マイナビは11月13日、勤労感謝の日に考える「"感謝"の重要性」に関する調査の結果を発表した。全国20~50代の正規雇用者800名および非正規雇用者800名を対象にした調査は2025年9月25日~26日、2026年3月卒業予定の全国の大学生および大学院生1,105名を対象にした調査は2025年10月8日~10月12日、いずれもインターネットで行われた。
就職活動後の働く人への感謝の意識変化
2026年3月に卒業予定の学生に対して、就職活動後の働く人への感謝の意識変化を聞いたところ、94.5%(「とても感謝するようになった(46.3%)」+「よく感謝するようになった(48.2%)」)が感謝するようになったと回答し、就職活動を通して「働く人への感謝」の意識は変化していることが分かった。
感謝を伝えたい相手では、「家族(85.8%)」が最多で、「日常で関わる、働いている人(34.0%)」と続いた。
就職活動を通じて、感謝を覚えたことについて聞いた自由回答では、「社員の方々が忙しい中でも丁寧に対応してくれる姿に感謝した。」、「仕事をしながら育児家事をこなしていた母に感謝するようになった。」など、就職活動を通して社会で働くことの大変さなどを実感し、家族を含む働く人々に感謝の気持ちを抱くようになった様子がうかがえた。
就職活動の中でより「働くこと」へのイメージが鮮明になることで、これまで当たり前に享受していたサービスや環境の裏側には、誰かの努力や献身があることに改めて気づき、家族や働く人々への感謝の念が深まったようだ。
働くうえで「感謝する」「感謝される」機会の有無
20代~50代の正規・非正規社員に、働くうえで「感謝する」機会があるかを聞いたところ、全体では「時々ある(33.4%)」が最多で、「よくある(31.9%)」「ほぼ毎日ある(18.1%)」と続き、8割以上が働くうえで感謝する機会があることがわかった。
一方、「感謝される」機会の有無では、「時々ある(45.9%)」が約半数で最多となり、感謝される機会がある人は全体で76.8%(「ほぼ毎日ある(9.8%)」+「よくある(21.1%)」+「時々ある(45.9%)」)だった。
「感謝する」「感謝される」のいずれも雇用形態による大きな差はみられなかった。
また、「感謝する」機会がある人の中で、「感謝される」機会があると回答した割合は88.5%で、「感謝する」機会がない人(17.4%)と比べて高いことから、感謝している人ほど自身も感謝されている傾向がみられた。
感謝している・されている人の特徴
感謝している人としていない人、感謝されている人とされていない人に、職場の満足度と働くモチベーションの高さについてそれぞれ聞いた。
職場への満足度について、感謝している人は「満足している」割合が47.1%(「満足(11.8%)」+「やや満足(35.3%)」)で、感謝していない人の満足度と比較して25.2pt高かった。また、感謝されている人は「満足している」割合が48.8%(「満足(12.2%)」+「やや満足(36.6%)」)で、感謝されていない人と比べて、こちらも25.2pt高い結果となった。
働くモチベーションの高さについては、感謝している人(28.1%)は感謝していない人(13.2%)と比べて14.9pt高く、感謝されている人(29.5%)は感謝されていない人(12.9%)と比べて16.6pt高かった。
この結果から、「感謝している且つされている人」は、そうでない人と比べて職場への満足度や仕事のモチベーションに大きな影響を及ぼしていることがわかった。
感謝された時に仕事のモチベーションが上がるか
正規・非正規で働く人に、「誰に感謝された時に仕事のモチベーションが上がるか」を聞いたところ、全体では「上司(53.5%)」、「同僚(50.3%)」が上位となった。雇用形態別で見ると、正規社員では「上司(54.7%)」、非正規社員では「同僚(54.0%)」の割合が特に高く、若干の差が見られた。
また、仕事のモチベーションが上がった感謝の言葉についての自由回答を、文言・状況・対象の観点で整理した。
文言では「ありがとう」「助かった」「おかげ」など、いわゆる感謝のほかに、称賛や労いの意味のワードも多く見られた。
状況では、業務や顧客依頼が完了した場面の「タスク完了時」「コミット時」、他者の業務を手伝う場面の「フォロー時」「アドバイス時」、日常の些細なことにも感謝する場面の「何気ない時」「平時」の大きく3つのパターンで見られた。
対象では、「支援への感謝(他者の業務へのサポートに対する感謝)」や「頑張りへの感謝(日頃の頑張りや継続的な努力に対する感謝や労い)」など、他者のサポートや日々の努力に対して周囲が見てくれているという実感を持てたり、「仕事貢献への感謝(自身の仕事の成果・貢献に対する感謝や称賛)」や「存在への感謝(居てくれることそのものや個人の能力・特性に対する感謝)」など、仕事の成果や個人の特性に対して周囲から頼られているという実感を持てたりすることで、仕事のモチベーションが上がるという特徴がうかがえた。






