11月2日、ローソンがネーミングライツを取得した「ハピろー! の森 京都」で「ローソン ファミリーキャンプ2025 in ハピろー! の森 京都」が開催された。参加したのは京都市周辺のひとり親家庭。豊かな自然の中で親子の笑顔が溢れるデイキャンプになった。

  • 11月2日に行われた「ローソン ファミリーキャンプ2025 in ハピろー! の森 京都」

    11月2日に行われた「ローソン ファミリーキャンプ2025 in ハピろー! の森 京都」

ひとり親家庭にキャンプを楽しんでもらう場を

2024年にローソンが京都府南丹市の森林施設「京都府立府民の森ひよし」の命名権(ネーミングライツ)を取得し、誕生した「ハピろー! の森 京都」。ローソンの創業50周年を記念し、この森を活用すべく、11月2日に「ローソン ファミリーキャンプ2025 in ハピろー! の森 京都」(以下、ファミリーキャンプ2025)が開催された。

  • 2024年にネーミングライツで「ハピろー! の森 京都」になった「京都府立府民の森ひよし」

    2024年にネーミングライツで「ハピろー! の森 京都」になった「京都府立府民の森ひよし」

招待されたのは、京都府母子寡婦福祉連合会/京都市ひとり親家庭福祉連合会を通じて募集した、京都府周辺にお住まいのひとり親家庭の親子22組50名。普段キャンプなどに行くのが難しいひとり親家庭に親子で参加してもらい、交流を深めてもらう狙いだ。

集合場所である京都駅からバスに乗り、「ハピろー! の森 京都」に到着した親子を迎えるのは、日本全国から集まったローソンメンバーと、それをサポートするキャンプのプロたち。親子に思い出に残る一日を体験してもらうために奮闘する。

  • 「ハピろー! の森 京都」に到着したバスからワクワクした様子で下車する子どもたち

    「ハピろー! の森 京都」に到着したバスからワクワクした様子で下車する子どもたち

  • 全国から集まったローソンメンバーが手を振って親子を迎える

    全国から集まったローソンメンバーが手を振って親子を迎える

ファミリーキャンプ2025では、自分で設定した“キャンプネーム”で互いを呼び合うルール。進行役を務める“ライス”さんが、開会式で「ローソンで、ハピろー!」とかけ声をかけると、集合したみなさんも大きな声で「ハピろー!」と合わせ、ライスさんは「想定外です、みなさんこんなに返してくれるとは思っていませんでした。ありがとうございます!」と喜びの声を伝えた。

  • 進行役の“ライス”さんが「ローソンで、ハピろー!」と声をかけると……

    進行役の“ライス”さんが「ローソンで、ハピろー!」と声をかけると……

  • 親子とローソンメンバーも「ハピろー!」と合わせた

    親子とローソンメンバーも「ハピろー!」と合わせた

次に、キャンプのプロとしてローソンの活動をサポートするNPO法人 樹木・環境ネットワーク協会の“ごっち”さんが挨拶。なお、「ハピろー! の森 京都(京都府立府民の森ひよし)」では、開園以来クマの出没情報や、フンなどの痕跡が発見されたことはないとのこと。開催に当たっては万全のクマ対策を行われているが、心してキャンプを楽しむことができる情報だろう。

  • NPO法人 樹木・環境ネットワーク協会の“ごっち”さんが重要事項を説明

    NPO法人 樹木・環境ネットワーク協会の“ごっち”さんが重要事項を説明

続いてプログラムは「ローソンクイズ」へ。『ローソンの看板のマークは“ミルク缶”である。○か×か!?」「『からあげクン』はこれまでに100種類以上発売されている。○か×か!?」といった問題が出題され、子どもたちは保護者や兄弟と話しながら問題に答えていった。

  • 「え~、どっち?」「ぜったい○だって!」と元気な声が聞こえてきた「ローソンクイズ」

    「え~、どっち?」「ぜったい○だって!」と元気な声が聞こえてきた「ローソンクイズ」

クイズで緊張がほぐれてきたあとは、4チームにわかれて自己紹介。ローソン社員と親子がそれぞれ、自分のキャンプネームや自分が好きなことなどを紹介していった。

  • 大人と子どもが入り乱れるチームで自己紹介。ニックネームは話題にしやすい

    大人と子どもが入り乱れるチームで自己紹介。ニックネームは話題にしやすい

BBQのプロも参戦! 親子で楽しいBBQの時間、人気メニューは?

