東急電鉄は、相互直通運転を実施している埼玉高速鉄道に対し、目黒線の車両3020系に搭載している軌道材料モニタリング装置を貸し出し、埼玉高速鉄道(埼玉スタジアム線)の線内で行う軌道材料モニタリングを支援すると発表した。
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軌道材料モニタリング装置
これにより、埼玉高速鉄道は首都圏の第三セクター鉄道として初めて、営業列車を活用した線路状態の高頻度計測を行うこととなる。同社に貸し出される装置は東急目黒線3020系の営業列車に搭載されており、走行しながらレールなどの線路状態を継続的に取得できる。
すでに埼玉高速鉄道と相互直通運転を行う東京メトロと東急電鉄の路線で運用されており、今後は相模鉄道の線内でも運用される予定だという。埼玉高速鉄道にとっては、赤羽岩淵~浦和美園間(埼玉スタジアム線、上下線計29.2km)でのデータ取得が可能となり、相互直通運転のメリットを生かしたメンテナンス体制が整備される。
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軌道材料モニタリング装置を搭載した東急目黒線3020系の測定区間
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保線管理システム「RAMos+」イメージ
収集したデータは、日本線路技術が開発した保線管理システム「RAMos+」で処理・分析する。このシステムは複数の鉄道事業者が共通プラットフォーム上で利用できるため、アプリの開発費削減や業界全体での線路メンテナンス技術向上につながることが期待されている。