に言っているだけじゃん』って思ったんですよね。でも(株)エンパワーは違った。営業部の半分以上の社員の方が年収1,000万円を超えている。部長の平均年齢も35歳。
堀町:僕は、また別の観点があって、『リユース業界って何?』ってことなんですよ(笑)なんていうか、これから金融業界や広告業界を自分たちで変えていくって難しいと思ったんです。でもリユース業界だったら人生を賭けて創り上げられるんじゃないかと。そんな夢を持てる会社なんじゃないかって思ったんですよ。青臭いですかね(笑)。
大学生にとっての就職活動とは何だったのか
――就職活動全体を振り返ってみて、如何ですか?
早川:正直なところ、初めにめちゃくちゃ行きたい会社がありました。そこが不合格だったんですが、その後は、その会社に似た会社ってどこだろう? って探していたんですよね。それらは全て大企業だったのですが。
(株)エンパワーと出逢ってから、そもそも働くとは何か? ビジネスパーソンとしての価値は何か? ということを深く考えるようになりました。今となっては初めにこだわった会社や企業の規模などは実は重要ではなかったことに気づきます。
堀町:僕にとって就職活動は、とても面白いイベントだったなという感想です。普段は話せないような企業の方々と話せて勉強になりました。そして、視野も広がった。僕は野球に没頭し続けてきましたが、その過去にも向き合い、自分の人間性や価値を改めて見直すことができました。
欠端:私にとってはつらいことの多い就職活動でした。高校受験も大学受験も第一志望にパスしてきた。でも、就職活動はそうはいかなかった。受験勉強のような対策は全く効かなかったんですよね。知識やハウツーなんて意味がない。働くことへの覚悟が大事だったんだと学びました。
猪俣:(株)エンパワーの人事部の方からアドバイスしてもらったことで、『就職活動は、受験とは違う』っていうのがあるんですが、受験だと正解と不正解がある。でも、就職先を選ぶことは正解と不正解じゃなくて、選んだ会社で覚悟をもって仕事をすると結果的に正解に導かれる、と。
内定者たちが口にする給与、制度、人の雰囲気。(株)エンパワーの強さとは
(株)エンパワーを選んだ決め手として4人が口をそろえたのが『努力すれば成果は出る。その成果は報酬や評価に反映される』というポイントだった。(株)エンパワーの平均年齢は33.5歳と若く、育休制度もしっかり運用されている(女性100%・男性44%)。働く環境のベースが整っているという安心感も、入社を後押ししたのであろう。
座談会にもあったが、営業部の半分以上の社員が年収1,000万円以上。社員数1100人(男:女=75%:25%)の規模で、この水準には驚かされる。
大学生が就職先を決定する時に、その企業の幹部や人事部の人柄も重要ファクターであろう。(株)エンパワーに対する彼らの評価としては、『面接っぽくない』『第一志望の企業がどこであっても、真剣にアドバイスしてくれた』『時に厳しさも感じたが、その奥に深い優しさを感じた』というものであった。
彼らと話していて端々に出てくるのが『親など今までにお世話になった方々への感謝や恩返し』だ。こういったことも面接の中ではよく話題になったという。(株)エンパワー人事部によると『親に感謝できない者に良い仕事はできない』ということだ。まさに社員教育の根幹に人間教育があるということか。
大学生が就職先を決めた時に、親たちはどう反応したのか? そこを少し紹介しておきたい。
親の価値観とのギャップ。大切なのは覚悟
――(株)エンパワーへの入社を決めるにあたって、家族の反応はいかがでしたか?
早川:うちの親は『買取大吉』と言ったら死ぬほど反対されました! それは「質屋」イメージから来るものでした。それで一回内定辞退しようと思ったんですが、就職活動を振り返って、(株)エンパワーでやりたいことを思い描いて、『やっぱり、ここしかない!』と覚悟を決めて親を説得しました。
堀町:うちの親は『いいんじゃない』って感じでした(笑)。というより『(株)エンパワーに内定もらった!』と言ったら『どこそれ?』って言われたので『買取大吉』と言うと『あ! 知ってる!! 良かったじゃん』って喜んでいました。
猪俣:私は人に相談したりするタイプではないので、完全に事後報告でした。両親も反対することなく『おめでとう!』と言ってくれました。
欠端:うちは少し違う反応だったんですが。内定を伝えた時に母から『あんた! サービス業できるの?』と言われちゃいました(笑)。美容師の母にしたら、私のコミュニケーション能力は不安なんですかね(笑)。
――入社したら、どういうことに挑戦したいですか?
早川:まずは店長になることです。高い報酬を得るには努力も必要だと思いますので、修行だと思って頑張ります。その先は、あまり考えていないんですが、結婚とか子供ができたりするとアップデートされていくと思います。あ、1年目で同期トップをとりたいかも。
堀町:自分も一番になりたいですね。でも、それ以上に『必要な存在』になりたいかもしれません。高い報酬もとりたいですが、人間としての立ち居振る舞いや人間関係のつくり方を身につけ、格好いい大人になりたいです。あとは給料で美味しいご飯をたくさん食べたい。
猪俣:内定式に参加した時に同期の皆さんが魅力的に見えたので、私はそういった仲間と一緒に頑張っていきたいと今強く思っています。チームで達成する喜びを早く味わいたいです。
欠端:私は未だ、リユース業界のことも、ブランド品やジュエリーのことも知らないことばかり。早く多くのことを学び、身につけ、『●●●にチャレンジしたい』と胸を張って会社に言えるような社員になりたいと思います。
入社はゴールではなく、人生のスタート。そういった雰囲気が4人から醸し出されていた。彼らの成長が下支えとなり、(株)エンパワーはますます企業として成長していくであろう。