自己紹介でお互いの理解を深めた後は、お待ちかねのBBQタイムだ。進行役を務めるのは、はるばる北海道からBBQの魅力を伝えに来た、ジャパンBBQカレッジ代表の榊幸治さん。

  • ジャパンBBQカレッジの榊さんがはるばる北海道から参加

    ジャパンBBQカレッジの榊さんがはるばる北海道から参加

榊さんが「BBQと焼肉の違いがわかる人~!?」と問いかけると、子どもたちからは「お肉と野菜を串にして焼く」などさまざまな返答が。それぞれに対し榊さんは「大正解!」と返したのち「実は正解はないんです」と答えると、BBQ会場からは笑いの声があがる。

そして「BBQとはスペイン語なんですが、よくわからないまま日本に入ってきたんですね。ひとつだけ言えることは、BBQは焼く人がいて、食べる人がいるんです。だれかのために“おいしく焼いてあげよう”と思う人と、“おいしく食べよう”と思う人の二人がいないとBBQは成立しないんです」という榊さんの話に真剣に耳を傾けていた。

  • ちゃくちゃくと火起こしや食材の準備が進められるBBQ会場

    ちゃくちゃくと火起こしや食材の準備が進められるBBQ会場

BBQで作るメニューは3品。ローソン50周年を記念した“めで鯛”尾頭付きの「アクアパッツァ」と、BBQの定番である「串焼き」&「ソーセージ」、そして「リゾット」だ。子どもたちはキャンプでの調理に興味津々。火の強さや煙の多さに驚きの声をあげつつも、保護者のみなさんやローソンメンバーと協力して料理を作っていった。なお、人気の高かったメニューはソーセージとリゾットだった。

  • 慣れないBBQグリルの火加減に四苦八苦しながら「アクアパッツァ」づくり

    慣れないBBQグリルの火加減に四苦八苦しながら「アクアパッツァ」づくり

  • けむりの多さに驚きながら「串焼き」&「ソーセージ」を焼いていく

    けむりの多さに驚きながら「串焼き」&「ソーセージ」を焼いていく

  • 食事を楽しみつつリゾットを作る。トッピングとしてローソンのお菓子も用意された

    食事を楽しみつつリゾットを作る。トッピングとしてローソンのお菓子も用意された

このBBQ体験に、保護者は「BBQってなかなかできないので、親としてはもうありがたいイベントです」「家の中で食べるのとは全然違う空気で、すごく開放的で楽しいですね!」とコメント。

またお子さんからは「お肉とかソーセージを焼くところが楽しかった!」「お母さんが行きたいと言ってたから、お母さんの笑顔を見れたのが一番良かったです」とその喜びを語ってくれた。

  • 食事を終え、散策を楽しむ親子の姿も

    食事を終え、散策を楽しむ親子の姿も

親子で樹木を剪定して森を守ろう!

BBQでお腹を満たし、英気を養ったあとは、「森を守ろう」と題した森林保護活動の時間だ。管理されているとはいえ、森林は危険も多い。参加者は全員、管理棟の前に集合し、「ハピろー! の森 京都」を守っている森林インストラクターの会のみなさんから注意点を聞く。

  • 森林インストラクターの会のみなさんが森の中で注意すべきことを説明

    森林インストラクターの会のみなさんが森の中で注意すべきことを説明

当日の注意点は二つ。ひとつ目はスズメバチの警戒と対応、ふたつ目は鎌やハサミなどの道具の使い方だ。森林インストラクターの方はつい先ほど捕まえたスズメバチを見せると、親子からは驚きと好奇心が入り交じった声があがった。

  • ペットボトルに入ったスズメバチの姿に驚く参加者一同

    ペットボトルに入ったスズメバチの姿に驚く参加者一同

説明を終えると、一行はヘルメットを被り森に分け入っていく。ここで生い茂る樹木を剪定し、多様な動植物が共存できる環境づくりに取り組む。到着したのは山の斜面だが、子どもたちは思いのほか平気な様子で剪定に取りかかった。その様子を見て保護者たちも頑張りを見せ、ローソンメンバーがそれをサポートするという形で共同作業が進んでいった。

  • 森林インストラクターの警戒のもと、暖かい日差しが差し込む森林の中に入る

    森林インストラクターの警戒のもと、暖かい日差しが差し込む森林の中に入る

  • 注意点を聞きながら、親子で協力して指示された樹木を切っていく

    注意点を聞きながら、親子で協力して指示された樹木を切っていく

選定を進めつつも、子どもたちは樹木や昆虫の観察をしたり、木の実がついた木を採集してみたり、張り切って作業をする保護者の写真を取ったりとそれぞれの楽しみを満喫した。

  • がんばるお母さんの姿を後ろからスマホで撮影する子も

    がんばるお母さんの姿を後ろからスマホで撮影する子も

日頃の感謝を込めた木製コースターづくり

森を守る活動を終え、ファミリーキャンプ2025も終わりの時間が見えてくる。ここで親子が別行動。保護者たちはメインキャビン食堂で懇親会、子どもたちは木工研修館で木を使った遊び……というお題目で、保護者へのメッセージが入ったコースターを作る。

