お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が、現在放送中の大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)で、狂歌師・宿屋飯盛(やどやのめしもり)を演じている。宿屋飯盛は、“蔦重”こと蔦屋重三郎が亡くなった後、蔦重の墓に碑文を残すという重要人物。その役を又吉に託した理由を、制作統括の藤並英樹チーフ・プロデューサーに聞いた。
江戸時代中期の吉原を舞台に、東洲斎写楽、喜多川歌麿らを世に送り出し、江戸のメディア王にまで成り上がった“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の生涯を描く本作。又吉演じる宿屋飯盛は、狂歌集の編集・出版で蔦重と協力し、天明8年には、歌麿(染谷将太)とともに狂歌絵本『画本虫撰(えほんむしえらみ)』を刊行して狂歌師の地位を不動のものに。
藤並氏は、又吉の起用について「宿屋飯盛は超インテリなんです。狂歌師としてだけではなく文学にすごく精通している人物で、そういう人って誰だろうと森下さんとお話していて、又吉さんじゃないかということになりました。又吉さんは文学に精通されていて、作家さんでもあるので」と説明。
又吉の佇まいも真のインテリに見えると言い、「インテリというとキリッとした感じになりがちですが、そこはかとない知を持っている人の方が、本当の意味でインテリなのではないかなと。知の量、読書量があって説得力のある方って誰だろうということで又吉さんにお願いしました」と語った。
又吉は、2018年の大河ドラマ『西郷どん』や2022年度後期の連続テレビ小説『舞いあがれ!』など、これまでも俳優としてドラマや映画などに出演している。
藤並氏は「話し方も含めて、含蓄のある感じで演じてくださっていて、もともとの又吉さんの話し方もそうだと思いますが、言葉に深みがあるようにうまく表現してくださっているなと思います」と演技も称賛。
そして、今後の宿屋飯盛について「宿屋飯盛は蔦重のお墓に碑文を残している。つまり、蔦重はこういう人でしたということをすごくご存じで、蔦重を最後まで見てきた人です。ドラマでは蔦重の晩年まで描く予定で、宿屋飯盛も耕書堂に居続けると思います」と話していた。
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