俳優の風間俊介と齋藤潤W主演する日本テレビ系ドラマ『217円の絵』(30日24:24~)がこのほど、クランクアップを迎えた。

  • (左から)風間俊介、齋藤潤

    (左から)風間俊介、齋藤潤

このドラマの脚本は、同局が18年ぶりに復活させたシナリオライターコンテストで1,040篇の応募作の中から最終選考で満場一致で選ばれた、神谷克麻さんの大賞受賞作。

屁理屈ばかり唱える中年男性・御所明(風間)と、高校生・春文涼(齋藤)はコンビニバイトにいそしんでいた。自称画家の御所と、密かに美大を目指す春文。絵を通して、2人の思いが交錯するなか、誰にも評価されなかった御所の絵を認めたのは、御所と過ごすなかで、純粋に物事を評価できるようになった春文だった。価値観が全く違っていたはずの2人の間に絆のかけらが生まれる一方で、物語は予期せぬ展開へと向かっていく。

コメントは、以下の通り。

■風間俊介

今、『217円の絵』 のクランクアップを迎えました。この作品は、すごくエネルギーが詰まっていて、物語を作ることへの情熱が閉じ込められています。
僕もその熱が失われないように、画家という、ある種、何かを生み出すという役柄を通して、作品を生み出すときに誰かに届いたらいいなという気持ちをリンクさせて演じさせてもらいました。
多くの物語を愛する人、テレビドラマを愛している方、そして、何かを生み出す苦労だったり、誰かに認めてもらいたいと思ったことがある人、そんな人達にみてもらいたい作品となっておりますので、『217円の絵』 ぜひ見てください。

■齋藤潤

『217円の絵』 クランクアップいたしました。ありがとうございました。
台本をいただいたときから、春文涼を演じられることをすごく楽しみにしていました。
本読みでも、野尻監督と風間さんに教えていただきながら、一緒に作る感覚を味わえてとても楽しかったです。
今まで、作品をつくる中で「分からない」と感じることはたくさんあるのですが、この撮影期間中、監督のOKを頂いて、「分からない」というものが、正解になることを感じる瞬間があったので、答えのないものを考え続けることは大事だと思いましたし、神谷さんの脚本に携われてとても幸せでした。
これからも考え続けることを大事にしていきたいなと思いました。

■野尻克己監督

今まで読んだことのないシナリオだった。
作家独特の世界と怒りが表現されていた。
なのに、どこかおかしみと優しさに包まれていた。
人がどう生きるかという“価値”がそこに表現されていた。
その初めての目撃者になりたいと思った。
今まで見たことのない風間俊介と齋藤潤が撮りたいと思った。

■企画・プロデュース 佐藤貴博氏

18年ぶりに復活した「日テレシナリオライターコンテスト」の審査委員長を務めており、第1回最終審査で神谷さんの脚本が満場一致で大賞に選出されたことも目の当たりにしています。
その時から素晴らしい脚本ではあるけれど、テレビドラマ化することは難しいと感じていました。とても軽やかでユーモアあふれる会話と、重厚なテーマのバランスが秀逸なのですが、これを映像化するには役者も監督もスタッフも相当な手だれが揃わないと、脚本の魅力を伝えられないだろうと思っていたからです。
しかし、神谷さんのこの脚本を映像化することへの意思は固く、その熱い思いに野尻監督が応えてくれたことで、ドラマ化が決定できました。
野尻監督のもと、映画スタッフが中心となり神谷脚本を解像度高く映像化してくれています。
そして何より風間俊介さんが今回のプロジェクトの趣旨に賛同し、神谷脚本の神髄を描くために脚本の意図を全力で読み取り、「御所明」を現場で観ている全員を引き込むほどに演じ切り体現してくれました。
そして物語同様に齋藤潤さんの才能を引き出し、みずみずしい春文とのやりとりを生み出してくれたことで本作が素晴らしいドラマとして完成することができたと思います。見る人の心に突き刺さる衝撃と感動のドラマになりましたのでお楽しみに!!

【編集部MEMO】
風間俊介は、今作の脚本について、「声に出したいセリフがそこにありました。表現したい物語がそこにありました。観てみたい景色がそこにありました。読み物として素晴らしいのはもちろん、僕だけではなく、作品に関わる人々が「これをドラマにしたい」と思わせてくれるエネルギーが脚本から溢れていました。この脚本をどんなドラマにするか。それが俳優を含めた、現場の仕事です。素敵な物語、キャラクター、シーンを更に彩り豊かなドラマにするべく、全身全霊で取り組んでいきたいと思っております。素敵な脚本をありがとうございます」とコメントしている。

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