ビジネスパーソンが“今読むべき本”を厳選し、要約してそのエッセンスを伝える「flier(フライヤー)」。最新のトレンドを学んだり、読みたい本を見つけたりするためのツールとして、累計127万人のユーザーに活用されています。
この記事では、flierを利用する意識の高いビジネスパーソンの中でも特に、20代~30代のユーザーが今、リアルに読んでいる本とその傾向を紹介します。同世代のビジネスパーソンは今、どんな本を読んでいるのでしょうか? なぜその本が選ばれたのでしょうか? 気になった本があれば、ぜひチェックしてみてくださいね!
生産性が爆上がり! 生成AIプロンプト集
9月の1位は『生成AI最速仕事術』(たてばやし淳、かんき出版)でした。
「会議の議事録の要点をまとめて」「プレゼン資料を作って」と、ChatGPTにふわっとオーダーをしていませんか?
どんな問いかけにも、それなりに“いいかんじの”答えを返してくれる生成AI。でも、生成AIの性能を最大限に引き出して質の高い回答を得るには、それでは不十分。生成AIの特性を知って、彼らの能力を引き出すプロンプトを書く必要があります。
本書ではその「プロンプトの基本型」を提示した上で、業務上の目的(ビジネスメール、会議資料、パワーポイント、ファクトチェックなど)に応じたプロンプトを紹介。そのままコピペすれば使えるため、初心者にもうれしい仕様です。
生成AIを徹底活用すれば、作業スピードは格段に上がります。「1分でも早く仕事を終えたい」「今月こそ残業ゼロを実現」という人は、本書を活用してみてくださいね。
医師が教える「休み方の正解」
2位は、『休養ベスト100』(加藤浩晃、日経BP)。
「ただゴロゴロ寝ていても疲れはとれない」という言葉を、最近よく耳にするようになりました。とはいえ、何をしたらいいのかわからない……。本書はそんな人におすすめしたい、「休み方本」の決定版! 現役医師が、科学的根拠に基づく正しい休み方を100のトピックに分けて紹介します。以下にその一例を挙げてみましょう。
・就寝の90分前にぬるめのお湯(39~40度)に15分ほど浸かると、深い眠りにつくことができる。
・腸内環境を整えるとメンタルが安定する。食事には味噌汁や納豆などの発酵食、食物繊維が豊富な野菜・キノコ類・海藻類、ヨーグルトを取り入れるよい。
・階段は上りも下りも両方大事。上ることばかり注目されがちだが、下ることで筋力や筋肉量の増加が期待できる。
・ランニング、水泳、サイクリングはリラックスモードになり、メンタルを整える効果がある。
いかがでしたか? ぜひ本書を参考に、疲れ知らずの身体を作っていきましょう!
現代社会を映し出す「移動格差」のリアル
3位は『移動と階級』(伊藤将人、講談社)でした。
移動できる人と移動できない人のあいだには、移動の量・機会・経験をめぐる明白な隔たりが存在する――。本書では「移動の量・機会・経験」により生じたギャップを「移動格差」と呼び、さまざまな角度からその実態について明らかにしていきます。
全国2949人が回答した移動に関する調査結果では、年収が低い人ほど移動手段(自家用車・タクシー・新幹線・飛行機)を「一度も使ったことがない」と回答。海外旅行に関しては、娯楽目的で海外に出たことのない人は、高年収層と低年収層で約2倍の開きがあるという結果が出たそうです。
最近は「移動の多い人ほど成功する」といった言説も聞かれますが、本書はその背後に潜む「能力主義」の存在を指摘します。自由に動けることを個人の能力に帰す考え方は、果たして是なのでしょうか――。秋の夜長にじっくり読みたい社会派の一冊です。
話題の書から、ビジネスと人生のヒントを得よう
今月は、仕事の生産性を高めたいマイナビ世代の姿が見えたランキングとなりました。
本の要約サービスflierには、他にも、ビジネススキルを磨きたいときや自分とじっくり向き合いたいときに役立つ書籍が多くそろっています。9月のランキングでは、『悩まず、いい選択ができる人の頭の使い方』(小川仁志、アスコム)、『ハーバード、スタンフォード、オックスフォード… 科学的に証明された すごい習慣大百科』(堀田秀吾、SBクリエイティブ)、『本質をつかむ』(羽田康祐 k_bird、フォレスト出版)、『世界のマネジャーは、成果を出すために何をしているのか?』(井上大輔、クロスメディア・パブリッシング)などがベスト10にランクインしました。
来月はどのような本が注目を集めるのか、楽しみにしていただければ幸いです。


