嵯峨野観光鉄道は22日、さらなる安全性とサービス向上を図るために導入する新たなトロッコ列車(牽引車1両・客車4両)の車両デザインなど決定したと発表した。新たなトロッコ列車は2027年春の導入を予定している。
同社は1991年の営業開始以降、30年以上にわたり国内外から多くの利用者に向けて沿線および保津川渓谷の雄大な自然を楽しめる列車を運行してきた。新たなトロッコ列車は、GKデザイン総研広島がデザインを監修。コンセプトを「『保津峡の渓谷美』×『ノスタルジックな旧山陰線の汽車旅』×『嵯峨野・嵐山の洗練された“ひなび”風情』、それらの魅力が複合しあう嵯峨野トロッコ(SAGANO ROMANTIC TRAIN)の世界観を創出」とした。
一般席(1~4号車)のインテリアは、景色が主役として映えるように、柱や窓枠を黒で仕上げ、保津峡の景色に対する没入感を高めるデザインに。4号車の一部に、縁台型の座席に座りながら景色を楽しめる特別室(呼称は検討中)も設置する。
シンボルマークもデザインされ、従来のエンブレムのデザインを継承しつつ、「紅葉」「桜」「清流」「土木遺産のトンネル」「笹の円環(竹林)」を織り交ぜ、沿線の魅力を表現した。
車両のおもな特徴として、車体衝突時の安全対策に加え、モニター装置採用による異常検知・故障時の乗務員支援など採用して安全・安定性の向上を図った。快適性・サービス向上にも取り組み、乗り心地を向上させるとともに座席間隔・通路幅を拡大し、ガラス張りの天井と側面によって車内の開放感を演出。4カ国語対応(日本語・英語・中国語・韓国語)車内表示器も設置するほか、環境にも配慮するという。
新たなトロッコ列車は2027年春から運行を開始する。これにともない現行車両は2026年の営業運転をもって引退を予定している。





