2024年に『M-1グランプリ』で史上初の2連覇を達成したお笑いコンビ・令和ロマンの松井ケムリ。今年はソロでの活躍が目覚ましく、レギュラー番組も一気に増えた。年末年始もテレビに引っ張りだこになるようで、12月31日には東京・TOYOTA ARENA TOKYOで開催される「やさしいズタイpresents『超超超、超超超、超超超超超難問王決定戦 超大晦日』」への出演も決まっている。プライベートでは今年第1子が誕生して父親に。公私ともに充実の日々を送っているケムリにインタビューし、『M-1』連覇後の変化や大活躍の2025年を振り返ってもらった。
令和ロマンは2018年にNSCを首席で卒業し、2023年の『M-1』で史上最短となる芸歴5年9カ月で優勝。翌年も出場し、前人未到の連覇を果たした。
ケムリは『M-1』連覇が「圧倒的に転機になった」ときっぱり。その後の変化を尋ねると「まあ売れましたよね」と笑い、「2連覇というのがすごく大事」だと語る。
「『M-1』は関東での瞬間最高視聴率が20~30%と思うと、80%の人は知らない。でも、連覇すると、80%のうちの2割が見てくれて、合計36%の人が見てくれるというのが僕の感覚としてあって。そして、『M-1』は優勝した瞬間より、優勝してからいろいろ出演させてもらったりして少しずつ知名度が上がっていく気がしていて、そういう意味でも連覇というのが大きいと思います」
そして今年ケムリはレギュラー番組が急増。『キッズが見てる! もしもタレントじゃなかったら』(TOKYO MX)、『ニカゲーム』(テレビ朝日)が始まり、『探偵! ナイトスクープ』(ABCテレビ)、『GURU GURU!』(J-WAVE)に加入した。冠特番も放送。ほかにも様々な番組で存在感を放っている。
ケムリは「2025年はめっちゃテレビに出ていましたね」と振り返り、「すごくうれしいです」と笑顔を見せる。
「レギュラーが多く始まって、『ニカゲーム』と『ナイトスクープ』が始まったのがデカいですね。『ニカゲーム』はお笑いを見ない人たちにも届き、『ナイトスクープ』は関西での知名度がものすごく上がると聞いているので。実際、反響もめちゃくちゃ感じています。『ニカゲーム』は深夜の放送にもかかわらず、かなりの人がリアタイしてくれている熱量があって、『ナイトスクープ』は芸人さんに『いいな』と言われることが多く、それだけやりがいのある仕事に就かせてもらっているなと。僕はちやほやされたくて芸人を始めたんですけど、ちやほやされつつあってうれしいです(笑)」
テレビで感じたお笑いだけではない新しいやりがい
今年4月に相方の高比良くるまが吉本興業を退所し、吉本の劇場やテレビ番組などにケムリが1人で出演することが増えた。ケムリは「漫才は悲しいことに減ってしまいましたが、その分、テレビが増えました」と漫才する機会が減った寂しさを吐露しつつ、テレビで新たなやりがいを感じているという。
「芸人として舞台に立っていると面白いが命題というか、それだけが正義ですけど、テレビだと、全部が全部面白かったらいいわけではなく、感動を届ける瞬間もありますし、『ナイトスクープ』も楽しいだけじゃない依頼もあって、そういうものにも携われるのはうれしいなと。コメンテーターもそうですが、ちゃんと届けるべき情報があって、お笑いだけではない新しいやりがいを感じています」
そして、「漫才は今、2カ月に1回もやってないかな」と飢えつつ、来年5月16日にKアリーナ横浜でコンビ史上最大2万人規模の単独ライブ「RE:IWAROMAN」の開催が決定しているため、「どでかいところで単独ライブをやることが決まっているので大丈夫です。その成功に向けて進めているので」と、しっかり目標があるからこそモチベーション高く保てているようだ。

