フジテレビ系列各局が参加する「第34回FNSドキュメンタリー大賞」の大賞に、富山テレビ『雲上の除雪隊 ~アルペンルートの春~』が決まった。フジテレビで1月3日(4:55~)に放送される。

  • 富山テレビ『雲上の除雪隊  ~アルペンルートの春~』

    富山テレビ『雲上の除雪隊 ~アルペンルートの春~』

『雲上の除雪隊 ~アルペンルートの春~』は、巨大な雪の壁「雪の大谷」に代表される立山黒部アルペンルート除雪作業を行う作業員たちを追ったドキュメンタリー。除雪隊の高齢化、人手不足、そして世代交代を過度な説明をせずに伝えた。厳しくも美しい銀世界で働く除雪作業を真正面から描き、過酷な撮影環境で圧倒的に美しい映像を撮ったこと評価された。

富山テレビの矢野美沙ディレクターは「世界屈指の豪雪地帯・立山で、春、多くの人が魅了される“雪の大谷”。最も美しく輝くようすを見られるのは、ほんの数週間に限られています。そのわずかな時のため、冬のあいだ、自然の厳しさと向き合いながら黙々と作業を続けるのが除雪隊の皆さんです。一面の銀世界で働く姿を通して改めて痛感したのは、表からは見えない“誰かの仕事”が、確かにこの社会を支えているという事実。ともすると、自らの働きぶりをいかにうまくアピールするかが重視される昨今ですが、そうした時代の価値観すべてが正しいのか自問自答する中で制作したのが今回の番組でした。地域の宝物である風景、そこに根付く人々を見つめた番組を評価していただき大変うれしく思っております。そして何よりも、取材を快く受け入れてくださった皆さま、本当にありがとうございました」とコメントしている。

優秀賞は、鹿児島テレビ『警察官の告白 鹿児島県警 情報漏洩事件を問う』。特別賞は、関西テレビ『出口なき部屋 介護離職 救いはどこに-』、フジテレビ『当事者たち。フジテレビ入社4年目の記録』が受賞した。

【編集部MEMO】
フジテレビ『当事者たち。フジテレビ入社4年目の記録』は、今年1月、カメラを入れずに行った1度目の会見が失敗に終わり、スポンサー企業が次々とCMの出稿を見合わせるなど、かつてない危機に揺れたフジテレビの惨状をただ見ているしかなかった入社4年目のディレクターが、「信頼を失ったフジテレビの内側でカメラを回したい」との思いで取材したドキュメンタリー。