元プロ野球選手で野球解説者の山本昌氏が、YouTubeチャンネル『【東海テレビ公式】ドラHOTpress』で1日に公開された動画に出演。中日・金丸夢斗と石伊雄太のバッテリーの配球について語った。

山本昌氏

山本昌氏

金丸夢斗と石伊雄太のバッテリーは「偏って投げちゃう」

動画では、今季台頭した中日のルーキー左腕・金丸夢斗についてトーク。山崎武司(※崎はたつさき)が、「思いのほか早く出てきてくれたなっていうね」「あの小ささであのボールが投げられるのは、かなりのポテンシャルを持ってる」と評価すると、山本氏も「コントロールも悪くないですし、球団の人に聞いても『これから背負って立つ人』という評価」と、将来性を高く見積もった。

しかし、議論が進む中で話題にあがったのが、配球の偏り。同じくルーキーである石伊雄太とバッテリーを組んできたが、山崎氏は「偏って投げちゃうんですよね。インコースだったらインコース、ずっとインコースって投げる。外に投げりゃいいんだけど……」「プロだから狙えば当たるし、あれだけいいカーブがあるのに、カーブは全然使わなかったりとか」などと指摘すると、山本氏も深くうなずきながら、「おそらくなんだけど、インコースの真っ直ぐが自分で一番いいボール、キャッチャーも一番いいボールっていう認識があるんだよね」とその理由を推察した。

また、山本氏は「インコースの真っ直ぐを投げるのって疲れるんですよ。すごく気をつかうの、ミスしちゃいけないんでね」「あのボールがあるなら、アウトコースでポンポンって簡単にストライクとったり、ファウルとったりできないかな」と、投球の幅を広げるべきだと提言。

すると、山崎氏も「外の真っ直ぐがあり、左は右に対しての外からの変化球、これが邪魔なんですよ、右バッター。こういうのが入ってくると、よりインコースが効いてくる」と述べ、配球のバランスこそが投球術を一段階引き上げる鍵になると強調していた。

【編集部MEMO】
プロ野球生活32年、50歳まで現役を続けた山本昌氏。NPB史上初となる50代での登板など、投手として数々の最年長記録を保持している。自身が現役を長く続けることができた理由として、YouTubeチャンネル『上原浩治の雑談魂』にゲスト出演した際には、「工藤(公康)さんの存在も大きかった」「あの人が長くやったんで、僕はその獣道を後ろから歩いて、気づいたら45歳」「それまで『球界最年長』と言われないんで、注目されないんですよ」などと語っていた。