コースターのもとになる木材とサンドペーパーを手に、真剣な表情で加工を進める子どもたち。ピカピカに磨いたコースターに、思い思いのメッセージやイラストを描いていく。

  • ライスさんとごっちさんがコースターのつくりかたを説明

    ライスさんとごっちさんがコースターのつくりかたを説明

  • ローソンメンバーにアドバイスを受けながら、黙々とコースターづくりを進める

    ローソンメンバーにアドバイスを受けながら、黙々とコースターづくりを進める

  • かわいいイラストで感謝の気持ちをあらわした子も

    かわいいイラストで感謝の気持ちをあらわした子も

一方、メインキャビン食堂ではひとり親同士の交流でにぎわっていた。保護者たちは、ファミリーキャンプ2025の一日を振り返り、次のようにコメントしてくれた。

「普段は家にいることが多いのですが、子どもたちがすごく生き生きしていて、私も枝を切りまくるような体験ができました。デジタルデトックスにもなりました(笑)」

「家だとゲームばかりやったりYouTubeばかり見ていて怒ることが多いのですが、自然の中でもちゃんと遊べるんだなと感じました。山のこととか、どんぐりを集めたりとか、良い経験をさせてもらったと思います」

「都会に住んでいると、こういう場所に行く機会がなかなかありません。車がないとか、チャンスがなかなかないんです。自分では計画を立てにくいですが、行けるなら近い場所も利用してみたいと思います」

  • ひとり親同士の会話に花が咲いていたメインキャビン食堂

    ひとり親同士の会話に花が咲いていたメインキャビン食堂

今回のファミリーキャンプ2025は、貴重な体験機会となったようだ。多くの方が「機会があれば今後も参加したい」と話していた。

ローソンも元気をもらったファミリーキャンプ

こうして楽しい一日はあっという間にすぎ、閉会式の時間がやってきた。

一日を見守ってきたごっちさんは、「今日、みなさんに体験いただいたのは本当に『ハピろー! の森 京都』の一部でしたが、とても楽しかったんじゃないかなと思います。この森はいろんな楽しみの要素がたくさんあるので、ぜひこれからも足を運んでいただけたらと思います」とメッセージを送る。

そして子どもたちから保護者に向け、先ほど作ったコースターが手渡された。子どもたちがちょっと照れくさそうにコースターを渡すと、保護者のみなさんは満面の笑顔で贈り物を受け取っていた。あわせてローソンからエコバッグやポンチョ、Pontaやからあげクングッズ、クーポン券などの記念品も贈呈された。

  • 木製コースターを子どもたちから受け取る保護者のみなさん

    木製コースターを子どもたちから受け取る保護者のみなさん

  • 記念品として贈られたローソングッズも喜ばれた

    記念品として贈られたローソングッズも喜ばれた

最後にローソンの“たてっち”さんが閉会の挨拶を行い、ファミリーキャンプ2025は幕を閉じた。

「私たちローソンは、今から50年前に大阪の豊中市で1号店が誕生しました。関西で生まれたコンビニはローソンだけです。そういうこともあって、ハピろー! の森をネーミングライツさせていただいて、50周年記念のキャンプを開催しました。みなさんのおもてなしができたらと思って始めたんですけど、1日経ってみて、私たちの方が元気とハッピーをもらったなとすごく感じています。本当に今日はありがとうございました」(たてっちさん)

ローソンメンバーからの振り返り

ローソンメンバーの中でも、宮城県仙台市という遠方から参加した“すがーる”さん。現在は店舗開発の分野で活躍しており、自身もまた子育て中だという。今回は会社を通じて「お子さんの笑顔で逆にパワーをいただけないかな」と参加を希望したそうだ。

「今日一日、無邪気に喜ぶ子どもたちを見て元気をいただいただけでなく、微力ではございますが社会貢献ができ、すごく良い企画だったなと思います。“子育て”と言葉で言うのは簡単ですが、本当に大変です。それでも子どもたちの笑顔に勝るものはないと改めて感じました」(すがーるさん)

  • 宮城県仙台市からファミリーキャンプのために京都にきた“すがーる”さん

    宮城県仙台市からファミリーキャンプのために京都にきた“すがーる”さん

最後に、“たてっち“さんこと、ローソン 常務執行役員 コミュニケーション本部長 兼 広報部長の楯 美和子さんが、およそ1年ほど前からスタートしたこのファミリーキャンプ2025について語る。

「せっかくネーミングライツを獲得したので、近隣のみなさまのために貢献したいと思ったのが始まりです。近年はキャンプブームなどもありましたが、なかなか体験する機会がないご家庭もありますからキャンプを企画しました。けれども外部の親御さん、お子さんをお迎えして、我々だけでイベントができるのかどうか、すべてが手探りでしたね。ですのでお付き合いのあるあらゆるところにご相談させていただきました」(楯さん)

  • ローソン 常務執行役員 コミュニケーション本部長 兼 広報部長 楯 美和子さん

    ローソン 常務執行役員 コミュニケーション本部長 兼 広報部長 楯 美和子さん

楯さんは企画を立案した段階から1年で終わらせるつもりはなかったそうで、今後も継続的にイベントを行っていく予定だという。ファミリーキャンプは、社会貢献はもちろんのこと、社員の幸福度や働きがいにも繋がると考えているそうだ。


自然を通じて、親子に交流の場を提供したローソン。ファミリーキャンプ2025は、まさに同社のグループ理念である『私たちは“みんなと暮らすマチ”を幸せにします。』を表すものだったのかもしれない。